藤山ゼミに卒業生をお迎えしました!

藤山ゼミに卒業生をお迎えしました!

2026年8月3日

 藤山ゼミナールでは、学生が社会人と交流し、学ぶ機会を設けています。2026年7月11日に卒業生との交流会を行いました。学生は、Instagramでの広報、卒業生への質問の取りまとめ、グループディスカッションの企画・進行などを分担しました。当日は、卒業生の仕事や学生時代の経験を伺った後、就職活動を想定したグループディスカッションに取り組みました。
 学生は、卒業生との対話や実践的なフィードバックを通じて、相手との関係を築くには自分から質問し、助言を求めることが大切であること、アイデアは「なぜ有効なのか」「利益や具体的な変化にどうつながるのか」まで考える必要があること、そして協調性を意識して議論を進めることを学びました。企画に携わった学生からも、準備や当日の運営の難しさと達成感、授業だけでは得にくい社会人の視点に触れられたことが、学びとして挙げられました
 以下では、学生がどのように企画に携わり、卒業生のお話から何を受け取ったのかを、より詳しくご紹介します。

学生が主体となった企画づくり

 今回の企画にあたり、卒業生交流企画班として、2年生の武内がInstagramでの広報活動を、3年生の小笠が卒業生の方々への質問の取りまとめをそれぞれ担当し、準備を進めました。当日の内容を記録し、その報告を石橋がまとめました。
 さらに、レクリエーション班の3年生の牧野と齋藤は、「ただ交流するだけではなく、就職活動や今後の学びに生かせる時間にしたい」という考えから、就職活動の選考を意識したグループディスカッションを提案し、テーマ設定や当日の進行方法を検討しました。企画を検討する中で、どうすれば卒業生とコミュニケーションを取りやすくなるかを考え、テーマ案を出しあい、学生それぞれが役割を担いながら、企画を形にしました。その積み重ねを通じて、卒業生と関わるためのコミュニケーションの取り方そのものを学ぶことができました。後期にも同様の企画が予定されており、ここで得た学びを次に生かしていきたいと語る学生もいました。

卒業生の経験から学んだこと

 交流会では、卒業生の石井さん、熊崎さん、村川さん、篠原さんをお迎えし、主に石井さんと熊崎さんからお話を伺いました。
 はじめに、石井さんから、学生時代と現在の仕事についてお話を伺いました。石井さんは学生時代、野球部で主務を務め、練習試合のスケジュール管理やドラフト会議の設営を担当しました。卒業後はスーパーマーケットに就職し、スーパーバイザーとして店舗運営に携わった後、金融業界へ転職されました。仕事では常に「相手がなぜそのような行動をとるのか」を考えることを大切にし、業界が変わっても人との関係が土台であることは変わらないと語られました。藤山ゼミで身につけた発信する力、多様な視点、ゲーム理論を通じた論理的思考力も現在につながっているとのことです。学生は、「自ら考えて行動すること」「行動の結果を振り返ること」「人とのつながりを大切にすること」というメッセージから、大学での学びや活動に主体的に取り組む重要性を学びました。

OB・OG交流
〈お話しされる石井さん〉

 つづいて、熊崎さんは卒業以来、一貫して人材業界に勤務し、現在は新卒採用支援の法人営業職として、企業と学生をつなぐ仕事をされています。顧客との打ち合わせや提案はゼミでの発表やディスカッションに、提案資料や採用データの作成は発表準備やテーマ設定に、顧客への状況確認やお礼の連絡は教員や先輩とのやり取りに、それぞれ通じる部分があると説明してくださいました。部活動やゼミ、友人との交流を通じて、異なる立場や考え方を持つ人と関わり、成果を出すためにどのように考え、行動するかを実践した経験が、現在の仕事に生きているとのことです。学生は、日々の授業やゼミ活動が実際の仕事に結びつくことを具体的に理解するとともに、社会に出ることを過度に不安に思わず、さまざまな選択肢を考えることの大切さを学びました。

OB・OG交流
〈お話しされる熊崎さん〉

グループディスカッションを通じた実践的な学び

 卒業生のお話を伺った後は、就職活動の選考でよく行われるグループディスカッションを実施しました。石井さん、熊崎さんに加え、村川さんと篠原さんにも各グループに加わっていただき、「東京ディズニーランドの来園者数を増やすには」というテーマについて議論しました。学生が進行役などを担い、限られた時間の中で意見を整理し、グループとして提案をまとめて発表しました。
 卒業生の皆さまからは、発言内容だけでなく、他のメンバーとの関わり方や協調性も評価されること、業界の課題や特性を踏まえ、「なぜそのアイデアなのか」を明確にすることが重要だと助言をいただきました。また、SNSでの宣伝が実際の利益にどうつながるのか、提案した行動によってどのような変化が生じるのかまで考える必要があるという、社会人ならではの具体的なフィードバックもありました。来園者側だけでなく、キャスト(従業員)側の視点から考えることで、他のグループにはない切り口が生まれるという指摘から、視点を変えることの重要性も学びました。

OB・OG会
〈OBの皆さまからフィードバックをいただいている様子〉

参加した学生の声

 学生からは、「卒業生とどうすればコミュニケーションを取れるかを考え、グループディスカッションへの助言を求めること自体が対話のきっかけになると学んだ」「準備や当日の運営には大変なことも多かったが、参加者から『グループディスカッションの練習になった』『卒業生の方と気軽に話すことができた』という感想をもらい、大きな達成感を得た」「2年生のうちから就職を考えるよい刺激になった」「グループディスカッションでのテーマの捉え方や議論での立ち回りについて実践的な助言を得られた」といった声が寄せられました。
 この企画を通じて、私たち学生は多くのことを学ぶことができました。お忙しい中お越しいただいた卒業生の皆さまに、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

執筆協力:藤山ゼミ 石橋 春和、牧野 恒太、齋藤 岳、佐々木 蒼
監修:国際環境経済学科教授 藤山英樹