シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2026/03/25 現在/As of 2026/03/25

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
社会調査法/METHODS OF SOCIAL RESEARCH
ナンバリングコード
/Numbering Code
41-2062
開講所属
/Course Offered by
国際教養学部言語文化学科/INTERNATIONAL LIBERAL ARTS INTERDISCIPLINARY STUDIES
ターム・学期
/Term・Semester
2026年度/2026 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
金2/Fri 2
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
佐々木 利奈
遠隔授業科目
/Online Course

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
佐々木 利奈 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES
授業の目的・内容
/Course Objectives
 社会調査は、社会に起きているさまざまな事象についてデータや情報を収集し、それを解釈・分析することで社会を理解しようとする学問です。本講義では、社会を科学的に捉えるための調査の基本的な考え方と方法を学び、現代社会にあふれる多様なデータを批判的に読み解く力を身につけることを目的とします。履修者は、社会調査の基礎である質問紙調査を中心に、関心のあるテーマを設定し、グループで調査を企画します。調査票の作成、データ収集、集計、分析、報告書作成までの一連のプロセスを実際に経験することで、自ら調査を立案・実施・分析する力を養います。
 また、本講義を通して、日常生活やニュースで目にする統計やデータについて、その背景や前提を踏まえて考える視点を獲得します。単に数字を受け取るのではなく、「どのように集められたのか」「どのような偏りがありうるのか」といった問いを持ちながら読み解く力を育てます。
 この講義を履修することで、社会調査の基本的な知識と技能を習得するとともに、自ら問いを立て、データに基づいて考察し、その結果を他者に伝える実践的な力を身につけることができます。
 なお、上記の目的は国際教養学部言語文化学科のディプロマポリシーにおける「学位の裏付けとなる『能力』」のうち、4番目の「既存の情報や知の体系を問い直し、多様な意見をとりいれて、新たな意味や価値を創出する力を身に付けている」に関連するものです。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
【授業の形式・方法】
 本講義は、初回から最終回まで教室での対面授業として実施します。講義と演習を組み合わせながら進め、特に後半は質問紙調査の実習を中心とした参加型の授業となります。授業内でのディスカッションやレポート作成を通して理解を深めていきます。

【履修上の注意】
 授業計画詳細情報に記載した内容は、履修者全員で質問紙調査(アンケート調査)を実施する場合の想定に基づいています。ただし、履修者数や各自の関心テーマによっては、調査方法や進め方を変更することがあります。その際は授業内で適宜説明します。
 調査実習では、自分(たち)でテーマを設定し、計画から実施まで主体的に進めていきます。少人数で実習時間も多く、ゼミに近い形式で進行するため、積極的に取り組む姿勢が求められます。
 また、授業ではノートPCを使用する機会が多くあります。特に終盤ではデータ入力や集計にExcel等の表計算ソフトを使用します。基本的な操作方法は授業内で説明し、必要に応じて個別に対応しますが、不安のある場合は事前に準備しておくことを推奨します。
 提出された課題やレポートについては、授業内での講評やコメントを通してフィードバックを行います。調査計画や分析についても、随時助言を行いながら進めていきます。
使用言語
/Language used
日本語/Japanese
採用している授業方法
/Teaching methods used
ディスカッション・ディベート/Discussion・Debate 、 グループワーク/Groupwork 、 実習/Practical_training 、 PBL(課題解決型学習)/Project-based-learning
事前・事後学修の内容
/Before After Study
授業の進捗状況に応じて、授業時間外で調査計画の作成、文献調査、データの収集・入力・分析などの作業を行います。これらの課題は、調査の実践的理解を深めるための重要な学習プロセスです。
事前学修として、各回の授業内容に関連する事項について、インターネットや書籍を用いてあらかじめ調べておくこと(目安:1時間)、および授業で扱う用語や概念について基礎的な理解を得ておくことが求められます。
事後学修として、授業で扱った内容の復習を行い、特に不慣れな用語や概念について理解を深めてください(目安:1時間)。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
テキストは使用しない(授業内配布資料を使用)
著者
/Author name
該当なし
出版社
/Publisher
該当なし
ISBN
/ISBN
該当なし
その他(任意)
/other
授業は配布資料およびスライドを中心に進める。参考文献も適宜参照してください。
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
入門・社会調査法〔第4版〕: 2ステップで基礎から学ぶ
著者
/Author name
轟 亮 ・杉野 勇 ・ 平沢 和司 (著, 編集)
出版社/URL
/Publisher
法律文化社
ISBN
/ISBN
978-4589041418
その他(任意)
/other
第5版もまもなく発売される予定です。
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
自治体アンケート調査ハンドブック:企画・実施・活用のノウハウ
著者
/Author name
大谷信介・盛山和夫
出版社/URL
/Publisher
ミネルヴァ書房
ISBN
/ISBN
978-4623098965
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
1)調査報告書=40%
 学期末に提出する調査報告書(レポート)の出来によって評価します。

