2019年 第31回獨協インターナショナル・フォーラム

2019年 第31回獨協インターナショナル・フォーラム

社会ネットワーク分析の新潮流

日程

2019年11月16日(土)10:00~16:10
2019年11月17日(日)10:00~11:45

会場 獨協大学 天野貞祐記念館 306教室
主催 獨協大学国際交流センター
共催 獨協大学経済学部
後援 草加市、数理社会学会
協賛 一般社団法人獨協大学同窓会
使用言語 英語(通訳なし)
概要

 現代社会において、人々は様々なつながりをもっている。例えば、友人のつながり、職場でのつながり、地域でのつながり、親戚のつながり、趣味のつながり、などである。また、一つの組織の中においても、気楽におしゃべりをする相手、何か仕事上のアドバイスを求める相手、なにかの時に信頼できる相手などがある。これらは、個々人において異なってくるであろう。そして、それぞれにつながっている個人を、全体として眺めるならば、それは大きな社会ネットワークを形作っているのである。これまでは、こうしたつながりを直接に分析することは難しかった。つまり、そうした社会ネットワークがどのように形成され、その構造が個々の人々にどのように影響するかを、推定や検定を含んだ実証分析に落とし込むことが難しかったのである。しかし、現在においては、統計的な分析手法が大きく発展し、それらを詳細に解き明かすことが可能となってきている。この影響は、社会学、経済学、ビジネス、社会心理学といった様々な分野に広く及んでいる。
本フォーラムでは、国際的に活躍する研究者を、海外および国内から広く招き、こうした社会ネットワーク分析の現状を概観する。さらには、日本の現代的課題に対する応用可能性を明らかにする。

日程および参加者

11月16日(土)

10:00-10:10 開会挨拶/犬井 正(獨協大学学長)
10:10-10:15 趣旨説明 藤山 英樹(獨協大学)
基調講演
10:15-11:15 「社会ネットワークのメカニズム: 1.ミクロレベルでのエビデンスの評価、 2.マクロレベルの成果への考察」
/クリスティアン・ステークリヒ(フローニンゲン大学准教授、リンショーピング大学上級講師)
各分野への応用(報告)
11:20-11:55 「社会ネットワーク分析のHIV / STI研究への応用」
/藤本 加代(テキサス大学特別教授)
12:00-12:35 「企業内の開発者ネットワークの構成と外部技術の受け入れ能力について」
/キム(ローズ)・ジヨン(ケンタッキー大学准教授)
12:35-13:35 休憩
13:35-14:10 「指数ランダムグラフモデルを用いたマルチレベルネットワーク解析」
/ペン・ワン(スウィンバーン工科大学上級研究員)
14:15-14:50 「日本の大学のゼミにおける複数のネットワークのダイナミクス:勉強、アドバイス、遊び」
/藤山 英樹(獨協大学教授)
隣接分野からみた社会ネットワーク分析(報告)
15:00-15:20 「社会関係資本と社会ネットワーク」 
/佐藤 嘉倫(東北大学教授)
15:25-15:45 「社会的ネットワーク分析における心理学的基盤」
/五十嵐 祐(名古屋大学准教授)
15:50-16:10 「社会ネットワーク分析を用いたWebサービス開発の現状と課題」
/前嶋 直樹(Sansan株式会社研究員)

■日程および参加者

11月17日(日)

各分野への応用(報告)
10:00-11:30 「社会ネットワーク分析の可能性と日本社会への応用」
司会:藤山 英樹(獨協大学教授)
パネリスト:クリスティアン・ステークリヒ(フローニンゲン大学准教授、リンショーピング大学上級講師)/藤本 加代(テキサス大学特別教授)/キム(ローズ)・ジヨン(ケンタッキー大学准教授)/ペン・ワン(スウィンバーン工科大学上級研究員)/佐藤 嘉倫(東北大学教授)/五十嵐 祐(名古屋大学准教授)/前嶋 直樹(Sansan株式会社研究員)
11:30-11:45 閉会式 山本 淳(獨協大学国際交流センター所長)
パンフレット

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