獨協大学図書館
貴重書・特別資料・特別コレクション

貴重書・特別資料・特別コレクション

最終更新:2015年5月27日

貴重書等の概要

獨協大学図書館では、資料的または学術的な価値がある資料を「貴重書・特別資料」として指定し、その候補も含め約12,400冊を貴重書室に保存しています。(2014年11月現在)
貴重書としては、カントの「純粋理性批判 1781年初版」や天野貞祐初代学長の訳で自筆書き入れのある「純粋理性批判 1921年版」、スウィフトの「ガリヴァー旅行記 1726年初版」など約400冊があります。特別資料は、貴重書に準ずる学術的価値の高い資料と認定されたものです。認定基準はおおむね次のようになっています。

貴重書:1800年以前に刊行された洋書、正保(1647年)以前に刊行された和書、獨逸学協会学校および獨協大学関係資料のうち希少で歴史的価値のあるものなど。
特別資料:貴重書指定基準には該当しないが、各時代又は各著者の代表的な著作の初印本、限定本又は私家版の稀少なもの、著者の自筆書き入れなどによって資料価値が高いなどの理由で、貴重書に準じた取り扱いをしたほうがよいと認められるもの。
特別コレクション:「鈴木信太郎文庫」「ドイツ表現主義文庫」は特別コレクションとして、全体が貴重書に認定されています。

貴重書等の利用方法

1.利用資格

  • 本学の専任教職員、非常勤講師、講座講師、師範・コーチ、非常勤職員、名誉教授
  • 本学の学部学生、大学院学生等
  • 館長が許可した者

2.閲覧(貴重書・特別資料・特別コレクションの閲覧は事前申請が必要となります。)

  • 申込受付:ご利用の5日前(土曜・日曜・その他休館日を除く)までに
    メインカウンターにお申し出ください。申請受付時間は平日9:00~16:45です。
  • 本学の学部学生、大学院学生等
  • 申請書 : 「貴重書・特別資料閲覧願」
  • 本学の学部学生、大学院学生等
    ※学外者等館長の許可で利用資格を得る方は、所属機関の紹介状も合わせて提出していただきます。
    ※資料の劣化・損傷・破損等資料の保存または管理上の問題がある場合は、閲覧の許可をしないことがあります。
    「獨協大学図書館貴重書および特別資料利用内規」をご確認ください。
  • 閲覧場所 : 2階貴重書閲覧室
  • 利用時間 : 平日9:00 ~17:00(ただし12:00 ~13:00を除く)

3.館外貸出 : 館外貸出はできません。

4.複写 : 複写はできません。

特別な事情があり「貴重書・特別資料複写許可願」で申請し、館長が許可した場合のみ可能となります。複写は図書館員が行います。
資料への影響を考慮し、電子複写機(コピー機)は使用いたしません。カメラ等で撮影し、プリンターで印刷したものを、後日申請者に渡す運用となっています。

5.利用上の注意事項

下記事項の遵守し、貴重な資料を破損、汚損することのないよう取り扱いには十分注意をお願いします。

  1. 資料汚損防止のため、閲覧の前には、手を洗ってください。
  2. 資料破損防止のため、次のことを守ってください。
    資料を傷つけるおそれのある時計、装身具などは外してください。
    資料の上に手をついたり、物をのせたりしないでください。
  3. 閲覧中やむを得ず栞をはさむ必要のある場合は備え付けの短冊をお使いください。
  4. 一時的に席を離れるとき、閲覧が終了したときは、必ず担当者に連絡してください。
  5. 飲食・喫煙はできません。
  6. 貴重書閲覧室内での携帯電話、パソコンの使用はできません。
  7. 筆記用具は黒鉛筆に限ります。(ボールペン、シャープペン不可)
    消しゴムは使用しないでください。

