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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2026/03/25 現在/As of 2026/03/25 |
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開講科目名 /Course |
言語学特殊講義a/SPECIAL LECTURE ON LINGUISTICS(A) |
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ナンバリングコード /Numbering Code |
12-2089 |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部英語学科/FOREIGN LANGUAGES ENGLISH |
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ターム・学期 /Term・Semester |
2026年度/2026 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
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曜限 /Day, Period |
火3/Tue 3 |
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開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
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単位数 /Credits |
2.0 |
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学年 /Year |
2,3,4 |
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主担当教員 /Main Instructor |
安井 美代子 |
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遠隔授業科目 /Online Course |
- |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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| 安井 美代子 | 英語学科/ENGLISH |
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授業の目的・内容 /Course Objectives |
いろいろな認知能力にはそれを獲得するのに重要な時期(臨界期)があり、言語能力に関しては13歳程度までと言われています。虐待などにより、臨界期に言語にふれることができず、言語を獲得できなかった事例を、英語学入門その他の授業で学んだ方もいるかと思います。この授業では、まず先天性の重度難聴で、1歳の時に人工内耳を体に埋め込む手術を受けたこどもの特殊な日本語の発達と、その弟の0歳児(聴者)の発達を比較分析します。難聴児の発音の変遷だけでなく、ワンワンなどの単語(や手話サイン)が何かを指すことを生まれながらに「知っている」こと自体、ある意味驚きではないでしょうか。次に、人間以外の生物のコミュニケーションを、人間言語が普遍的に持つ性質から分析します。意外なことに、ミツバチのコミュニケーションは人間言語との類似点が多いのですが、もちろん、異なる点もあります。最後に、Madというアメリカの漫画雑誌で使われる特殊な英語表現について分析します。代名詞の用法が特殊で、時制や仮主語が欠けており、こどもの発話と似ていますが、日本語との類似点もあります。この講義を通して、言語の本質とは何か、生成AIが出力する表現は言語と言えるのかなどの問いに挑戦していきます。 また、英語学科の教育課程の編成・実方針や学位授与方針が示す「英語の運用能力を養成し、英語圏の言語・文学・文化・社会・国際関係などを理解するための専門知識を身につけた、国際的視野に立つ教養人を育成する」ことを目指します。 |
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授業の形式・方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
教室で対面形式の授業をします。参考文献1と2はテキストではありませんが、講義でしばしば言及する予定です。 講義内容に関するハンドアウトは毎週事前にManabaにアップします。毎回の授業の前半は講義を行い、後半は講義内容に関する課題にグループで取り組んでもらいます。授業後には講義内容に関する短いレポート課題を出します。レポート課題へのフィードバックはManabaや次週の授業で行います。 |
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使用言語 /Language used |
日本語+外国語/Japanese+foreign_language | ||||||||||
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採用している授業方法 /Teaching methods used |
グループワーク/Groupwork | ||||||||||
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事前・事後学修の内容 /Before After Study |
事前にManabaからハンドアウトをダウンロードして予習してください。授業後に、レポート課題に各自で取り組み、Manabaに提出してください。(事前学習2時間、事後学習2時間が目安) | ||||||||||
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
毎回の授業での言語分析、提出課題など(40%)、学期末試験(60%) とする。 | ||||||||||
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関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
言語学の特定分野(音声学、音韻論、形態論、統語論、意味論、心理言語学、機能主義言語学、コーパス言語学、第二言語習得など)に関して専門知識を習得し、分析・論証できるようにする。 | ||||||||||
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DPとの関連 /Relation to DP |
【24カリ】---------- ○:国際教養と社会的責任 ○:英語の運用能力 ○:グローバル社会に関する専門知識 ○:メディア・コミュニケーションに関する専門知識 ○:文学・文化・歴史に関する専門知識 ◎:言語に関する専門知識 ○:系統的知識と表現力 |
| 回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前・事後学修の内容 /Before After Study |
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| 1 | 先天性重度難聴児の人工内耳手術6年後の発話 | どの音の構音が難しいか、動画を見て具体的に分析する。聴覚に制限がない0歳児の発話に見られる子音と比較する。 | |
| 2 | 先天性重度難聴児の人工内耳手術後の発話の変化 | 発音にどのような変化が起きたか、動画を見て具体的に分析する。ワンワンなどの単語が何かを指すことを知っているという事実について考察する。 | |
| 3 | 擬音語・擬態語の特徴 | 擬音語・擬態語で使われる音とそれが指し示すものとの対応や、表現形式について学ぶ。日本のアニメに見られる表現も分析する。 | |
| 4 | 人間言語の特徴:恣意性、文節性 | 左記2つの特徴をミツバチや他の生物のコミュニケーションシステムが持っているか検討する。 | |
| 5 | 人間言語の特徴:構造の二重性、生産性、 | 左記2つの特徴をミツバチや他の生物のコミュニケーションシステムが持っているか検討する。 | |
| 6 | 人間言語の特徴:転位、文化としての伝承 | 左記2つの特徴をミツバチや他の生物のコミュニケーションシステムが持っているか検討する。 | |
| 7 | 講義前半のまとめ | 6週目までの内容を復習し、言語の本質について考察する。 | |
| 8 | 特殊な英語表現:代名詞 | Madという漫画雑誌の、特殊な代名詞表現について学ぶ。 | |
| 9 | 特殊な英語表現:時制 | Madという漫画雑誌の、時制の分布について学ぶ。 | |
| 10 | 特殊な英語表現:仮主語 | Madという漫画雑誌の、thereや itなどの仮主語の分布について学ぶ。 | |
| 11 | こどもの発話の特徴:機能語と内容語 | こどもの初期の発話は内容語からなり、発達するについて機能語が増えていくことを学ぶ。 | |
| 12 | 時制を欠いた大人の発話:小節 | 大人の発話にも機能語欠いた部分があることを学ぶ。 | |
| 13 | 日本語の構造の概要 | 日本語には英語に見られる機能が欠けており、逆に日本語には終助詞など英語に見られない機能ががあることを学ぶ。 | |
| 14 | 講義のまとめ | 復習と学期末試験 |