新型コロナウイルスの感染症拡大防止に向けた獨協大学の対応について(学長)

新型コロナウイルスの感染症拡大防止に向けた獨協大学の対応について(学長)

新型コロナウイルスの感染症拡大防止に向けた獨協大学の対応について
20203月18日)

獨協大学
学長 犬井 正

 現在、新型コロナウイルス感染症は、国内外を問わず終息の様子を見せるどころか拡大と拡散の一途をたどっています。

 「大学は学問を通じての人間形成の場である」という建学の理念を掲げている獨協大学は教育と研究、そして学修の場であり、そこには自由な出会いと交流がなければなりません。同時に大学は、教育と研究、学修のための良好で安全な環境を、大学にかかわるすべての人に提供する場でなければならないと考えています。しかし、今般の感染症は、そうした自由な出会いと交流のための良好で安全な環境の維持を妨げるものです。

 この猛威を振るっている感染症を早期に終息させるために、卒業・入学される皆さんをはじめ、ご父母、教職員等すべての関係者の安全に配慮するとともに、感染拡大を防止することが最重要課題であると考え卒業式と入学式の中止という苦渋の決断をいたしました。大学生活の最初と最後の区切りとして、卒業生と新入生のそれぞれにとって大切な節目となる両方の式を中止することは、大学としても残念でなりません。しかし、卒業式や入学式の有無にかかわらず、卒業生の皆さんにとっては、獨協大学は皆さんの母校であり続けます。新入生の皆さんにとっては、獨協大学が新たな学び舎となります。

 そして、新学期の開始を心待ちにしている在学生の皆さん、大学は、皆さんが安全で快適な環境で学べるよう様々な対応策をとっていきます。この困難な状況に、ともに協力していきましょう。

 式典の中止、大学内外での様々な活動の制限、授業スケジュールの変更など、皆さんの安全と健康のために、本学の苦渋の選択と措置はまだ続きますが、ご理解くださるようお願いします。