ごあいさつ/沿革

ごあいさつ/沿革

ようこそ獨協大学オープンカレッジへ

生涯にわたって人間形成を

獨協大学学長 前沢 浩子
獨協大学長 前沢 浩子
 シェイクスピアは人生を「七幕からなる芝居」だと言っています。第一幕は泣いてばかりの赤ちゃん、次は学校嫌いの小学生、やがて恋する若者となり、向こう見ずな戦士となる。恰幅の良い判事として中年時代を過ごしたのち、体は老いていき、すべて忘却の中に消えていくのが最終幕です。人生はこのように変化の連続です。ライフステージ、仕事、人間関係においては、避けられない変化もありますが、人は自ら進んで変わろうとする時もあります。そうした能動的な変化こそが「学び」ではないでしょうか。
 新しい技能を身につけよう、外国語を習得しよう、歴史について理解を深めよう、新たな趣味を楽しもう、これらはすべて人生に小さな変化を起こす「学び」です。学校で無理やり机に向かわされるのとは違って、自ら求める「学び」は人生のどの段階になっても可能です。そうした多様な「学び」が織り込まれたとき、人生の七幕は、より変化に富んだ豊かな物語になります。
 獨協大学のオープンカレッジでは、広く市民のみなさんに向け、数多くの講座を開講しています。情報処理、簿記検定、宅建士講座のような新たなキャリア形成に向けたリスキリング教育講座、芸術や哲学について理解を深める講座、法律や経済の知識を広める講座、そして「語学の獨協」ならではの各種外国語講座を用意しています。こうした講座を通して、皆様が「学び」の楽しさを経験され、それぞれの人生に新たな変化を生み出してくださることを願っています。

オープンカレッジの開講にあたって

草加市長
草加市長 山川 百合子
 2024年もオープンカレッジが開講されますこと、大変嬉しく思います。獨協大学と本市の共催による本オープンカレッジがスタートする背景には、市民の熱い想いとビジョンがありました。獨協大学が立地する本市が、欧米の都市のように、大学とまちの間に垣根がなく、知と人が行き交い交流する学園都市となるというビジョンです。そのビジョンに向けた具体の提案の一つがオープンカレッジでした。
 幅広い講座を通じて、市民が大学の知に触れ、専門的な学びの場を得て、知識や興味を広げ深めることができることは素晴らしいことです。そして様々な学びを通じて、市民が大学のもつ専門性や若いエネルギー、未来を深く思考する探究心などに出会い、市民と大学の間に新たな関係性が築かれて、共にこのまちの担い手としての力を発揮していただくことにつながっていくことが大いに期待されます。
 オープンカレッジが、関係する皆様にとりまして本市の目指す「だれもが幸せなまち」の礎となることを心より祈念いたします。

獨協大学オープンカレッジの沿革

74年公開講座ポスター

公開講座(1974年)

92年市民文化講座ポスター

市民文化講座(1992年)

2020春ポスター

オープンカレッジ(2020年度)

2020特別講座

オープンカレッジ特別講座(2019年度)

 獨協大学開学から6年後の1970年に、本学の研究と教育を広く市民に紹介し、地域社会へ奉仕することを目的として、「獨協大学公開講座」がスタートしました。

教養とコンピューターの2つの講座で始まった「公開講座」は、埼玉県内の大学公開講座としては最も古いもののひとつで、埼玉県・草加市・越谷市などの自治体と連携しながら地域の生涯学習普及の一助として開講してきました。

 90年代に入ると、開かれた大学をより一層推進すべく、従来の「公開講座」に加え、91年に講演会形式の「市民文化講座」を、92年には講義形式の「市民教室」をスタートさせました。

この「市民教室」初年度の講座数は23講座、受講生610名でした。

 93年にはこれら3つを「オープンカレッジ」という名称に統一。「市民教室」は「一般講座」、「市民文化講座」は「特別講座」に名称を変更し、今日に至ってます。

現在、特別講座は年2回、一般講座の講義講座は5分野、外国語講座は9言語の100講座以上、幅広い年代の方々、1,600名以上が学んでいます。

※ 上写真は募集告知ポスター