ドイツ語圏の出版文化 ――検閲と「表現の不自由」――

ドイツ語圏の出版文化 ――検閲と「表現の不自由」――

◎対面講座

クラスコード:33B17

講座名 ドイツ語圏の出版文化
――検閲と「表現の不自由」――

曜日・時間 水曜日 13:35~15:05
受講料 11,000円
定員 30名(先着順/ただし、申込期限までに受講申込者が9名に達しない場合は、開講できません)
単位 1単位
テキスト プリントを配布します
備考 ◎対面型で行います
お申込みと受講前に、必ず「受講にあたって」をご確認ください。

講師

上村 敏郎
獨協大学教授 専門/西洋史(ハプスブルク近世史)
 ウィーン大学歴史学研究科 博士課程修了。筑波大学人文社会科学研究科特任研究員を経て現職。著書に『ハプスブルク史研究入門』[第9章分担執筆](昭和堂)、訳書にヘルムート・ラインアルター著『フリーメイソンの歴史と思想』(三和書籍)など

伊豆田 俊輔
獨協大学准教授 専門/西洋史(東ドイツ史)
 東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。日本学術振興会特別研究員(PD)を経て現職。共著に『ドイツ国民の境界―近現代史の時空から』(山川出版社、近刊)、訳書にウルリヒ・メーラート『東ドイツ史1945-1990』(白水社、2019年)、ロバート・ダーントン『検閲官たち(仮)』(上村敏郎/八谷舞との共訳、みすず書房、近刊)

概要

 今の日本に生きる私たちにとっても、「表現の不自由」という問題はけっして無縁の話ではありません。政治的な圧力や忖度、自己規制、「ポリティカル・コレクトネス」などの存在は、言論の自由・出版の自由の要求としばしば激突しています。それでは、表現の自由は、歴史的に見て、これまでどのように抑圧されてきたのでしょうか。
 この講座では、ドイツ語圏における二つの政治体制を比較しながら、書籍と検閲の歴史を学んでいきます。1・2回目は、主として18世紀のハプスブルク君主国での出版と検閲について、3・4回目は20世紀の東ドイツにおける検閲制度、最終回は今に通じる「検閲」「表現の自由を妨げるもの」は何かを議論します。

日程

  1. 10/11
  2. 10/25
  3. 11/8
  4. 11/15
  5. 11/22

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申込期限:9/15(金)