フィヒテの政治哲学 ――『ドイツ国民に告ぐ』のテクストとコンテクスト――
◎対面講座
クラスコード:33B01
講座名 | フィヒテの政治哲学 ――「ドイツ国民に告ぐ」のテクストとコンテクスト―― |
曜日・時間 | 水曜日 13:35~15:05 |
受講料 | 15,400円 |
定員 | 30名(先着順/ただし、申込期限までに受講申込者が9名に達しない場合は、開講できません) |
単位 | 2単位 |
テキスト | プリントを配布します |
備考 | ◎対面型で行います お申込みと受講前に、必ず「受講にあたって」をご確認ください。 |
講師
杉田 孝夫
獨協大学講師 専門/西洋政治思想史
東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学、お茶の水女子大学名誉教授。論文「二つのカント平和論」『思想』第1160号(岩波書店、2020年)、「平和の政治学としての『閉鎖商業国家論』」『獨協法学』第102号(2017年)ほか
概要
フィヒテの『ドイツ国民に告ぐ』は、1917年に文部省から「時局に関する教育資料特別輯第三」として翻訳刊行されて以来、戦前は愛国心宣揚の書として、戦後は敗戦からの復興と文化国家としての再生のための書として読まれ、これまでに17種類もの翻訳があります。カント『永遠平和のために』の翻訳が1918年以来13種類であるのと比べても、異例の多さであることがわかります。
欧米では第二次世界大戦後、ナチズムにつながる思想として批判的に扱われてきましたが、19世紀には、国民国家の教育思想のバイブル的な書として広く各国で紹介され、世界の教育思想に影響を与えました。
今期は、この古典をじっくり読み解きます。
日程
- 10/4
- 10/11
- 10/25
- 11/1
- 11/8
- 11/15
- 11/29
申込期限:9/11(月)