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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2026/03/25 現在/As of 2026/03/25

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
総合科学特殊研究(科学技術と社会a)/SPECIAL TOPICS ON INTEGRATED ARTS AND SCIENCES: TECHNOLOGY AND SOCIETY (a)
ナンバリングコード
/Numbering Code
41-1116
開講所属
/Course Offered by
国際教養学部言語文化学科/INTERNATIONAL LIBERAL ARTS INTERDISCIPLINARY STUDIES
ターム・学期
/Term・Semester
2026年度/2026 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
水1/Wed 1
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
野澤 聡
遠隔授業科目
/Online Course
本科目は遠隔授業科目です。/ONLINE COURSE

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
野澤 聡 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
この授業は、『医療倫理超入門』という文献の読解を通じて、医療に関する倫理について様々な事例や考え方を学ぶとともに、知識や常識に疑問をもって挑戦する批判的思考(critical thinking)によって、生命との向き合い方を深化させることを目的としている。

臓器移植やゲノム編集など生命に関するの科学技術の発達は、われわれの寿命や生命の質(Quality of Life)を高める一方で、生命への介入をどこまで認めるか、という新たな問題を生み出している。『医療倫理超入門』は、身近な事例から出発して、現代に生きる我々が直面している問題を分かりやすく、緻密に探求している。

ChatGPTなどの生成AIの普及によって、文献をきちんと読まなくても、知識が簡単に得られると思われがちだが、そうではない。生成AIを使いこなすためにも、文献を精密かつ批判的に読み解く読解力の必要性は、ますます高まっている。

授業では、『医療倫理超入門』の読解を軸としつつ、そこで扱われている事柄について、参加者間のディスカッションを通じて各自の理解を深めることによって、知識や常識に挑戦する批判的思考を働かせて、生命との向き合い方を深化させることを目指す。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
・授業は、対面、および、Zoomを利用した遠隔授業で実施される
・授業内容の確認のため、授業内に、簡単な確認テストを毎回実施する
・テキストの精密な読解力を磨くため、テキスト内容に関する課題を2回実施する
・授業に関する告知、資料の公開、授業に関する質問の受付、および、課題の提出などは、manabaを通じて行う
・第2回の授業では、教員が文献内容の要約報告を担当するとともに、第3回以降の文献の要約報告の割り当てを開始する
(事前・事後学修、および、評価方法の項目も参照)

・第3回以降の授業では、60分程度、文献内容の検討をおこなった後、教員も含めた出席者全員で内容に関する質疑応答とディスカッションをおこなって理解を深める
・いまや社会インフラであるPCやインターネットについてのリテラシーを自然に身に着け、スキル向上を図るために、Zoom、manabaなどのオンラインツールを積極的に活用した授業運営をおこなう

【重要な注意】
・履修には、印刷版のテキスト『医療倫理超入門』の購入が必須である。遅くとも第2回の授業までに、かならず購入しておくこと
・テキストの範囲や場所を正確に共有する必要があるため、電子版の使用は認めない
・授業時間外に教員に連絡する必要がある場合は、manabaの個別指導(コレクション)を用いる
・電子メールを用いた問い合わせには応じないので、注意すること
・授業開始後20分以降の入室は、教室・Zoomとも認めない
使用言語
/Language used
日本語/Japanese
採用している授業方法
/Teaching methods used
プレゼンテーション/Presentation 、 ディスカッション・ディベート/Discussion・Debate
事前・事後学修の内容
/Before After Study
・テキストの授業で扱う範囲を事前に目を通しておく(1-2時間程度)
・授業では、前半60分程度を使って、テキスト内容の検討を行う
・指名された学生は、担当範囲の内容を、簡潔に説明する(評価方法の項目も参照)
・授業内(または、授業当日の指定された時間内)に、テキスト内容に関するディスカッションをmanabaに提出する
・テキスト内容について、各自が調査・考察した成果を、任意課題として提出する
(詳細は授業で説明する)

・テキストの精密な読解力を磨くため、テキスト内容に関する課題を2回実施する
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
医療倫理超入門(岩波科学ライブラリー297)
著者
/Author name
マイケル・ダン トニー・ホープ
出版社
/Publisher
岩波書店
ISBN
/ISBN
9784000296977
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
実践・倫理学:現代の問題を考えるために
著者
/Author name
児玉聡
出版社/URL
/Publisher
勁草書房
ISBN
/ISBN
978-4-326-15463-0
その他(任意)
/other
参考文献の購入は必須ではないが、授業の中で頻繁に言及する予定である。各自で購入して、テキストと並行して読み進めることを強く推奨する。
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
確認テスト、授業への貢献、提出されたディスカッション、テキスト内容に関する課題で評価する。

