【新入生の方へ】獨協大学学友会へようこそ

【新入生の方へ】獨協大学学友会へようこそ

 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。本来ならば、満開の桜のもとで入学式および学友会入会式を挙行し、その会場で皆さんとお目にかかれるはずでした。しかしながら新型コロナウイルスの感染拡大により、キャンパスは閉鎖され、授業開始も5月以降に繰り延べという事態になってしまいました。獨協大学での新しい学問との出会い、そして各種課外活動に期待を膨らませていた皆さんには、今しばらくの待機をお願いせざるを得ません。効果的な治療法も確立していない新型コロナウイルスに対しては、「三密」の環境を避け、自己隔離で感染拡大のピークをコントロールするほかありません。皆さんには、この自宅待機の機会を、次なる活動開始の準備期間として有効活用していただきたいと考えております。

 本学の教育理念は、創設者天野貞祐先生の「大学は学問を通じての人間形成の場である」というものです。この人間形成について天野先生は、学問の修得と並んで、クラブ活動等の自主的な課外活動も重視していました。講義や演習だけでなく、課外活動を通じての実践的な知識や経験の集積および技術や体力の涵養も、人間形成の重要な要素と指摘されているのです。「学友会」は、獨協大学の教育機関の一つとして学則にも位置づけられています。現在120近い団体が、文化会・体育会・愛好会にそれぞれ所属しています。学友会は、学生が自主的に構成する各本部と、教職員が統括する学友会総務部とによって、学生教職員が一体となって運営されている組織です。皆さんも、ぜひご自分の活動の場を、この学友会に見つけてください。

 獨協大学では、6月に創造祭・11月に雄飛祭と年2回の学園祭を開催しています。これらの学園祭には公募により毎回テーマが設定され、普段の学友会での自主的な活動の成果だけでなく、ゼミやクラスでの研究活動なども発表される場となっています。例えば「雄飛祭実行委員会」には例年150人前後の学生が、企画・広告・設営などの活動に集まってきます。学園祭の開催には、学事日程の調整、場所・電力・給排水の管理など、大学側との協力が不可欠ですが、その長い準備過程にも、教職員が一緒に顔をつきあわせて課題を調整しています。日常的な課外活動から大きなイベントの挙行に至るまで、学生と教職員の強い協力関係があるというのが、獨協大学学友会の大きな特徴です。学友会の各本部も、やりがいのある自主的活動の場であることを確信しています。

 56日まで非常事態が宣言されている現状で、新入生の皆さんに明確なガイダンスや歓迎のスケジュールをお伝えすることはできません。それぞれの団体がホームページやSNSを利用して情報発信をしているのでぜひアクセスしてみてください。各団体に学友会本部から新入生へ向けてのメッセージの発信や問い合わせに答えてもらうようお願いしています。

 先輩の活き活きとした表情に触れての面談は現在できませんが、在学生と新入生の皆さんのICT能力を駆使してこそできることにトライしてください。

 引き続き、大学ホームページの「新入生の方へ」をごらんになって、各種注意事項および更新情報を確認するようにしてください。

2020年4月15日
獨協大学 学友会総務部長
小林 哲也