第59回卒業式・第48回学位記授与式を挙行しました
2026年3月20日
3月20日、第59回卒業式・第48回学位記授与式を挙行しました。1,884名の卒業生、修了生が旅立ちの日を迎えました。
式典で、前沢浩子学長は卒業生たちに向かって、次のように呼びかけました。
「獨協大学は学則の第一条で「複雑な国内および国際情勢に対処できる実践的な独立の人格を育成することを目的とする」と謳っています。「独立の人格」とは「同調圧力」や「ポピュリズム」と呼ばれるような現象や風潮のさなかにあっても、自分で考え、自分の判断や感性に従って、発言し、行動できる人です。しかしそれは決して簡単なことではありません。ときに勇気が必要です。小さな勇気を持った独立の人格として生き続けるために、今日、皆さんに、お願いしたいことがあります。卒業の記念として、何か一冊の本を読んでみてください。一人で考える勇気、自分の心の声に耳を傾け、声を発する勇気は、世界を知り、歴史を理解し、他者に共感する力を育むことによって養われます。勇気を支えるのは知性です。
「独立の人格」という言葉の背景には、大学創設者天野貞祐先生の思想とカントの哲学があります。その思想・哲学を端的に表現した有名な一節を、最後に皆さんにお送りします。カントの『実践理性批判』の結論に出てくる「私の上なる星空と私の内なる道徳律」という言葉です。星々の運行は、自然の法則によって決まっていますが、私たちの思想、私たちの発言、私たちの行動を決めるのは、私たち一人一人の心の内側にある道徳律です。「独立の人格」とはそのような「内なる道徳律」を持った人間のことです。獨協大学を今日、卒業される皆さんは、この「私の上なる星空と私の内なる道徳律」という言葉を胸に刻み、独立した人格として、一人一人、勇気をもって歩んでいってください。」

続いて、猪口雄二獨協学園理事長は、「学びも人生も必ずしもうまく行くものではありませんが、その時に最も大切な事は、嘘や偽りのない真摯な姿勢です。嘘偽りのない姿勢でいる事で、多くの信頼を勝ち取り、評価を上げ、そして皆さんの人生を豊かなものにするでしょう。獨協大学で学んだ事に自信と誇りを持ち、その学びをさらに発展させ、日本とは言わず世界に視野を広げて、自身の未来に大きな目標をもって歩んでいって欲しいと思います」と述べ、卒業生を激励しました。
さらに髙木大介一般社団法人獨協大学同窓会会長から、「皆さんは、今日からは獨協大学同窓生になります。たとえ遠く離れても、決して一人ではありません。今日のような晴れやかな顔が、人の胸を打ち、出会う人の記憶に残り、運命を切り開いていきます。これからもこの獨協大学での楽しい思い出を胸に、ぜひそのよい顔を思い出してください。獨協大学同窓生として、これからの皆さんの人生が素晴らしいものになるのを確信しています」と祝辞を述べました。
卒業生を代表し、北田陸さん(経済学部国際環境経済学科)が、「私たちの大学生活は決して順風満帆なことばかりではありませんでした。しかし、それを一つひとつ乗り越えてきたからこそ、今の私たちがあります。この4年間で得た知識、そしてかけがえのない経験は、これからの人生を歩む上での確かな糧となり、生涯の宝となります。正解のない問いが次々と現れる現代社会において、時には困難に直面するかもしれませんが、建学の理念のもとで学び続けた私たちならば、どのような変化にもひるむことなく、自らの手でより良い未来を切り拓いていけると信じています」と答辞を述べました。
式典終了後には、本学の35周年記念館内で祝賀会が開催され、袴やスーツを着た卒業生が友人らと思い出を語りあう様子や、記念撮影をする姿が見られました。


学位記取得者数は次のとおりです。( )内は総代氏名。
学士
- ドイツ語学科 128名(五十嵐 裕理)
- 英語学科 263名(石附 堅斗)
- フランス語学科 89名(菅原 英莉)
- 交流文化学科 108名(荻野 雅夕)
- 言語文化学科 129名(小栗 野愛)
- 経済学科 284名(太田 星南)
- 経営学科 342名(齋藤 響)
- 国際環境経済学科 117名(金井 葉月)
- 法律学科 270名(髙塚 幸輝)
- 国際関係法学科 71名(大熊 真由)
- 総合政策学科 75名(宮澤 早紀)
修士
- 法学研究科 2名(倉田 充明)
- 外国語学研究科 5名(DA SILVA RICARDO DIEGO)
- 経済学研究科 1名(羅 映東)


