2019年 第31回獨協インターナショナル・フォーラム_成果

2019年 第31回獨協インターナショナル・フォーラム_成果

テーマ:社会ネットワーク分析の新潮流――

11月16日、17日の2日間、天野貞祐記念館A-306教室にて第31回獨協インターナショナル・フォーラム「社会ネットワーク分析の新潮流」が開催され、約120名が来場しました。

今回のフォーラムでは、社会ネットワーク分析の最前線で活躍する研究者を海外から招き、その現在における展開を確認しました。そして、国内の隣接分野の研究者がこの手法に対する多様な評価を行い、社会ネットワーク分析の今後の方向性と日本社会への応用の可能性を考察しました。各報告・パネルディスカッションともに、来場者および他の報告者からの質問をもとに、活発な議論がなされました。

東北地方及び関西地方からもご来場いただき、「多分野の方からのプレゼンがとても面白かった」「非常に明快で面白い報告ばかりでしたので勉強になった」などの感想が聞かれました。

第31回獨協インターナショナル・フォーラム

上の画像をクリックするとプログラムをご覧いただけます。

The 31th Dokkyo International Forum 2019 発表要旨

要旨

より詳細な発表内容は、獨協大学学術リポジトリ『獨協経済 第106号』にて英文で公開しています。
獨協大学学術リポジトリ『獨協経済 第106号』

2019年11月16日(土)

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(基調講演の様子)

基調講演

「社会ネットワークのメカニズム
1.ミクロレベルでのエビデンスの評価
2.マクロレベルの成果への考察」
クリスティアン・ステークリヒ
(フローニンゲン大学准教授、
リンショーピング大学上級講師)

各分野への応用(報告)

「社会ネットワーク分析のHIV / S TI研究への応用」 藤本 加代(テキサス大学特別教授)
「企業内の開発者ネットワークの構成と外部技術の受け入れ能力について」 キム(ローズ)・ジヨン(ケンタッキー大学准教授)
「指数ランダムグラフモデルを用いたマルチレベルネットワーク解析」 ペン・ワン(スウィンバーン工科大学上級研究員)
「日本の大学のゼミにおける複数のネットワークのダイナミクス:勉強、アドバイス、遊び」 藤山 英樹(獨協大学教授)

隣接分野からみた社会ネットワーク分析(報告)

「社会関係資本と社会ネットワーク」 佐藤 嘉倫(東北大学教授)
「社会的ネットワーク分析における心理学的基盤」 五十嵐 祐(名古屋大学准教授)
「社会ネットワーク分析を用いたWebサービス開発の現状と課題」 前嶋 直樹(Sansan株式会社研究員)

2019年11月17日(日)

(パネルディスカッションの様子)

パネルディスカッション

【「社会ネットワーク分析の可能性と日本社会への応用」】

司会 藤山 英樹(獨協大学教授)
パネリスト クリスティアン・ステークリヒ(フローニンゲン大学准教授、リンショーピング大学上級講師)
藤本 加代(テキサス大学特別教授)
キム(ローズ)・ジヨン(ケンタッキー大学准教授)
ペン・ワン(スウィンバーン工科大学上級研究員)
佐藤 嘉倫(東北大学教授)
五十嵐 祐(名古屋大学准教授)
前嶋 直樹(Sansan株式会社研究員)