配点や評価基準などは、授業で説明する。
関連科目
/Related Subjects
人文学特殊研究(科学を読み解くb)、
全学総合講座(大学における教養教育)、全学総合講座(社会の中の科学)、
科学史Ⅰ、科学史Ⅱ、
科学技術と社会Ⅰ、科学技術と社会Ⅱ、
データサイエンス特殊研究(AI・数理データサイエンスを読み解くa)、データサイエンス特殊研究(AI・数理データサイエンスを読み解くb)
備考
/Notes
授業への貢献が一定の基準を満たした場合は、テキスト内容に関する課題の提出を1回または2回免除することがある。
基準や免除の仕方については授業で説明する。
到達目標
/Learning Goal
「総合科学研究科目群」の他科目では触れることが難しい分野や領域にわたって人文・社会・自然科学を総合的に研究分析し、見解を提示できるようにする。
DPとの関連
/Relation to DP
◎:幅広い教養
◎:専門知識・技能
○:問題解決力
○:情報分析力
○:情報発信力
○:協働性
○:主体性
◎:倫理観

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 イントロダクション、倫理、および、生命に関する倫理について 授業全体の構成や履修する際の注意点、および、成績評価の概要を説明するとともに、倫理、および、生命に関する倫理について展望する。
2 第1章「医療倫理がおもしろいわけ」 テキスト第1章の読解と議論をおこなって、医療倫理の特徴について検討する。
3 第2章「幇助死:優れた医療行為か、殺人か」(1)幇助死という用語について テキスト第2章前半(23ページ「事例比較」の前まで)の読解と議論をおこなって、幇助死という用語について検討する。
4 第2章「幇助死:優れた医療行為か、殺人か」(2)幇助死の事例の検討 テキスト第2章後半(23ページ「事例比較」から)の読解と議論をおこなって、幇助死の事例を検討する。
5 第3章「推論のための道具箱」(1)医療倫理の推論について テキスト第3章前半(50ページ「第7の道具:論理学」の前まで)の読解と議論をおこなって、医療倫理における推論の基礎的な事柄について検討する。
6 第3章「推論のための道具箱」(2)陥りやすい誤りについて テキスト第3章前半(50ページ「第7の道具:論理学」から)の読解と議論をおこなって、医療倫理で推論をおこなう際に陥りやすい誤りについて検討する。
7 第4章「存在していない人々:少なくとも今のところは」(1)生殖補助医療の特徴 テキスト第4章前半(70ページ「存在と非存在を比較する」の前まで)の読解と議論をおこなって、生殖補助医療と養子の比較から、生殖補助医療の特徴について検討する。
8 第4章「存在していない人々:少なくとも今のところは」(2)生殖補助医療の倫理 テキスト第4章後半(70ページ「存在と非存在を比較する」から)の読解と議論をおこなって、同一性という視点から、生殖補助医療の倫理について検討する。
9 第5章「狂気についての矛盾した考え」 テキスト第5章の読解と議論をおこなって、精神医療をめぐる問題について検討する。
10 第7章「公平な手続きの確立」(1)医療資源配分と医療倫理 テキスト第7章前半(122ページ「救助原則」の前まで)の読解と議論をおこなって、医療倫理の観点から、医療資源配分の問題を検討する。
11 第7章「公平な手続きの確立」(2)医療資源配分における救助原則 テキスト第7章後半(122ページ「救助原則」から)の読解と議論をおこなって、医療資源配分における救助原則について検討する。
12 第8章「現代遺伝学と伝統的な守秘義務の限界」(1)伝統的な守秘義務と現代遺伝学 テキスト第8章前半(139ページまで)の読解と議論をおこなって、2つの事例から、現代遺伝学が守秘義務に与える影響を検討する。
13 第8章「現代遺伝学と伝統的な守秘義務の限界」(2)医療上の守秘義務の再構築 テキスト第8章後半(140ページから)の読解と議論をおこなって、医療上の守秘義務の再構築について検討する。
14 第10章「医療倫理の未来」 / まとめ テキスト第10章の読解と議論をおこなうとともに、テキスト全体を振り返って、医療や生命の倫理の未来について検討する。

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