交流文化学科が多文化共生に関する講演会を開催しました 

交流文化学科が多文化共生に関する講演会を開催しました 

交流文化学科は、1月14日、ICZで講演会「ふるさとって呼んでもいいですか~6歳で『移民』になった私の物語」を開催しました。

講演会では、テーマと同名の書籍を2019年6月に発行したイラン出身のナディさんが講師を務めました。ナディさんは、1991年に6歳でイランから家族で来日。公立高校在学中に在留資格を取得し、以来28年間、日本で一流企業のエンジニアとして働く2児の母です。
講演でナディさんは「日本に来てからは、平仮名を近所のおばさんから習い、テレビを見て必死で日本語を学習した。日本で常に『外国人』扱いされる一方で、イランに一時帰国した時も同様の扱いをされ、自分のアイデンティティーについて悩んだ事もあった。しかし日本に再び帰国し、様々なバックグラウンドを持つ人たちと交流していく中で、次第に自分は『イラン系日本人』なのだと思うようになった」と話しました。
参加者は、移民として日本で暮らすナディさんだからこそ伝えることのできるエピソードを聞き、多文化共生について理解を深めている様子でした。
(学生記者 遠藤瑞稀)