全学共通カリキュラムについて

全学共通カリキュラムについて

学問の垣根を越えて学ぶ"現在進行形"の教養

学部・学科を越えた、新しい学びのかたち

21世紀の大学生が身につけるべき教養とは
「全学共通カリキュラム(全カリ)」は、学部・学科の枠を越え、全学生が自分の好きな科目を選択して履修するプログラムです。

かつて多くの大学で、1・2年生が「教養」課程、3・4年生が「専門」課程と切り離されていた時代がありました。しかし、獨協大学が使命として掲げる「21世紀の社会に貢献する国際人の育成」のために必要な「教養」は、決して「専門」教育の下位に位置するものではありません。全カリにおける教養教育は、専門教育と並ぶもう一方の柱であり、自立した市民として必要な広い知識や教養を身につけ、社会の様々な問題に対する自立的な判断を可能にするもの。それが獨協大学の目指す教養であり、全カリなのです。

全カリは主に1・2年生が多く受講しますが、問題意識の幅を広げるという点からも、4年間の大学生活を通して親しんでほしいプログラムです。たとえば環境問題なら、自然科学だけではなく、国際政治学、社会学からのアプローチも欠かすことができません。また、他学部・他学科の学生と一緒に学ぶことにより、自分の専門分野とは異なる視点に気づかされることもあるでしょう。多面的なものの見方を身につけて ほしいですね。

獨協だけのオリジナルメニュー

"語学の獨協"の語学って?
本学が開講する約7000の科目のうち、全カリは実に1400科目以上を占めていて、ひとつの学部に相当するほどの科目数を誇っています。

たとえば「獨協学」(全学総合講座)という授業は、獨協大学の歴史を通し、明治から脈々と続く学問のありようを学ぶもの。学生の注目度も高く、非常に人気の高い科目です。また、能楽師・櫻間金記(シテ方金春流・瀬尾菊次)先生の「能楽論」(全学共通実践科目)も実にユニークです。これから先、皆さんも外国人に日本文化を伝える機会があるでしょうが、いつも和服を着て授業に臨まれる櫻間(瀬尾)先生の授業を通して、実感をもって説明することができるようになるでしょう。

"語学の獨協"という定評をいただいている通り、外国語教育に力を入れていることも全カリの大きな特徴です。全部で15種類の外国言語を学ぶことができます。 中でも英語を外国語基礎教育の中心として捉え、「英語で仕事ができる人材の育成」を目標としています。全学部生が在学中に最低でも3回、無料でTOEICRを受験するなど、大学全体で英語教育に力を入れています。

行動力ある、タフな国際人になるために

"攻めの姿勢"の勉強法が大学生の第一歩
 幅広くそろえられた科目を活用してもらうために、私たちは学習カウンセリングを重んじています。先生方はもちろんのこと、教務課のスタッフも学生の相談に親身に耳を傾けながら、大学での学び方や卒業までのスケジュールを示していきます。先生方と学生、そして教務課が三位一体となり、入学から卒業まで"攻めの姿勢"で学び続けるのが、獨協大学の勉強法です。「~ができるようになる」という具体的な目標を、皆さんそれぞれに設定し、達成してもらいます。

このように、高校までのような受け身ではなく、アクティブに学ぶ姿勢を身につけることによって、"行動力のある、タフな教養人"――国際人になってほしいと願っています。