獨協大学コミュニティスクエアにおいて、CASBEEによる建築物環境性能評価にて最高位であるSランク認証を取得しました
2023年6月13日
この度、獨協大学コミュニティスクエアにおいて、CASBEE(建築環境総合性能評価システム)による建築物環境性能評価にて最高位であるSランク認証を取得しました。
Sランクの建物は使用する人が非常に快適に利用できるという評価です。2005年からこの制度は始まりましたが大学でSランク認証を受けたのは数件しかありません。
獨協大学コミュニティスクエアは、2008 年の「獨協大学環境宣言」を皮切りに、大学が実施してきた自然エネルギーの有効活用や低炭素化等などの各種環境施策を継承し発展させ、年間のエネルギー消費量がゼロとなる建築物、ZEB(ゼロ・エネルギー・ビルディング)を実現した建物です。
さらに、環境負荷を低減できる部材等を取り入れることで環境面に優れた建物とし、SDGs への取り組みのひとつ「気候変動への対策の一環として大学の取り組み」を現実のものとしました。
ZEBを実現するための取り組みとしては、高断熱、軒の深い庇、自然換気、昼光利用および高効率な空調機器等、建物の省エネ性能を高める技術、イニシャルコストレスの太陽光発電システムを採用しました。
これらの技術により、CASBEE Sランク認証を受けることができました。
CASBEE(建築環境総合性能評価システム)とは?
CASBEE(建築環境総合性能評価システム:Comprehensive Assessment System for Built Environment Efficiency)とは、建築物の環境性能の評価・格付け制度です。 CASBEEは、建築物だけではなく周りの環境への影響も考慮している点が特徴的です。 CASBEEの評価は
- 建築物のライフサイクルを通じた評価ができること
- 「建築物の環境品質(Q)」と「建築物の環境負荷(L)」の両側面から評価すること
- 「環境効率」の考え方を用いて新たに開発された評価指標「BEE(建築物の環境性能効率、Built Environment Efficiency)」で評価すること
という3つの理念に基づいて開発されています。 また、評価結果が「Sランク(素晴らしい)」から、「Aランク(大変良い)」「B+ランク(良い)」「B-ランク(やや劣る)」「Cランク(劣る)」という5段階のランキングが与えられており、高いランクほど環境性能に優れた建築物として認証されます。
(2023年5月16日認証)