シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2026/03/25 現在/As of 2026/03/25

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
フランス語圏の現代社会Ⅱ/AREA STUDIES IN CONTEMPORARY FRANCOPHONE SOCIETY II
ナンバリングコード
/Numbering Code
13-2016
開講所属
/Course Offered by
外国語学部フランス語学科/FOREIGN LANGUAGES FRENCH
ターム・学期
/Term・Semester
2026年度/2026 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
金4/Fri 4
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
西岡 淳
遠隔授業科目
/Online Course

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
西岡 淳 フランス語学科/FRENCH
授業の目的・内容
/Course Objectives
本科目では、フランス語圏における言語と社会の関係を、各地域の具体的事例に基づき社会言語学的観点から分析する。対象はフランス本国を出発点とし、ヨーロッパ、北米、カリブ海、アフリカ、インド洋、アジア、太平洋へと広げ、地域ごとの言語状況と言語政策の特徴を体系的に検討する。
具体的には、フランス語が各地域においてどのような役割を担っているのかを、媒介語(langue véhiculaire)と地域語(langues vernaculaires)という枠組みを用いて整理し、言語の階層性(diglossie)や言語選択の実態を分析する。f公用語としての制度的位置づけだけでなく、教育、日常生活、文化実践における言語使用のあり方にも注目し、言語と社会構造との関係を明らかにする。
さらに、各地域における歴史的背景(植民地支配、移民、国家形成)を踏まえつつ、言語政策の展開とその社会的帰結を検討する。とりわけ、多言語社会におけるフランス語の位置づけが、政治的統合、経済活動、アイデンティティ形成にどのように関与しているのかを比較的視点から考察する。
以上を通じて、本科目ではフランス語圏を単一の文化圏としてではなく、多様な言語実態と歴史的条件の下で構成される複合的な社会空間として捉え、その共通性と差異を批判的に理解することを目的とする。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
本授業は講義形式を基本として実施する。各回の冒頭では、前回内容の理解度確認および復習を目的として小テストを行い、要点を簡潔に補足解説する。各回の終盤にはリフレクションペーパーを作成・提出してもらい、受講者の理解状況、疑問点、論点整理の到達度を把握したうえで、次回授業において講評およびフィードバック(代表的意見の共有、補足説明等)を行う。授業中は適宜、問いかけや短時間の意見交換を通じて受講者の主体的参加を促すため、受講者には積極的な発言と議論への参加を求める。
小テスト・RPは平常点として評価に反映する。
使用言語
/Language used
日本語/Japanese
採用している授業方法
/Teaching methods used
事前・事後学修の内容
/Before After Study
受講者は、授業の理解を深めるため、各回の事前・事後学修を計画的に行うこと。授業冒頭の小テストは前回授業内容の復習・理解度確認として位置付けるため、授業後には講義内容を整理し、主要概念・用語・事例を復習するとともに、歴史的経緯(年代、出来事、制度の成立と変容)および因果関係(「いつ・なぜ・どのように」変化したか)を確認して知識の定着を図ることが求められる。あわせて、小テストでの誤答や理解が不十分であった点を洗い出し、関連箇所を再確認すること。
また、授業末に提出するリフレクションペーパーは、当該回の学修内容を要約し、重要な論点や疑問点を明確化するための活動として位置付ける。受講者は、授業で提示する参考文献・資料を手掛かりに、疑問点や関心事項について追加的に調べ、歴史的背景に関する理解を補強・深化させたうえで、次回授業に向けて論点を整理して臨むことが望ましい。
事前学修・事後学修は、それぞれ2時間程度を目安とする。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
https://observatoire.francophonie.org/accueil
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
https://www.francophonie.org/sites/default/files/2026-03/La_langue_francaise_dans_le_monde_Edition_2
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
多様性のなかのフランス語
著者
/Author name
鳥羽美鈴
出版社/URL
/Publisher
関西学院大学出版会
ISBN
/ISBN
978-4862831019
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
欠席が6回以上に達した場合は、原則として成績評価を行わず、単位認定の対象外とする(欠席・遅刻等の扱いは大学の規程および授業内の指示に従う)。成績は以下により総合的に評価する
小テスト・リフレクションペーパー(平常点):50%
中間・期末レポート:50%
なお、リフレクションペーパーは提出の有無に加え、授業内容の理解に基づく要点整理、論点の明確さ、具体性(根拠や例示)を評価する。
関連科目
/Related Subjects
データで学ぶフランス語圏Ⅱ
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
現代フランス語圏社会について、歴史背景を踏まえた専門知識を修得するとともに、諸地域の特性や諸課題を対象として、分析のうえ見解を提示できるようにする。
DPとの関連
/Relation to DP
【19カリ】----------
◎:幅広い教養
◎:専門知識・技能
◎:フランス語の運用能力
◎:課題設定力
◎:情報分析力
◎:発信力
○:協調性
◎:主体性
◎:倫理性
【24カリ】----------
◎:幅広い教養
◎:専門知識・技能
○:フランス語の運用能力
◎:課題設定力
◎:情報分析力
◎:発信力
○:協調性
◎:主体性
◎:倫理性

