マルコ・ラインデル

マルコ・ラインデル

マルコ・ラインデル Marco Raindl

マルコ・ラインデル先生

最終学歴(学位)

ベルリン自由大学修士

専門分野・研究内容

ドイツ語教育研究、教育工学(e-learning)、classroom research

お薦めの本

Lightbown, P. M. & Spada, N. (2013). How languages are learned, fourth edition. Oxford: Oxford University Press.

外国語学習の魅力

言語を学ぶことで、他の文化の考え方や価値観などを「中から」把握できるようになります。そして、世界を違う角度から捉えた情報も入手することができ、自分の社会についての考察も深まります。また、これらの新しい経験によって、自身の新たな可能性を発見することにもつながると思います。

主な著書・論文

Raindl, M.: Fostering learner autonomy in an eTandem-based learning scenario. Dokkyo Journal of Language Learning and Teaching, 5 (2017), pp. 17-39.
Waragai, I.; Ohta, Tatsuya & Raindl, M. Social Networking Services als Lernraum. In: Harsch, C.; Krings, H.P. & Kuhn, B. (eds.), Inhalt und Vielfalt - Neue Herausforderungen fur das Sprachenlernen und -lehren an Hochschulen. Ertrage des 5. Bremer Symposions. [=Fremdsprache in Lehre und Forschung, 50 (2017)], 136-176.
Raindl, M.:「交換カリキュラム -ドイツ語授業でのヴィデオ・タンデム授業 -」、吉島茂、S. Ryan(編)、『外国語教育Ⅶ -グローカル時代の外国語教育- Foreign Language Education in the Era of Glocalization』、東京(三修社)2015, 169-178.
Raindl, M.: ?Jishutekini ist gut" - Wann benutzen japanische Lernende in der Gruppenarbeit die Muttersprache und wie kann man das fordern?; in: Makiko Hoshii, Marco Raindl, Michael Schart (ed.): Lernprozesse verstehen ― empirische Forschungen zum Deutschunterricht an japanischen Universitaten, Munchen: iudicium 2014, 157-186.
Raindl, M; Waragai, I.; Ohta, T.: Brucken in den Alltag ? Wie konnen digitale Lernumgebungen das Lernen beim Aufenthalt im Land der Zielsprache unterstutzen?, Neue Beitrage fur Germanistik 147, 12/1 (2013), 92-111.

研究員メッセージ

現在私が関心を持っているテーマは、言語学習者が授業外に自分で外国語の学習をする際、デジタルメディアをどのように利用しているのかという問題である。学習者たちはどのようなリソースを使っているのか。学習の際の目標はどんなもので、彼らはその目標をどれくらい意識しているのか。デジタル学習において学習者たちはどんなストラテジーを使い、その成功度合いをどのように認識しているのか。これらの問題を探求するために私は、そもそも日本人の大学生が授業外においてデジタルメディアを使ってどのように学習しているのかの実態を可能な限り広範に把握するとともに、特に興味深い学習を行っている学習者を対象に、その学習の様子を深く調べていきたいと考えている。上記のような研究プロジェクトを通じて、デジタル技術を用いた学習環境のあり方を提示するとともに、授業外で外国語を学ぶ日本の大学生学習者たちの支援方法について実践的提言を行う。また、授業外の学習をより多様かつ効果的に楽しく行うことができるよう学習者を促すには、どのようなかたちでデジタルメディアを使った学習が授業内において紹介・導入されるべきか、という問題にも取り組んでいきたい。