教員紹介

教員詳細

専門・研究テーマ

　「刑法における危険概念の理論的考察」を大きなテーマとし、
（１）未遂犯処罰の根拠と限界
（２）放火罪と公共の危険　---　危険犯における既遂メルクマールとしての危険と未遂メルクマールとしての危険　---
（３）危険犯形式の立法による法益保護の早期化の現状と問題点
等について、研究しています。

授業方針

　とかく刑法は、「堅苦しい議論ばかりで、難しい」と言われがちなので、「わかりやすさ」を念頭に置いています。学説を知っていても、具体的事案を解決するために使いこなせなければ意味がないので、「なぜ、この問題を議論するのか」「どのような考え方に基づいて、それぞれの学説が主張されているのか」に重点を置いて講義し、自分の頭で考えて、自分なりの結論を導き出すことができるようになってもらいたいと願っています。

自己紹介

　東京（深川）生まれの東京（蒲田）育ちです。中学入学以来、人生の半分以上を早稲田に通いながら過ごしてきました（今も、早稲田にあるメルシーというラーメン屋なしには生きていけません）。 2001年度に、福岡県北九州市の八幡にある九州国際大学に奉職し、2004年度から、獨協大学に勤務しています。学生時代は、野球やテニスに励んでいましたが、研究生活に入るやスポーツと縁がなくなり、現在のテーマは、「写真を撮られる時に、いかに二重アゴであることを隠蔽するか」です。カクテルが大好きで、自宅でも楽しんでいます。「タンカレー・パーフェクト・マティーニ・コンテスト」という素人のカクテル大会で、６位入賞の経験もあります。キュウリだけは、虫の食べ物であって、どうしても口に入れることができません。

座右の銘・好きな言葉

Practice makes perfect!!

私の薦める一冊

　ヘンリー・デンカー「復讐法廷」（文春文庫）
　法学部生はもちろん、法律知識のない人でも十分に楽しめる刑事裁判物語です。

学生へのメッセージ

　学問以外にも幅広く興味をもち、何にでも臆することなくチャレンジして、視野を広げましょう。そして、学問でわからないことが出てきたり、悩み事があるときは、教員をとっつかまえて、相談し倒しましょう。何人の教員と仲良くなり、そのエッセンスを吸い尽くして卒業するかに、充実した学生生活を送るカギがあります。また、社会に出てからもつきあえる生涯の友と出会うことのできるのも、今の時期です。大学を卒業すると、坂を転がるどころか、フリーフォールのような落下速度で時が吹っ飛ぶがごとく過ぎ去っていきます。限りある学生生活、「今」を大切に生きてください。