『たむら市政だより』4月号 新聞紙ポットでガーデニングを楽しもう!
『たむら市政だより』4月号の連載記事「ちょこっとエコライフ~身近な省エネを実践しよう!~」Vol.8 新聞紙ポットでガーデニングを楽しもう!の新聞紙ポットの作り方について説明します。
新聞紙ポットの作り方
新聞紙ポットは自宅で以下のように簡単に作ることができます。新聞紙ポットを作る際に使用するセロハンテープは、実は木材チップから作られているエコな製品なので、植え替えの時にそのままにしても土に戻ります。皆さんもご家庭にある新聞紙とセロハンテープで簡単に作れる新聞紙ポットを作ってみませんか。
用意するモノ
- 新聞紙
- ポットの芯となる瓶や缶など
- はさみ
- セロハンテープ
1.新聞紙を切る
新聞紙2枚を重ねて、幅が「8~9㎝(仕上がる高さと底になる使用する長さ)」×「27~28㎝」を目安で切る。
2.芯になるものに巻く
ポットの芯となる瓶や缶に切った新聞紙①を巻き付ける。
3.新聞紙ポットの底を作る
新聞紙の巻き終わりを芯のそこに当てるように中心に向かって、餃子のヒダの容量で少しずつ折り込んでいく。最後に底が平らになるようにテーブルなどに押しつけて折り目をしっかり付ける。
4.芯を外して完成
芯を外して、中に土を詰めて水を含ませることで、安定します。また、巻き終わり部分にセロハンテープを使うことで使いやすくなり、セロハンテープは木材チップから作られているのでそのまま土に植えることができる。
セロハンテープが木材由来?
普段使用しているセロハンテープは実は一貫して植物性の原料を使用しています。セロハンの原料は「チップ」と呼ばれる木材パルムが原料であり、粘着剤は天然ゴムと松脂などの天然樹脂が主成分、巻芯は再生紙を利用しています。なのでセロハンテープは環境に配慮したエコ製品なのです。
一方でOPPテープは、ポリプロピレンフィルムを主にアクリル系粘着剤を塗ったテープであり、原料は石油由来成分になります。そのためセロハンテープと比べ、燃焼時にCO2を排出します。株式会社ニチバンが製造している「セロハンテープ」であるセロテープⓇの場合、燃焼時の実質的な排出量は17.8gである一方OPPテープは119.8gとセロテープⓇは1/7に抑えられます。
OPPテープよりもCO2排出量が少ないので環境に優しいエコ商品です
燃焼時の実質的なCO2排出量の比較(巻心含む1巻あたり)
カーボンニュートラル:
セロテープ®はバイオマス製品であり、バイオマスに含まれる炭素分は植物が、その成長過程において大気中のCO2を固定したものであるため、バイオマスを焼却しても大気中のCO2は増加しません
国際環境経済学科3年 丹野