10月22日は本学創立記念日です
獨協大学の母体である獨協学園(旧独逸学協会学校)は、明治の啓蒙思想家、西周先生を初代校長として1883年に開学しました。獨協大学は、その学園創立80周年記念事業として、日本を代表する哲学者、教育者であり、第3次吉田内閣の文部大臣を務められた天野貞祐先生によって、1964年に創設されました。
開学当初、外国語学部(ドイツ語学科、英語学科)、経済学部(経済学科)の2学部3学科で発足した本学も、現在は学部が4学部11学科、大学院が3研究科、他にオープンカレッジ、研究所、法律サービス機関を擁する総合大学へと発展しています。
「大学は学問を通じての人間形成の場である」―これが本学の建学の理念です。
創立記念日にあたり、天野貞祐先生の獨協大学創設にあたってのお言葉と本学学則第一条(目的および使命)を以下に記します。
○天野貞祐先生の獨協大学創設にあたってのお言葉
「人間形成はもともと人間一生の仕事であって、種々の方法によって行われる。スポーツ、茶道、宗教的修業、碁、将棋等々の如きはそれである。これらいずれの道においても、それに上達した人は人間としても達人といえること、ひとの一般に認めるところだと思う。しかし大学において人間をつくる道は学問でなければならない。大学は学問を通じての人間形成の場である、というべきである。学問はそれに没頭し努力せねばならぬ。心を統一して、それに打ち込むことほど精神をねり人間をつくることはない。学問的努力によって確かに人間は形成される。意志は鍛錬される。しかもその意志は純粋でなければならない。正直でなければ学問的追及は不可能だからである。」
○獨協大学学則
第1条 本学は、教育基本法に則り学校教育法の定めるところに従って大学教育を施し、社会の要求する学術の理論および応用を研究、教授することによって人間を形成し、あわせて獨協学園の伝統である外国語教育を重視して今後の複雑な国内および国際情勢に対処できる実践的な独立の人格を育成することを目的とする。
※本年10月22日は大学休業日となります。