1990年 第4回獨協インターナショナル・フォーラム

1990年 第4回獨協インターナショナル・フォーラム

「今日のコミュニケーションの諸問題」

日時 1990年12月17日(月)~ 18日(火)2日間
主催 国際交流センター
主旨  高度に情報化された現代社会において、人的交流がますます密接かつ複雑となり国際化される中で、言語によるコミュニケーションの円滑な運用は必ずしも十全になされているとは言えず、様々な問題をはらんでいる。この事は誰しも日常経験するところである。かかる状況に鑑み、今回はドイツ語圏の言語学者、文学者、記号学者並びに国内の芸術・文学・言語の専門家を招いて、それぞれの立場からコミュニケーションの問題点を指摘し、且つその解決への提言を求めながら、この問題について徹底討論していきたいと考える。 今フォーラムでの報告内容は以下の通り。

  • 報告Ⅰ 「コミュニケーションの記号論的基盤」
  • 報告Ⅱ 「テクスト記号論と翻訳」
  • 報告Ⅲ 「自然言語の情報構造と異言語間コミュニケーション」
  • 報告Ⅳ 「アメリカにおけるヘルマン・ヘッセ受容」
  • 報告Ⅴ 「漢字文化圏;中国・日本・韓国・ベトナムにおける近代西洋語の翻訳」
  • 報告Ⅵ 「能の所作単元の意図するもの」
共同企画 獨協大学外国語学部ドイツ語学科
コーディネーター 川島 淳夫(獨協大学ドイツ語学科教授)
下川 浩(獨協大学ドイツ語学科教授)
参加者 【報告者】
神尾 昭雄(獨協大学教授)
柳 父章(桃山学院大学教授)
瀬尾 菊次 師(社団法人能楽協会会員)
Prof. Dr. Jurgen Trabant(ベルリン自由大学・東ドイツ)
Prof. Dr. Wolfgang U. Dressler(ウィーン大学・オーストリア)
Prof. Dr. Bernhard Gajek(レーゲンスブルク大学・西ドイツ)

【討論者】
菊地 武弘(立教大学教授)
脇阪 豊(天理大学教授)
渡辺 学(獨協大学助教授)
Prof. Dr. Florian Coulmas(中央大学)
池上 嘉彦(東京大学教授)
大瀧 敏夫(金沢大学教授)
植木 迪子(北海道大学教授)
恒川 隆男(津田塾大学教授)
亀谷 敬昭(獨協大学教授)
内容掲載 獨協国際交流年報 第4号(1991・8月発行)