オープンカレッジ特別講座「なぜポピュリズムは定着したのか ―― ヨーロッパとアメリカの半世紀 ――」を開催しました
7月19日、E-102(東棟1階)にてオープンカレッジ特別講座を行いました。事前の申し込みにより、オンライン受講者を含めて391名が受講しました。本特別講座は、主に社会人を対象とした生涯学習講座「オープンカレッジ」の無料講演会で、毎年この時期に行っています。
今回の講師は、作内 由子総合政策学科教授が担当しました。冒頭の前沢 浩子学長の挨拶では、本学の公開講座の歴史・生涯学習の楽しみ、そして地域の中での本学の在り方について述べられました。
作内教授の講演では、「なぜポピュリズムは定着したのか」をテーマに、ポピュリズムの定義や特徴を考え、アメリカやヨーロッパを例に挙げて日本と比較しながら講演を行いました。ポピュリズムの台頭は単なる個人のリーダーシップに起因するものではなく、構造的な要因によって支持されやすい社会になっていると考察しました。
受講者アンケートには「ポピュリズムは格差が一つの原因として生まれ、敵をつくることで自分たちを少しでも有利にしたいと考えるようになってしまうことを理解した」「ポピュリズムが台頭してしまう背景等についての説明がわかりやすく、興味深かった」「今、現在この日本や世界で起こっていることを考えていく上での知識やきっかけになった」と、講座内容に満足した感想が多数寄せられました。受講者層は、10歳代から80歳代と幅広く、それぞれの視点で生涯学習講座を受講していました。
なお、秋期講座は、現在受講申込受付中です。こちらから申し込めますので、どうぞご検討ください。皆様のお申込みをお待ちしています。

会場の様子

講座を担当した作内 由子教授