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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2026/03/25 現在/As of 2026/03/25 |
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開講科目名 /Course |
労働経済学b/LABOR ECONOMICS(B) |
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ナンバリングコード /Numbering Code |
21-2042 |
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開講所属 /Course Offered by |
経済学部経済学科/ECONOMICS ECONOMICS |
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ターム・学期 /Term・Semester |
2026年度/2026 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
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曜限 /Day, Period |
月2/Mon 2 |
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開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
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単位数 /Credits |
2.0 |
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学年 /Year |
2,3,4 |
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主担当教員 /Main Instructor |
小林 徹 |
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遠隔授業科目 /Online Course |
- |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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| 小林 徹 | 経済学科/ECONOMICS |
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授業の目的・内容 /Course Objectives |
この講義は、「教育課程の編成・実施方針(CP)」における「専門教育」の「学科専門科目群」のうち「経済政策・応用経済」に属しています。本科目を学ぶことでDPの「現実社会に発生する多種多様な諸問題を広く経済学、経営学、会計学、情報学の視点から分析し、問題解決を図ることを通じて自己を発展させ、社会に貢献する能力を身に付けている。」を目指します。 労働経済学は、働くことや企業が人を雇用するということについて、労働者と企業とが出会う労働市場について、またそれらの管理監督をする政策について、経済学の理論とデータを駆使して分析をする学問分野です。たとえば、近年の過重労働の問題、外国人労働者問題、早期離職問題、増税の雇用と賃金への影響、AIによる雇用喪失、などが分析対象に挙げられます。労働経済学者はこれら問題に対して、各問題の発生原因を経済理論から診断し、政策の影響を予測し、この診断と予測が正しいかどうかデータ分析で確認するということに貢献しています。 この講義では、労働経済学の基礎理論とその活用の仕方を学びます。秋学期の労働経済学 bでは、社会人としての仕事選びや条件交渉、選挙時などでも議論される労働政策を評価する、といった活動に資する理論を学習します。例えば、労働市場からの余剰、外国人労働者の自国民への影響や社会保障徴収など給与税の影響、企業の給与制度の工夫、労働市場における差別、就職活動や転職活動などについて学びます。経済学の知識はあったほうが望ましいですが、知識がなくても一から知識を得て理解できるように講義を進めます。数学については最も基礎的な微分の知識は前提にしますが、感覚的にも労働経済学の理論を学べるように配慮します。 |
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授業の形式・方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
本科目は対面での実施となります。電子教材と教科書を併用しながら授業を進めます。授業内ではPPTのスクリーンでの投影だけでなく、黒板上での作図や計算も行います。ノートや印刷物の余白など書き込むことができる物の用意とデバイスの用意が求められます。 授業の各回でmanabaにより出題される練習問題、課題の時間を設け、答え合わせと解説を行います。課題に挑戦し考えて自分なりの答えを出す、授業内での答え合わせを通じて自分の答えを振り返る。という流れを通じて知識の定着を目指します。各回の課題と期末のmanabaで実施するレポートで評価を決定します。 質問は講義終了時と時間内でまにあわない場合はmanabaを通じて行います。教材はmanabaを通じて配布します。 本科目は経済学(ミクロ)の内容を前提として進めます。復習しておくことが求められますが、授業内でも復習します。 |
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使用言語 /Language used |
日本語/Japanese | ||||||||||
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採用している授業方法 /Teaching methods used |
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事前・事後学修の内容 /Before After Study |
事前にmanabaに登録される教材と教科書を読み予習しておくこと(2時間)。授業の復習だけでなく授業内で出された課題に再度取組み、再度出題された際に解けるようにしておくこと(2時間)。 | ||||||||||
