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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2026/03/25 現在/As of 2026/03/25

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
英語専門講読Ⅰ/ADVANCED THEMATIC READING I
ナンバリングコード
/Numbering Code
15-2081
開講所属
/Course Offered by
外国語学部交流文化学科/FOREIGN LANGUAGES TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES
ターム・学期
/Term・Semester
2026年度/2026 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
月1/Mon 1
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
関根 路代
遠隔授業科目
/Online Course

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
関根 路代 英語学科/ENGLISH
授業の目的・内容
/Course Objectives
 詩の精読を通して、米国社会を多角的に観察する視点を身につけ、歴史や社会問題を自分の言葉で考え、発信する力を養う。
 2026年、米国は建国250年を迎える。昨年、ドナルド・トランプ大統領は、2026年7月4日に「米国独立250周年を祝う特別な祝賀行事」を行うことを発表し、それを実行する「Task Force 250」を設立した。「America 250」というプロジェクトのもと、現在、全米各地でさまざまな行事が計画されている。
 一方、ホワイトハウスのウェブサイトに掲載された「自由への道」を見ると、「建国の父たち」を中心とした国の「正史」が前面に押し出されており、「米国とは何か」をめぐる語りが一方向に整理されている印象を受ける。今後、建国250周年に向けて、米国社会における歴史認識やアイデンティティをめぐる議論が活発化していくことが予想される。
 本授業では、そのような「アメリカ」を生きてきた詩人たちの詩を読むことで、現代米国の状況を批判的に捉え直すことを目指す。民主主義とは何か、多様性とは何か、そして「アメリカ」とは何かを、詩という表現を通して考えていく。限られた回数のなかですべてを扱うことはできないため、厳選した詩を扱う。現在活躍している詩人の作品を多めに取り上げる。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
・各回、指定された部分の読解と分析とディスカッション、授業まとめ作成を中心に進める。
・manabaを使用し資料を配布する。
・個人的に連絡を取る必要がある場合は、大学のメールアドレスに送る。
・課題に対するフィードバックは授業中に適宜行う。
使用言語
/Language used
日本語+外国語/Japanese+foreign_language
採用している授業方法
/Teaching methods used
ディスカッション・ディベート/Discussion・Debate 、 グループワーク/Groupwork
事前・事後学修の内容
/Before After Study
事前学修:各回で扱う詩を予習し、授業で議論するための質問を準備する(1時間~2時間)。
事後学修:授業で扱った内容を踏まえ、リフレクションを記述する(1時間~2時間)。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
テキスト本の指定はありません。初回授業でウェブサイトからの取得方法を確認します。
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
Poetry Foundation
著者
/Author name
Poetry Foundation
出版社/URL
/Publisher
https://www.poetryfoundation.org/
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
poets.org
著者
/Author name
Academy of American Poets
出版社/URL
/Publisher
https://poets.org/
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
America 250
著者
/Author name
The U.S. Semiquincentennial Commission
出版社/URL
/Publisher
https://america250.org/
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
・レポート(最終回の発表含む):40% 授業で取り上げた分析テーマに基づいて詩作品を深く掘り下げたレポートを作成する。字数は日本語1800~2000字、または英語900~1000 words程度。理論的な分析がされているか、それが文章化されているかを判断基準にAA, A, B, Cの4段階で評価する。
・ディスカッション:30% ペアまたは小グループでおこなう、他の学生との意見交換への参加。
・授業まとめ作成:30% 授業で出た意見や議論を参考に、テーマや背景について情報を整理し、自分の考えをまとめる。
※出席は全体の1/3以上を欠席するとその時点で単位認定不能となります。
関連科目
/Related Subjects
Reading for Disciplinary StudiesⅡ /READING FOR DISCIPLINARY STUDIESⅡ
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
分野の専門性をもった英文マテリアル(資料)を講読、読解できるようにする。
DPとの関連
/Relation to DP
【19カリ】----------
◎:英語の運用能力
○:他者理解
○:調査研究と協働学習

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 イントロダクション 授業の内容、評価方法を確認する。「America 250」について紹介とディスカッション。
2 「アメリカ」という複数の声
Walt Whitman, “I Hear America Singing” 労働者一人ひとりの声が民主主義へとつながる詩を読む。
3 社会に回収されない声 Emily Dickinson, “I’m Nobody! Who are you?” 社会的な名声を拒み、匿名性に価値を置く詩を分析する。
4 建国の約束は誰に届くのか Langston Hughes, “Let America Be America Again” 理想から疎外された者の声からアメリカの多様性を問う。
5 正史に書かれない者たち Gwendolyn Brooks, “Beverly Hills, Chicago” 経済的格差や心理的分断を歌う詩を読む。
6 「母」の声 Sylvia Plath, “Morning Song” 役割と自己の間で揺れる「内面」の声に傾聴する。
7 想像・空想・妄想力 Billy Collins, “Traveling Alone” 旅先で接する他者を入り口に、肥大化する空想を描く詩から現代の孤独を問う。
8 自然と未来 Gary Snyder, “For the Children” 地球市民的なエコロジカルな声の詩から地球の今後を考える。
9 喪失と形式 Elizabeth Bishop, “One Art” 失うことを芸術へ昇華させようとする、喪失と痛みを奏でる詩を読む。
10 建国以前から続く歴史、場所を生きる Joy Harjo, “Remember” 奪われた歴史を超えて先住民の精神的な豊かさを再定義する声からこの先の歴史を考える。
11 ベトナム戦争の影、父子関係 Ocean Vuong, “Telemachus” 断絶されたルーツと向き合い、壊れた父子関係を言葉で修復しようとする詩から父・息子関係を分析する。
12 ジェンダー・身体表現の現在 Ada Limón, “How to Triumph Like a Girl” 皮膚の下の巨大で野生的な心臓の音を聞かせるエンパワーメントの詩を読む。
13 「マクロ」と「ミクロ」の往来 Arthur Sze, “The Shapes of Leaves” バラバラな断片のなかに、つながり合う広大な宇宙的パターンを見出す凝視者の声を聴く。
14 まとめ 今学期の内容を概観する。レポートの題材を考える。

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