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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2026/03/25 現在/As of 2026/03/25 |
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開講科目名 /Course |
ヨーロッパの文化Ⅰ/EUROPEAN CULTURES I |
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ナンバリングコード /Numbering Code |
15-2056 |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部交流文化学科/FOREIGN LANGUAGES TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES |
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ターム・学期 /Term・Semester |
2026年度/2026 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
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曜限 /Day, Period |
木4/Thu 4 |
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開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
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単位数 /Credits |
2.0 |
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学年 /Year |
2,3,4 |
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主担当教員 /Main Instructor |
小林 大志 |
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遠隔授業科目 /Online Course |
- |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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| 小林 大志 | ドイツ語学科/GERMAN |
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授業の目的・内容 /Course Objectives |
ドイツ語という言語の特徴を構文論(Syntax; syntax)の観点から理解するために,生成文法 (generative Grammatik; generative grammar) に代表される句構造文法の考え方を学習する授業です。主に英語と日本語の例が取り上げられた教科書を読み進めながら,①そこで論じられている考え方がドイツ語にはどのように当てはまる(あるいは,当てはまらない)のか,②ドイツ語の特徴をとらえるために考え方を修正する必要があるとしたら,どこをどのように修正する必要があるのか,③その修正はドイツ語や英語や日本語の特徴をとらえる上で,どんな意味を持ってくるのか,といった問題について,講義を聞きつつ,他の参加者と話し合いながら考えていきます。この授業では,人間という生物に備わった言葉のしくみのひとつの側面について学ぶとともに,ドイツ語という個別的・具体的な言語の中でのその具現のしかたや,英語や日本語との共通点・相違点について学ぶことができます。 | ||||||||||
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授業の形式・方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
講義形式の授業です。ただし,一方的に教員の講義を聞くだけではなく,他の参加者と意見を交換する機会があります。授業は原則として対面授業で行います。試験に対するフィードバックはmanabaを通じて行います。 | ||||||||||
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使用言語 /Language used |
日本語/Japanese | ||||||||||
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採用している授業方法 /Teaching methods used |
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事前・事後学修の内容 /Before After Study |
・事前学習((1)+(2)で2時間): (1) テキストの指定範囲を事前に熟読するとともに,配布するドイツ語のデータセットに目を通し,テキストの議論がドイツ語のデータセットにどのように当てはまるのかをよく考えておく (2) ドイツ語のデータセットに関して語学的な不明点(例文の解釈がわからない,使われている単語の意味がわからない,など)がある場合は,『ABCドイツ語』などのドイツ語の教科書および辞典を確認し,教室で質問できるように疑問を整理しておく(不明点を解消する必要はない) ・事後学習((1)+(2)で2時間): (1) ノートを整理する (2) 授業で扱われたドイツ語の言語現象について,これまでのドイツ語学習の中で類似例がなかったか探し,見つけたものをノートに書きまとめる |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
平常点(30%)と定期試験(70%)を合算して100点満点で評価します。合格点は60点です。平常点は教室で他の参加者と積極的に意見交換する姿勢や授業内容についての質問や発言の積極性を評価するものです。定期試験では,(1)ドイツ語という言語の性質について理解を深めていること,(2)授業で紹介した方法を使ってドイツ語の言語データを分析し,ドイツ語の言語現象のしくみを説明することができるようになっていることを評価します。定期試験を受験できなかった場合,事情に応じて追試験等の対応を個別に検討します。 | ||||||||||
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関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
教科書は日本語で書かれていますが,ドイツ語のデータセットを扱う関係上,一定のドイツ語知識が前提となります。データセットは自然なドイツ語の表現ばかりでなく,中にはどこかおかしな表現もあります。この授業で求められるドイツ語の知識は表現の意味を読み解いたり訳したりするための知識ではなく,不自然でどこかおかしな表現を目にした時にも,どこがどう変なのか冷静に考え,疑問を整理するための知識です。 | ||||||||||
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到達目標 /Learning Goal |
主にドイツ語圏、フランス語圏を中心としたヨーロッパの各種文化に関して専門知識を習得し、多様なヨーロッパ文化を、言語、芸術、宗教、哲学、思想などの視点から分析のうえ、見解を提示できるようになる。 | ||||||||||
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DPとの関連 /Relation to DP |
【19カリ】---------- ○:他者理解 ◎:トランスナショナル文化に関する専門知識 ○:グローバル社会に関する専門知識 【24カリ】---------- ○:他者理解 ◎:トランスナショナル文化に関する専門知識 ○:グローバル社会に関する専門知識 ○:調査研究と協働学習 |
| 回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前・事後学修の内容 /Before After Study |
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| 1 | 導入・ガイダンス | 授業の進め方を説明します。句構造文法の考え方を導入し,言語学の諸分野における位置づけを行います。 | |
| 2 | 統語範疇と句構造規則 | ドイツ語において目的語と動詞の前後関係はどうなっていると考えるべきなのかを考えます。 | |
| 3 | 句構造と移動 | ドイツ語の疑問文や話法の助動詞を伴う文における動詞の位置をめぐる問題について考えます。 | |
| 4 | ドイツ語の「助動詞」 | ドイツ語においてJedes Kind soll schwimmen können.のように話法の助動詞を重ねることができる事実が構文論的にどのような意味を持つのかを考えます。 | |
| 5 | 名詞句の内部構造 | 「名詞が必要としている概念かどうか」による属格(2格)の構造の違いについて考えます。 | |
| 6 | Xバー理論と文の内部構造 | ドイツ語のいわゆる「枠構造」が形成される仕組みについて考えます。 | |
| 7 | ihr(3格)es(4格)schenkenとなぜ言えないのか | 「主語がVPの指定部にある」という仮定がドイツ語の構文論にどんな影響を及ぼすのかを考えます。 | |
| 8 | ドイツ語の再帰代名詞 | 「ドイツ語の再帰代名詞sichはいつ,誰(何)を指すことができるのか」という問題をさまざまな文で考えます。 | |
| 9 | 削除できる要素と削除できない要素 | 「文の意味を完結させるために必要な要素というものがあり,それを決定しているのは主として動詞である」という考え方について考えます。 | |
| 10 | 主題役割と統語理論 | いろいろな文において,「おおよそ」同じ意味関係の名詞句が,「常に,とはいわないが,だいたい」決まった形で表されることについて考えます。 | |
| 11 | ドイツ語のzu不定詞と英語のto不定詞 | 英語のto不定詞とドイツ語のzu不定詞の大きな違いについて考えます。 | |
| 12 | 格 | ドイツ語の文の中で名詞句に格が与えられるしくみについて考えます。特に,英語にはない格である与格(3格)が与えられる仕組みについて考えます。 | |
| 13 | 非対格性 | 受動態の主語と自動詞の主語の共通点について考えます。 | |
| 14 | まとめと期末テスト | これまでの授業の内容を整理し,期末テストを実施します。 |