交流文化学科の学生チームが「日中韓観光未来世代フォーラム」で提案書部門第2位

交流文化学科の学生チームが「日中韓観光未来世代フォーラム」で提案書部門第2位

外国語学部交流文化学科の植木歌那子さん、埴原輝美さん、脇沙里亜さん(いずれも交4・以下、獨協チーム)が、8月30日から9日1日まで韓国で開催された「日中韓観光未来世代フォーラム」に出場し、提案書部門で2位となる優秀賞を受賞しました。

この大会は、第9回日中韓観光大臣会合に合わせて開催された3か国の代表チームによる学生提案コンテスト(主催・文化体育観光部※1)で、日本からは事前に行われた国内予選を通過した10チーム(映像部門1組、ポスター部門3組、提案書部門6組)が招待されました。

獨協チームは、「日中韓の『文化的断食』を破るモーニングツーリズム」と題し、まず、日中韓で朝食を食べない若者が増加しつつあることや、朝食の欠食により脳卒中などのリスクが高まることについて説明し、社会問題としての対策が必要であると述べました。
その後、「朝食の欠食」を「文化的断食※2」と表現し、「文化的断食」を断つ糸口として3カ国の豊かな朝食文化に着目しました。そして、午前4時から10時の間に朝食を摂ることを中心とした観光(モーニング・ツーリズム※2)を提案しました。
さらに、3カ国の多彩な朝食文化は貴重な観光資源であるとし、これを市場化するために「East Asian Breakfasts※2」としてブランド化することを提案しました。同ブランドを東アジアの観光資源として世界へ発信すれば、世界の朝食を多彩にし、韓中日の更なる交流を実現できると、説明しました。

研究発表後には、各国代表チームから鋭い質問が寄せられ、今後の課題を理解する機会となった様子でした。また、授賞式後に行われた座談会(トークセッション)に、日本代表として植木さんが出席し、研究の動機や着想の背景などについて話しました。

※1 韓国の国家行政機関(日本の省庁にあたる)の1つ
※2 学生たちによる造語

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