学友会活動停止期間について

学友会活動停止期間について

2020年8月10日

学生の皆さんへ

学友会活動停止期間について

学友会会長・学長
学友会総務部長

 新型コロナウイルスの感染症拡大防止のために構内への立ち入り禁止・制限が継続し、学友会活動も停止したままで、長い時間が経ってしまっていることをとても残念に思っています。

 一時期、感染者数も減少し、沈静化するかに見えた時には、大学でも学内施設利用の再開に向けて準備をはじめ、その第一段階として、7月13日(月)より図書館、キャリアセンターの利用を限定的に再開しました。利用する学生の皆さんも感染症予防策をよく守って利用して下さり、感謝しているところです。

 さらなる利用の再開に向けてその他の学内施設の準備も進めてきましたが、残念なことに、この時期、首都圏のみならず新型コロナウイルスの感染者は全国に拡大し、むしろ危機的な状況を呈しています。
 このような状況下、秋学期の授業は引き続き遠隔で行ない、同時に、利用を再開する施設の拡大、また学友会活動を含む学生活動全般に関しても、今しばらく慎重に状況の推移を見守るべきと判断いたしました。

 皆さんが、段階的な活動再開に備えて、感染症予防対策やガイドラインの作成を行っていらっしゃることは伺っております。また、SNSやオンライン環境を利用して部員間での情報共有、交流に取り組んでこられた皆さんの創意工夫にも敬意を表します。特に新入生とのコミュニケーションを図って下さり、学友会活動に限らず、学修に関しても助言を与え、時には励まして下さっていることには感謝しています。

 こうした活動を大学として支援できないか検討を重ねています。定期的なZoomを使ったトレーニングメニューの紹介、文化系ならば作品やそれぞれの実技・実演・パフォーマンスについてのオンライン合評会、学生センターで流れていた動画を活用して部活動を1年生に紹介することはできないかなど、アイディアと技術的な支援の実現に向けた検討です。
 活動再開を祈るばかりですが、事態が収束に向かっても、100%従来通りの活動は望めないと思われます。感染症予防対策をとったうえでの「新しい活動の形」を、広く情報収集しながら、あらかじめ考えておいてください。

 施設利用再開の第二段階として検討しているものには、屋外グラウンドや35周年記念館のトレーニングルームがあります。再開に当たっては、「三密」を避ける利用形態(通学時を含む)および大学が行う消毒や予約管理体制のもとで、ガイドラインにしたがった利用を想定していますが、熱中症予防対策を含む管理体制の調整に、時間がかかっています。

 学友会活動が閉塞的な日常に前向きな目標を与え、心身の健康のためにも重要であることは十分に認識しています。感染症予防対策の取れる施設の利用の検討と共に、体育会のみならず文化会、愛好会についても、自らガイドラインを立案し、感染症予防対策を厳格に運用しうる、信頼に足る団体から練習や活動を再開できるように学内調整を今後も継続していきます。
 間もなく夏季休業期間に入る中、できるだけ早く最初の活動再開プランをお示しできる様に努力していきます。ただしその場合も、皆さんの安全を最優先に捉えた、限定的な案となってしまうことを、どうぞ予めご理解ください。

 危機的な傾向を示している現在の段階では学友会活動の活動停止を継続しなければなりません。クラブ・サークルの仲間達と再び会える日を心待ちにする皆さんには辛い事と推察しますが、皆さんの生活の安全、健康、地域の方々の安心と安全を第一優先に捉えた上での判断であることをご理解いただき、今しばらくの我慢をお願いします。
 感染予防を日々心掛け、自身の体調管理に留意して過ごしてください。

以上