1997年 第10回獨協インターナショナル・フォーラム

1997年 第10回獨協インターナショナル・フォーラム

「21世紀に向けて中華世界を学びなおす」~日中両国の 緊急経済課題を検討する~

日時 1997年12月13日(土)~ 14日(日)2日間
主催 国際交流センター
主旨  比較的近時点における日中両国の緊急な関心事から選び出された内容を課題として取り上げ、まず基調講演でそれぞれの国が抱える今日的な経済課題と政策の展望をする。続いて討論にて21世紀に向けて日中両国が目指す産業社会のあり方について、資本、労働、技術などの要素が果たす役割を評価し、検討する。さらにその現実的な展開の場で今日の両国の要な課題の一つである企業改革の現状と課題について分析する。経済活動の基本単位の一つ最重である企業のあり方は日中両国にとって極めて重要な意味を持つ。これらの検討を経て、最後に指呼の距離に迫った21世紀に向けて、両国の産業社会が選ぶべき方向について包括的な議論をパネル・ディスカッションの形で展開する。ここでは単に日本人および中国大陸に議論の視野を限定することなく、中国返還後の香港、台湾そしてアジアに広がる華人社会にも目を向け、アジアの産業構造の未来ビジョンも論じる。
共同企画 中華人民共和国 復旦大学日本研究中心
コーディネーター 桑原 靖夫(獨協大学国際交流センター所長・経済学部教授)
参加者 【報告者】
伊東 光晴(京都大学名誉教授)
鄭 励志(復旦大学日本研究中心所長)
杜 進 (東洋大学国際地域学部教授)
陸 徳明(復旦大学中国経済研究中心教授)
石原 享一(神戸大学国際文化学部教授)
陳 志龍(復旦大学世界研究系教授)
陳 建安(復旦大学日本研究中心副所長)
張 紀潯(城西大学経済学部助教授)
小針 俊郎(日中科学技術センター人材交流部部長代理)
銭 小英(中国国務院発展研究中心副研究員)
徐 桂華(復旦大学経済系教授)
伊藤 正一(大阪府立大学経済学部教授)
張 暉明(復旦大学経済系教授)
凌 星光(福井県立大学経済学部教授)
木崎 翠(横浜国立大学経済学部助教授)
杉岡 碩夫(兵庫大学経済情報学部教授)
伊藤 為一郎(獨協大学経済学部教授)

【討論者】
森 健(獨協大学経済学部教授)
勝原 健(東亜大学法学部教授)
孟 建軍(拓殖大学海外事情研究所アジア情報センター助教授)
渡辺 博顕(日本労働研究機構副主任研究員)
駒形 哲哉(獨協大学経済学部専任講師)

【パネリスト】
鄭 海東(福井県立大学経済・経営学研究科助教授)
渡辺 利夫(東京工業大学社会理工学研究科教授)
鮫島 敬治(日本経済研究センター研究顧問)
内容掲載 獨協国際交流年報 第11号(1998・9月発行)