センター長あいさつ

センター長あいさつ

地域と子どもリーガルサービスセンター センター長あいさつ

ピンクの像

獨協大学地域と子どもリーガルサービスセンターは、法科大学院の付設機関として、2007年4月に開設されました。それ以来15年以上にわたり、子どもにかかわる相談は何でも受け付け、地域のさまざまな社会資源との連携を図りながら、問題解決へ向けた支援を行っています。法科大学院時代には、獨協地域と子ども法律事務所とともに、臨床法学教育の場としての役割を果たし、現在は、エクステンションセンターの下、大学による地域貢献活動の一端を担っています。

センターでは、子どもにかかわることであれば、ほかに内容の枠は設けず、相談を受け付けています。そのため、相談内容は、子育ての悩み、いじめの問題や不登校、家族関係など多岐にわたりますが、どの場合も、子どもの最善の利益を基本に据えた支援を心掛けてきました。できるだけ子どもの意見を直接聴き、子どもの様子を把握することに努め、子どもや周りのおとな自身が問題解決に取り組んでいけるよう、課題の整理、環境調整のためのサポートを行います。このような活動を通して、子どもにとって暮らしやすい、そして誰もが個人として尊重される地域社会の形成に役立ちたいと考えています。

私は、2023年4月、センター長に就任いたしました。実は以前も、2010年4月から2016年3月まで、センター長を務めました。当時は、センターが認知され、地域の子育てネットワークの一員として受け入れていただくことを目標にしておりました。その節は、関係各所のみなさまには大変お世話になり、ありがとうございました。このたび、花本広志前センター長を引き継いで、2度目の登板となります。コロナ禍はようやく過ぎようとしておりますが、特にコミュニケーションの取り方が制約されたという点で、子どもたちにも大きな影響を残しました。今後、環境の変化によって生じうる新たな問題へも柔軟に対応していけるよう、スタッフ一同、研鑽を積んで参りたいと考えております。 引き続き、当センターを、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2023年4月
センター長 德永光