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
講義中の課題:50%、期末レポート:50%。 期末レポートの課題に関しては、manaba上で確認できるようにするとともに14回目の講義で説明します。 |
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関連科目 /Related Subjects |
ミクロ経済学を基礎とする科目、経済政策に関する科目が該当します。例えば、「経済政策論」、「ミクロ経済学」などです。また授業内では実証分析の事例についても説明するため「経済統計論」も履修しておくと理解が深まります。 | ||||||||||
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備考 /Notes |
授業時間にmanabaにアップロードされた授業スライドのファイルを確認できるようにしておくこと。可能ならテキスト1も持参しておくことが望ましい。政府からのレポートや論文など関連資料は都度manabaにアップロードしておく。 | ||||||||||
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到達目標 /Learning Goal |
労働経済学に関する専門知識を習得し、労働分野の諸問題を経済学の枠組みで分析して解明できるようにする。 | ||||||||||
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DPとの関連 /Relation to DP |
○:幅広い教養 ○:問題分析力 ◎:問題認識力 ○:政策立案力 |
| 回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前・事後学修の内容 /Before After Study |
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| 1 | ガイダンス | 授業で用いるテキスト、評価方法、労働経済学とはどのような学問か、についてのガイダンス。 | 予習として教材資料を読む。授業の復習と課題の再挑戦。 |
| 2 | 労働事情:人事の問題 | 定着率向上にむけたエンゲージメント施策、エンプロイヤーブランドなど企業人事が直面している課題について学ぶ。人材サービスのHRテック事業化など対人事ビジネスの変化など、企業の人事を取り巻く環境変化につい | 予習として教材資料を読む。授業の復習と課題の再挑戦。 |
| 3 | 労働市場の余剰分析①:労働需給曲線と余剰 | 労働供給理論のおさらい、労働需要理論のおさらい。 労働供給曲線と労働需要曲線から読み取れる余剰について学ぶ。 |
予習として教材資料を読む。授業の復習と課題の再挑戦。 |
| 4 | 労働市場の余剰分析②:余剰分性の応用 | 余剰分析を応用し、給与税導入の影響に関する分析方法を学ぶ。 余剰分析を応用し、外国人労働者受け入れ拡大政策の自国民労働者への影響に関する分析方法を学ぶ。 |
予習として教材資料を読む。授業の復習と課題の再挑戦。 |
| 5 | 賃金制度①後払い賃金制度 | 後払い賃金制度で用いる期待値比較分析の方法を学ぶ。伝統的日本企業と外資・ベンチャー企業の初任給の格差について、勤続年数で格差が解消していく理由について考える。 | 予習として教材資料を読む。授業の復習と課題の再挑戦。 |
| 6 | 賃金制度②効率賃金仮説 | 効率賃金仮説で用いる期待値比較分析の方法を学ぶ。マスメディアや企業買収のコンサルティング企業がなぜ初任給から高給かを分析する。 | 予習として教材資料を読む。授業の復習と課題の再挑戦。 |
| 7 | 補償賃金仮説①:分析道具の整理 | 縦軸に賃金、横軸に仕事の危険度を用いた労働者の無差別曲線と企業の等利潤線について学ぶ。危険な仕事を好む労働者の特徴と危険なシノギに適した企業の特徴を分析する。 | 予習として教材資料を読む。授業の復習と課題の再挑戦。 |
| 8 | 補償賃金仮説②:分析道具の応用 | 前週の分析道具を用いて、多様な労働者・企業のマッチングがどのようになされるかについての分析方法を学ぶ。 ヘドニック賃金の分析方法について学ぶとともにヘドニック賃金分析の留意点を理解する。 |
予習として教材資料を読む。授業の復習と課題の再挑戦。 |
| 9 | 労働市場の差別①:使用者差別仮説の基本 | 労働需要の分析道具を用いて、使用者差別仮説とはどのような差別かを理解する。使用者差別をしている企業としていない企業、程度は小さいが少し使用者差別している企業の利潤を分析する。 | 予習として教材資料を読む。授業の復習と課題の再挑戦。 |
| 10 | 労働市場の差別②:使用者差別仮説の実証分析 | 使用者差別の存在を確認するデータ分析手法である市場テストについて学ぶ。紹介されるいくつかの分析事例について考え、近年のアニメやゲーム企業で見られたDEI施策の影響をどう分析するかについて考える。 | 予習として教材資料を読む。授業の復習と課題の再挑戦。 |
| 11 | 労働市場の差別③:統計的差別仮説 | 統計学で出てくるヒストグラムを用いながら、統計的差別とはどのような差別か直感的に理解する。近年の就職試験の応募者をAIで診断するツール、内定辞退の確率を予測するツールの問題点を考える。 | 予習として教材資料を読む。授業の復習と課題の再挑戦。 |
| 12 | 若者の労働市場、労働移動 | 失われた30年の間に盛んに推進された転職(労働移動)市場の活性化政策を振り返る。また労働移動のメリットについて2企業モデルから分析する。それと同時期に盛んに議論された若年労働市場の問題点を考える。 | 予習として教材資料を読む。授業の復習と課題の再挑戦。 |
| 13 | ジョブ・サーチモデル、サーチとマッチング | ジョブ・サーチ理論を使った就職活動の継続と打ち止めの判断について学ぶ。企業が労働者を探すサーチ活動、労働者が仕事を探すサーチ活動の分析理論について直感的に理解する。就職活動時の景気の影響について分析す | 予習として教材資料を読む。授業の復習と課題の再挑戦。 |
| 14 | 技術進歩と労働市場 | 近年の技術進歩であるコンピュータ化の影響についてのモデルであるRoutine-Biased Technological Change(RBTC)を理論と実証から学ぶ。加えてAI・ロボティクスの影響を考 | 予習として教材資料を読む。授業の復習と課題の再挑戦。 |