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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2026/03/25 現在/As of 2026/03/25 |
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開講科目名 /Course |
言語学特殊講義b/SPECIAL LECTURE ON LINGUISTICS(B) |
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ナンバリングコード /Numbering Code |
12-2090 |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部英語学科/FOREIGN LANGUAGES ENGLISH |
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ターム・学期 /Term・Semester |
2026年度/2026 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
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曜限 /Day, Period |
月4/Mon 4 |
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開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
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単位数 /Credits |
2.0 |
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学年 /Year |
2,3,4 |
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主担当教員 /Main Instructor |
藤田 元 |
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遠隔授業科目 /Online Course |
- |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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| 藤田 元 | 英語学科/ENGLISH |
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授業の目的・内容 /Course Objectives |
多くの人は、ろう者が手話を使ってコミュニケーションを取っていることを知っているでしょう。一方で、日本には何種類の手話が存在するか、手話はジェスチャーと違うのか、手話を日本語や英語のように自然言語として取り扱うことは「科学的に」問題がないのか、アメリカで使用されている手話とイギリスで使用されている手話は同じであるか、といった手話に関する質問に答えられる人は多くないことでしょう。この授業は、手話について全くの知識がない人を対象に、このような疑問を1つ1つ丁寧に考えていきます。授業を通して、受講者が手話についての言語学的知識を持つことを目標とします。受講に際して、言語学に関する知識がある方が好ましいですが、知識がなくても問題がないように授業を進めていきます。具体的な言語分析(音韻論・統語論等)は取り扱いません。 英語学科の教育課程の編成・実施方針や学位授与方針が示す「英語の運用能力を養成し、英語圏の言語・文学・文化・社会・国際関係などを理解するための専門知識を身につけた、国際的視野に立つ教養人を育成する」ことを目指します。 |
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授業の形式・方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
授業は講師による講義を中心に展開します。説明にはスライドを使用します。100分授業のうち、約70分を使って、手話研究の諸概念(日本における手話事情・ろう文化・手話の獲得・手話と失語の問題など)を中心に説明します。残りの30分は回次ごとにクイズ・練習問題・ミニレポートのいずれかを課します。正答があるものは、授業内で解説をします。すべての授業回でリフレクションペーパーを提出する必要があります。リフレクションペーパーのフィードバックはmanabaに掲示します。履修を希望する場合には、必ず初回の授業に出席してください。 | ||||||||||
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使用言語 /Language used |
日本語/Japanese | ||||||||||
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採用している授業方法 /Teaching methods used |
ディスカッション・ディベート/Discussion・Debate 、 グループワーク/Groupwork | ||||||||||
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事前・事後学修の内容 /Before After Study |
事前・事後学修の内容:予習の必要はありません。ハンドアウトについては授業で取り扱わなかった箇所も含め必ず読んで、復習してください。復習には概ね3~4時間程度の時間が必要です。 | ||||||||||
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
学期末試験:60% 平常点評価:40%(クイズ・練習問題・ミニレポートの解答状況、リフレクションペーパーの提出状況) |
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関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
言語学の特定分野(音声学、音韻論、形態論、統語論、意味論、心理言語学、機能主義言語学、コーパス言語学、第二言語習得など)に関して専門知識を習得し、分析・論証できるようにする。 | ||||||||||
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DPとの関連 /Relation to DP |
【24カリ】---------- ○:国際教養と社会的責任 ○:英語の運用能力 ○:グローバル社会に関する専門知識 ○:メディア・コミュニケーションに関する専門知識 ○:文学・文化・歴史に関する専門知識 ◎:言語に関する専門知識 ○:系統的知識と表現力 |
| 回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前・事後学修の内容 /Before After Study |
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| 1 | イントロダクション | 授業概要を説明し、授業内容を概観します。 | |
| 2 | 日本の手話とサイナー | 日本で使われている手話と使用者(サイナー)を分類し、何が言語学の対象となるかを説明します。 | |
| 3 | 手話に特有の表現 | 手話に固有の表現を紹介します。併せて、手話についてのよくある誤解についても説明します。 | |
| 4 | 手話と言語権 | ろう学校における手話の取り扱いを事例に、言語権という概念を導入し、日本における歴史を説明します。 | |
| 5 | 情報保障と合理的配慮 | 災害報道を通じて、なぜ字幕だけでなく手話による情報提供も必要であるのかという問題について説明します。 | |
| 6 | ろう文化 (1):アイデンティティ | 「ろうは遺伝しうる」という事実と日本手話サイナーのアイデンティティ、日本手話への危機感について説明します。 | |
| 7 | ろう文化 (2):聴者の文化との比較 | ろう者の文化について個別具体的に説明・紹介します。 | |
| 8 | 言語接触とニカラグア手話 | 手話は、音声言語と比較して、言語接触の多い言語であることを指摘し、ニカラグア手話の成立を通して言語接触の諸問題を解説します。 | |
| 9 | 手話と脳 (1):言語の神経的基盤と失語症 | 脳の特定の部位に損傷が起こった場合の失語とその類型を紹介し、併せて脳の非侵襲性脳機能計測について導入します。 | |
| 10 | 手話と脳 (2):音声言語と手話の比較 | 英語とイギリス手話を事例に、手話と音声言語における言語野・失語の平行性を説明します。 | |
| 11 | 手話と言語獲得 (1):音声言語との平行性 | アメリカ手話・オランダ手話を事例に、手話の獲得と音声言語の獲得の平行性を説明します。 | |
| 12 | 手話と言語獲得 (2):レイトサイナーと臨界期 | レイトサイナーとネイティブサイナーの手話の知識には質的に差異があることを説明します。レイトサイナーが抱える社会的問題も紹介します。 | |
| 13 | 手話と現代言語学 (1):手話の再定義 | 現代言語学(生成文法)の観点から「手話が言語である」とはどういうことかを説明し、言語学的にも手話が自然言語であることを確認します。 | |
| 14 | 手話と現代言語学 (2):手話研究からの貢献 | 手話研究がどのように現代言語学に貢献することができるかについて説明します。 |