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 ガイダンス:フランス語圏の言語社会をどう見るか 授業の目的・方法の説明。社会言語学の基本概念(langue véhiculaire/vernaculaire、diglossie)を導入し、分析視角を提示する。 事前:シラバスを確認する
事後:用語(véhiculaire/vernaculaire/diglossie)を整理する
2 フランス本国の言語状況 フランス語の標準化と言語政策、地域言語(ブルトン語、オック語など)との関係、多言語主義をめぐる現状を検討する。 事前:フランスの言語政策について調べる
事後:単一言語主義の特徴を整理する
3 ベルギー・スイス・ルクセンブルクの言語状況 多言語国家における制度的言語分割と共存の仕組みを分析し、言語と政治体制の関係を考察する。 事前:各国の公用語構成を確認する
事後:制度と言語の関係を比較する
4 ケベックとカナダの言語政策 フランス語憲章を中心に、英仏関係、移民政策、言語とアイデンティティの関係を分析する。 事前:カナダの公用語制度を調べる
事後:言語政策と経済の関係を整理する
5 ルイジアナのフランス語共同体 歴史的背景(アカディアン移住)とCODOFILの取り組みを踏まえ、少数言語の維持と再生を検討する。 事前:ケイジャン文化について調べる
事後:言語復興の条件を整理する
6 カリブ海地域のフランス語とクレオール クレオール言語の成立と機能、diglossieの構造、文化とアイデンティティの関係を分析する。 事前:クレオールとは何かを調べる
事後:言語と文化の関係を整理する
7 マグレブのフランス語・アラビア語関係 植民地期の影響と独立後のアラビア語化政策、フランス語の実用的地位の持続を検討する。 事前:アルジェリア・モロッコの言語状況を調べる
事後:言語と政治の関係を整理する
8 西・中部アフリカにおけるフランス語 フランス語の媒介語としての機能と多言語社会の実態、教育・行政における役割を分析する。 事前:アフリカの言語数の多さを調べる
事後:véhiculaireとしての役割を整理する
9 中央アフリカ・大湖地域の言語状況 ルワンダ・ブルンジなどを事例に、言語政策の転換(英語化など)と政治的背景を考察する。 事前:ルワンダの言語政策を調べる
事後:言語選択の政治性を整理する
10 インド洋地域の多言語社会 レユニオン、モーリシャス等を対象に、クレオールとフランス語の共存と社会構造を分析する。 事前:インド洋地域の言語構成を調べる
事後:多言語共存の特徴を整理する
11 東南アジアのフランス語使用 ベトナム、カンボジア、ラオスにおけるフランス語の歴史と現在の機能を検討する。 事前:インドシナの歴史を確認する
事後:フランス語の衰退と存続を整理する
12 太平洋地域のフランス語圏 ニューカレドニア、フランス領ポリネシアを中心に、言語と自治・独立問題の関係を分析する。 事前:太平洋のフランス領を調べる
事後:言語と政治の関係を整理する
13 各地域の比較と整理 これまでの事例を比較し、共通点と相違点(言語政策、社会構造、歴史背景)を体系的に整理する。 事前:各回の内容を振り返る
事後:比較の観点を整理する
14 総括:フランス語圏をどう捉えるか フランス語圏を多様な社会空間として再定義し、言語と社会の関係を総括する。 事前:フランス語圏の定義を整理する
事後:授業全体の理解をまとめる

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