2)その他の提出物=40%
 調査企画案、質問リスト、調査データなど、調査の各段階で課される提出物の出来によって評価します。

3)授業への参加度=20%。
 授業内で何回か課される、作業の進捗状況報告の回数と出来によって評価します。
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
統計的、あるいは記述的な調査手法について理解し、実際に社会調査ができるようにする。
DPとの関連
/Relation to DP
【24カリ】----------
◎:幅広い教養
◎:専門知識・技能
◎:問題解決力
◎:情報分析力
◎:情報発信力
◎:協働性
◎:主体性
◎:倫理観

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 講義の概要(ガイダンス)  社会調査法とはどのようなものか、それをどのように学んでいくのか、そしてそれを学ぶ意義は何か、などなどについて説明する。この説明によって科目選択の参考にしてもらうのがこの回の目的である。  授業後に、内容を復習し、今後の調査をイメージし、本科目を履修すべきか否か、じっくり考えておくこと。
2 社会調査の種類とプロセスを知る どのような調査が行われているかを知るとともに、既存研究を参考にして、自分の調べてみたいことを明らかにし、調査の一連の流れを理解する。  授業前に、調査方法の種類やプロセスについて調べて置く。授業後は、どのようなテーマの調査をしたいか考える。
3 調査計画(1)調査企画の立案 この回の目的は調査テーマを明確にし、そのテーマがこの授業で扱うのに適切か、またどの調査手法が適切かを検討する  授業前に、調査したいテーマを検討しておく。授業後は、先行研究を調べどのように調査実施をしているかプロセスを調べる。
4 調査計画(2)調査企画の立案 自分の実施したい先行研究の検討を経て、再び調査テーマについて考える。この回で調査テーマを確定させる。  授業前に、調査企画案を作成すること。
 授業後に、必要に応じて調査企画案を修正すること。
5 データの収集(1)質問文を作る  調査テーマに基づいて、具体的な調査内容を質問文にしていく。作業の際には質問文のチェックポイントと照らし合わせながら、調査可能な内容と形式を備えた質問へと練り上げる。  授業内で質問文ができあがらなかった場合は、授業後に完成させること。
6 データの収集(2)回答形式を考える  同じ質問をしたとしても、どのような回答形式を用意するかによって調査結果は大きく変わりうる。この回は回答形式の種類やチェックポイントを学んだうえで、先に作成した質問に適した回答形式を考えていく。  授業内で回答形式が完成しなかった場合には、授業後に完成させること。質問文と回答形式をセットにした「質問リスト」を作成しておくこと。
7 データの収集(3)調査の同意について インフォームドコンセントについて学ぶ。調査について説明をし、参加者には必ず同意をとってから始めることを理解する。 授業内に同意書が出来上がらなかった場合には、授業後に完成させること。
8 データの収集(4)プレテスト、そして実査へ  作成した質問紙の出来をチェックするためにプレテストを行う。その結果をもとに質問紙に必要な修正を加え、質問紙を完成させる。そして実査(実際に調査すること)へと進む。  授業後に改めて不備がないかどうかもう一度確認すること。
9 データの分析(1)データ入力とクリーニング  実査で集めた回答をExcelで入力する。入力後はデータクリーニングを行い、おかしな回答や矛盾する回答を見つけ出し、適切な処理をする。  授業内でデータ入力が終わらなかった場合には授業後にデータ入力をし、入力ミスがないか確認すること。
10 データの分析(2)自由回答のコーディング  自由回答の記述はそのままでは集計が困難なので、コード化して集計しやすくする。このコード化の考え方と注意点、具体的な方法を実習するのがこの回の目的である。  授業内でコーディングが終わらなかった場合には、授業後にコーディングしておくこと。
11 データの分析(3)単純集計とクロス集計  Excelのピボットテーブル機能を使った単純集計とクロス集計の方法と注意点を理解したうえで、調査データを分析する。なお履修者の統計的知識とPCスキルに応じて、より高度な手法を紹介する場合もある。  授業後に、自分の調査テーマに関する項目について単純集計とクロス集計をしておくこと。
12 データの分析(4)データから知見を引き出す  調査データからどのような発見があったのか、集計表を組み合わせて知見を引き出す方法を学ぶ。  授業前に、自分の調査テーマに関する項目の集計結果から何が言えるかを考えておくこと。
13 データの分析(5)調査報告書の作成  調査の企画から知見までを報告書にまとめる。その際、データ分析計の論文・レポートの構成についても学習する。  授業後に、調査報告書の作成を進めること。
14 講義のまとめ  ここまでの調査プロセスを振り返り、「もしももう一度、自分で調査をするのなら」という観点で、今後の課題を考える。  授業前・授業後に、調査報告書の作成を進めること。

科目一覧へ戻る/Return to the Course List