貴重書・特別資料・特別コレクションの紹介

貴重書・特別資料の一覧

貴重書一覧 

洋書

和漢書

特別資料一覧 

洋書

和漢書 【準備中】

特別コレクション 鈴木信太郎文庫

この文庫は、故鈴木信太郎氏(1895-1970)の御遺族から獨協大学に寄贈された旧蔵書のうち、洋書5,356冊によって構成されている。
ほかに和書1,303冊が寄贈されたが、これは本文庫には含まれない。
本文庫は、二つの軸を持っている。
一つはステファヌ・マラルメ Stephane Mallarme (1842-98)を中心とする十九世紀フランスの象徴派とその周辺の詩人たちの作品であり、いま一つはフランソワ・ヴィヨン Francois Villon(1431-?) を中心とする中世文学のグループである。
本文庫の中の幾つかの作品を紹介すると
「大鴉」Le corbeau、1875年(ポオ作、マラルメ訳)
マネによる数葉の美しい墨絵のつけられている大型美本で、限定240部。
マラルメとマネの自筆署名があり、ヴィクトール・マルグリットという小説家にあてたマラルメの献辞がエクス・リブリスに記されている。 「ステファヌ・マラルメ詩集」Les poesies de Stephane Mallarme、1887年 限定47部、内7部は非売品(A~Gまでの文字入り)。
残り40部には、1から40まで印刷番号が入っており、所蔵しているのは第38番。
著者の自筆を石版印刷にした詩人の生前唯一の総合詩集である。
「半獣神の午後」L'apres-midi d'un faune 初版、1876年(マラルメ作、マネ画) 表紙は日本の奉書に純金押箔刷。押絵の1葉は美濃紙の2色刷。
限定195部の内第105番。
「半獣神の午後」再版、1887年(マラルメ作)
限定500部の内第169番。
「半獣神の午後」3版、1887年(マラルメ作)
上記再版の出来映えに不満だった著者が、初版に則ってその形を縮小して印刷させたもの。
「海辺の墓地」Le cimetiere marin 初版、1920年(ヴァレリー作)
限定556部の内第371番。地味だが落ち着いた品格のある出版物。
「風立ちぬ、いざ生きめやも」の詩句で有名な作品である。
「B手帖」B. 1910,1924年(ヴァレリー作)
自筆の写真版で、限定130部の内第41番。
作者の死後1957年から1961年までに国立科学研究所(CNRS)から29冊の写真版として刊行されたが、生前に公開されたものはきわめて珍しい。
エドゥアール・シャンピオン書房のために、ごく小部数のみ作られたもの。
「オード」Odes 1927年(ヴァレリー作)
ガラニスによるグアッシュ及び銅版画つき。限定301部のうち第35番。
31番から42番までの12部はシャンピオン書房のための特製版である。
以上のほか当文庫は限定版、私家版および現在入手困難な作品など、貴重な資料を多く含んでいる。
蔵書検索(OPAC)の詳細検索で、分類番号に「099.31」と入力するか、書名に「Fonds Shintaro Suzuki」と入力して検索すると、文庫の書誌データを見ることができます。
またマラルメの1.「大鴉」Le corbeau、2.「ステファヌ・マラルメ詩集」Les poesies de Stephane Mallarme、3.「半獣神の午後」L'apres-midi d'un faune 初版は、CD-Rが作成されており、図書館館内で利用することができます。


特別コレクション ドイツ表現主義文庫

この文庫は、表現主義の文学作品が中心で、多くの初版本が含まれている。
カフカ、ベン、ヴェルフェル、ヒラー、ラスカー=シューラー、トラー、ブレヒト等表現主義文学の中枢を担った錚々たる作家たちの作品が見られ、その相当部分には著者自身の献辞がある。
とりわけ、ラスカー=シューラーの作品群は多彩を極め、彼女の多くの献辞は言うに及ばず、自筆書簡、自筆版画入り限定本までを含む貴重なものである。
更に、ダダイストのものやドイツ表現主義に多大な影響を及ぼした他国の作家の作品も含まれる。
また、必ずしも表現主義の中に数えることはできないが、同時代及びその前後に亘る時代の息吹を生き生きと伝える政治的著作家、労働者階級の作家、反戦主義者、平和主義者、1918~1919年のドイツ革命にかかわった著作家達の作品も混じっている。
それらの著作家の中には、カロッサ、アイスナー、アインシュタイン、マリア・グラーフ、ヘッセ、ユンガー、カウツキー、ランダウアー、ルクセンブルク、ミューザム、ラデク、ラーテナウ、トゥホルスキー等の名前があり、瞠目に値する。
ミュンヒェン・レーテ共和国関係資料は重要である。
そのほか、カンディンスキー、マルクによる「青い騎士」Der Blaue Reiter, クルト・ピントゥス編集の「人類のあけぼの」Menschheitsdämmerung、叢書「デア・ユングステ・ターク」Der Jungste Tag、豪華な文学・芸術雑誌「マルシヤス」Marsyas等、貴重な資料が含まれている。
蔵書検索(OPAC)の詳細検索で、分類番号に「099.321」と入力するか、書名に「Expressionismus-Sammlung in der Bibliothek der Dokkyo Universitat」と入力して検索すると、文庫の書誌データを見ることができます。


ドイツ表現主義文庫目録 2007年(40MB)

獨協学園・獨協大学関連資料

獨協学園・獨協大学関連資料リスト 【準備中】

貴重書等の展示

獨協大学図書館では貴重書等の一部を、随時展示・公開しています。
詳しくは[こちら]をご覧ください。

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