アンゼルム・キーファーの両義的イコノロジー 記憶、神話、女性像【11月15日・16日】

アンゼルム・キーファーの両義的イコノロジー 記憶、神話、女性像【11月15日・16日】

「獨協大学 国際共同研究助成費」採択企画
シンポジウム―「アンゼルム・キーファー:ソラリス」展によせて

ドイツ出身の美術家アンゼルム・キーファー(1945年-)は、第二次世界大戦以後の歴史的記憶、神話、文学といった主題を重厚な物質感と巨大なスケール感の作品で表現してきました。 戦後の危機的なポストモダンの文化的状況に、唯一無二の手法で大きな革新をもたらしたキーファーの存在は、19世紀から20世紀への転換期―モダニズムの黎明期に「芸術とは何か」という問いに独自の理念を提示し、ヨーロッパのみならず日本にも多大な影 響を与えた「近代彫刻の父」、オーギュスト・ロダン(1840-1917年)とパラレルな現象として捉えることが可能です。
この度、京都・二条城にて日本で四半世紀ぶりとなる大規模個展「ソラリス」が開催されたのを機に、本シンポジウムでは、記憶、神話、そして女性像といったキーファーの主要主題を中心に、6名の研究者が日独両国の視座からその作品世界を多角的に読み解きます。

・日時:2025年11月15日(土) 13:00-16:30、11月16日(日) 13:00-16:00(開場12:30)
・会場:獨協大学 天野貞祐記念館大講堂/オンライン配信併用
・アクセス:東武スカイツリーライン「獨協大学前〈草加松原〉」西口より徒歩5分
・参加費:無料

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