2009年度春 オープンカレッジ特別講座(2010年3月6日実施)

2009年度春 オープンカレッジ特別講座(2010年3月6日実施)

「情」の日本文化と 「意」の中国文化 中国人日本研究者の見た日本

日本文化に精通した講師が日本と中国の文化を比較しながら今後の「日本文明」の可能性を探ります。

講義概要:
近代以後日本はわずか百年の間に、西洋諸国が三、四百年をかけた道のりを走破し、すばやく現代文明社会を築き上げた。一方、グローバリゼーションの時代に突入した後、「失われた十年」といわれたように、日本はかえって長期低迷を続けている。 坂の上の雲」が消え、大競争の現代世界に置かれた日本。果たしてそのまま衰退していくのか。あるいは、新しい「日本モデル」や「成長神話」を創ることができるのか。まさに、日本の真価が問われている。 この講義では、「情の文化」と「意の文化」を切り口に、日中比較の視点に立って、風土、歴史、社会、国民性などの側面から、日本文化や日本人の特性を考察し、今後の「日本文明」の可能性と課題を探りたい。

「情」の日本文化と 「意」の中国文化
日時 2010年03月06日 (土) 13時~15時
場所 獨協大学天野貞祐記念館大講堂
講師 崔 世广(さい せいこう)
中国社会科学院日本研究所教授・獨協大学国際教養学部交換教員

プロフィール
1956年中国・河北省生まれ。中国南開大学大学院博士課程修了、歴史学博士。中国社会科学院日本研究所講師、準教授を経て、現在は同研究所教授。日本では、東京大学、慶応大学、上智大学、松下政経塾などの客員研究員を歴任し、2009年4月から、獨協大学国際教養学部交換教員に就任した。専攻は、日本思想史、日本文化論。主な著書に『近代啓蒙思想と近代化』、『近代化過程における日本文化の変容』等がある。
交通 東京メトロ日比谷線・半蔵門線直通 東武伊勢崎線「松原団地」駅西口徒歩5分
*車でのご来校はご遠慮ください
受講 無料 定員500人(当日先着順 事前申込不要)
開場 12時
共催 草加市
後援 中国大使館