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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2026/03/25 現在/As of 2026/03/25 |
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開講科目名 /Course |
英語専門講読 a/ADVANCED THEMATIC READING (A) |
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ナンバリングコード /Numbering Code |
12-2007 |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部英語学科/FOREIGN LANGUAGES ENGLISH |
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ターム・学期 /Term・Semester |
2026年度/2026 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
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曜限 /Day, Period |
火2/Tue 2 |
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開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
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単位数 /Credits |
2.0 |
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学年 /Year |
2,3,4 |
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主担当教員 /Main Instructor |
安井 美代子 |
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遠隔授業科目 /Online Course |
- |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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| 安井 美代子 | 英語学科/ENGLISH |
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授業の目的・内容 /Course Objectives |
私たちは母語で自由に会話や思考などをすることができますが、この能力をどのように獲得したのでしょうか。日本語環境で育つ子供の最初の発話には「ワンワン」「カサカサ」などの擬音・擬態語が多く観察されます。「カサカサ」には以下のようなバリエーションが考えられますが、(1), (2)の3つめは非常に発音しにくい(これを*で表しています)のではないでしょうか。 (1) カサカサ カシャカシャ *キャサキャサ (2) ガサガサ ガシャガシャ *ギャサギャサ また、大人は「手がかさかさだ」「手がかさつく」などの表現を使いますが、「手がかさだ」「手がかさかさつく」は使いません。感覚と結びついた幼児の擬音・擬態語と大人の語彙にはどのような関係があるのでしょうか。この授業では英語学入門での知識を基盤に、主に英語母語話者の言語獲得過程に関する論文を取り上げ、この問いを考察していきます。 具体的には(3)と(4)は動詞が違うだけですが、one the stageと動詞の結びつきが異なり、代用表現do soの使い方により(3)と(4)の階層構造を区別できることを英語学入門で学びました。 (1) John played the harmonica on the stage. (2) John put the harmonica on the stage. 同様に、(4)のような子供の発話は、冠詞が抜けており、完全な名詞句ではありませんが、不定代名詞oneの使い方は正しく、名詞句の抽象的な階層構造を無意識に「理解」していると推定されます。 (4) Nice yellow pen, nice one. (Radford 1990:65) 2歳程度の子供の発話は、名詞、動詞、形容詞などの内容語を2〜3個並べただけに見えますが、語順に殆ど間違いがないだけでなく、冠詞や助動詞などの機能語を含む大人の発話と同じ階層構造を持っていると考えられます。子供の言語獲得過程を分析することにより、人間の知的能力の本質を学んで行きます。授業の理解に必要なのは「英語学入門」程度の知識です。 また、英語学科の教育課程の編成・実方針や学位授与方針が示す「英語の運用能力を養成し、英語圏の言語・文学・文化・社会・国際関係などを理解するための専門知識を身につけた、国際的視野に立つ教養人を育成する」ことを目指します。 |
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授業の形式・方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
教室での対面授業を基本とします。 ハンドアウト配布、レポートの出題と回収はManabaで行います。指定のテキストはありませんが、関連した文献をManabaで配布します。 講義の前半は文献に関する設問をグループで討議して、板書してもらい、理解を確認します。後半にはレポート課題を出します。授業内に討議し、各自でレポートとしてまとめ、Manabaに提出します。フィードバックはManaba及び講義で行います。 |
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使用言語 /Language used |
日本語+外国語/Japanese+foreign_language | ||||||||||
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採用している授業方法 /Teaching methods used |
グループワーク/Groupwork | ||||||||||
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事前・事後学修の内容 /Before After Study |
毎週、事前にManabaから論文に関するハンドアウトをダウンロードして予習してください。事後は授業内容を復習し、レポート課題に各自で取り組み、Manabaに提出してください。(事前学習1時間、事後学習2時間が目安) |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
毎回の授業後にManabaに提出するレポート課題(40%)、論文の要約など(60%) | ||||||||||
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関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
分野の専門性をもった英文マテリアル(資料)を講読、読解できるようにする。 | ||||||||||
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DPとの関連 /Relation to DP |
【24カリ】---------- ◎:国際教養と社会的責任 ○:英語の運用能力 ○:グローバル社会に関する専門知識 ○:メディア・コミュニケーションに関する専門知識 ○:文学・文化・歴史に関する専門知識 ○:言語に関する専門知識 ○:系統的知識と表現力 |
| 回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前・事後学修の内容 /Before After Study |
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| 1 | 導入:子供の言語習得関する問い | ことばと外界の関係を子供はどのように認識するのか、ことばでどのように複雑な構造をつくっていくのか、などについて考える | |
| 2 | 擬音・擬態語 |
子供の発話に見られる擬音・擬態語が指す対象の品詞、音の性質などについて学ぶ。 | |
| 3 | 動詞句の階層構造 |
成人の発話に見られる動詞句の必須要素(補部)と修飾要素(付加詞)の違いについて学ぶ | |
| 4 | 名詞句の階層構造 |
成人の発話に見られる名詞句の必須要素(補部)と修飾要素(付加詞)の違いについて学ぶ | |
| 5 | 機能範疇が作る階層構造 | 成人の発話に見られる機能範疇と語彙範疇がつくる階層構造の違いについて学ぶ | |
| 6 | 子供の名詞句:補部と付加詞 | 子供の発話に見られる名詞句の基本データを分析する。 | |
| 7 | 子供の名詞句:付加詞の繰り返しと不定代名詞one | 子供の発話に見られる不定代名詞oneの使い方を分析する。 | |
| 8 | 子供の名詞句と複合名詞の違い |
子供の発話に見られる名詞句、複合名詞の違いを分析する。 | |
| 9 | 子供の名詞句:所有格・指定辞 | 子供の発話に見られる所有格の性質を分析する。 | |
| 10 | 子供の動詞句 |
子供の発話に見られる動詞句の基本データを分析する。 | |
| 11 | 動詞句内主語分析と時制を欠いた節(小節) | 大人の発話にみられる時制を持った節と時制を欠いた小節の違いについて学ぶ。 | |
| 12 | 子供の前置詞句と形容詞句 |
子供の発話に見られる前置詞句、形容詞句の階層構造について学ぶ。 | |
| 13 | 子供の発話文の構造 | 子供の初期の発話が小節であるという仮説のもとにデータを分析する。 | |
| 14 | 授業のまとめ | 講義内容を復習し、試験で理解度を示す。 |