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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2026/03/25 現在/As of 2026/03/25

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
国際関係特殊講義a/SPECIAL LECTURE ON INTERNATIONAL RELATIONS(A)
ナンバリングコード
/Numbering Code
12-2052
開講所属
/Course Offered by
外国語学部英語学科/FOREIGN LANGUAGES ENGLISH
ターム・学期
/Term・Semester
2026年度/2026 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
水1/Wed 1
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
金子 芳樹
遠隔授業科目
/Online Course

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
金子 芳樹 英語学科/ENGLISH
授業の目的・内容
/Course Objectives
島国国家・日本においては、日常生活の中での国境を意識することはほとんどない。陸地で隣国と接する陸上国境がないからである。しかし、世界の国々の中で、日本のように陸上国境を持たない国は、国連加盟193カ国の中で36カ国に過ぎない。しかもそれらの多くは小規模な島嶼国家であり、中規模以上の国は日本、フィリピン、ニュージーランド、スリランカなど、きわめて少ない。人口比でみると世界の全人口の96%は陸上国境のある国に住んでおり、国境を挟んで隣国と接している。

陸上国境は、人為的・人工的に設けられた国家のボーダーラインである。グローバル化が進んで、ヒトやモノが縦横無尽にそれら国境を越えて行き来するようになったが、国境を越えるには何らかの条件や制限を課せられ、また様々な手続きが必要となる。アメリカのトランプ大統領は、国境を越えるモノに軒並み高額の関税をかけ、それを武器のように使って他国に圧力をかけている。また、国境の引き方自体をめぐってしばしば紛争や戦争が起きる。現在進行中のウクライナ戦争やガザ問題も、元をたどれば陸上国境の引き方をめぐる問題である。

本授業では、「国境をめぐる国際関係」をテーマとして、国際社会における国境の意味や役割、もしくは国家を隔てる様々な国境の現状について考える。世界の各地域の陸路国境を巡り回ってきた授業担当者の経験や情報を基に、地域や国ごとの国境の意味合い、国境の両側における違い、国境を越える際の制度や手続きなどに注目しながら、できるだけ具体的に各国の国境について分析・紹介していく。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
本授業は、(1)事前にmanabaにて配布したレジュメ、(2)教室でプロジェクターに投影するパワーポイント資料(図表、写真、動画資料などを含む)、(3)教員による口頭での解説や現地情報の提供の3種類のソースを用いて、できるだけ多面的に進めます。

インタラクティブな要素もできるだけ導入し、受講者からの質問とそれに対する教員の回答がしやすい環境を設けます。授業に関する質問は教員のメールアドレス <ykaneko@dokkyo.ac.jp> で随時受け付け、次の授業までに返信するとともに、他の受講者とも共有すべき内容については後の授業の中でフィードバックします。

各回の授業のレジュメは、授業日前日までにmanaba上でPDFファイルとして配信しますので、各自で事前に印刷して持参するか、もしくはファイルをダウンロードしたPCまたはタブレットを持参するなど、確実に教室で閲覧できる状態で授業に参加してください。
使用言語
/Language used
日本語/Japanese
採用している授業方法
/Teaching methods used
プレゼンテーション/Presentation 、 PBL(課題解決型学習)/Project-based-learning
事前・事後学修の内容
/Before After Study
授業前には、事前配信されるレジュメ資料を入手(ダウンロード)して一読し、授業後にはレジュメ、授業時間内での教員から説明、各自がメモした内容などを再度確認して授業内容を確実に理解しておくことが求められます(事前、事後学習の目安は各1時間程度)。

また、授業では時事的な国際情勢をしばしば例に挙げるので、日ごろから新聞やネットニュースの国際面などに目を通し、基礎的な内容や国際情勢の推移などに目を向け、国際社会の動向を把握しておくことを推奨します。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
特定の文献をテキスト(教科書)としては使用しない
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
学期の最後に筆記試験を行い、その成績に基づいて評価します(100%)。なお、試験は、14回の各授業内容の把握・理解の度合いを中心に確認することに主眼を置き、選択問題と記述問題をを組み合わせた形で行います。

なお、評価においては、外国語学部の学位授与方針(DP)に沿って、グローバル社会に関する専門的知識を修得しているか、それらの背景や諸課題について的確に理解・分析しているか、また自らの見解を効果的に表現する能力を身に付けているかといった点を重視します。
関連科目
/Related Subjects
「〔国際地域論〕アジアの政治・経済・国際関係」(金子芳樹担当、秋学期:火曜2限)
「国際関係特殊講義b:日本のアジア外交」(金子芳樹担当、秋学期:水曜1限)

備考
/Notes
テキスト:授業ごとに配布するレジュメ資料を使用します。特定の文献をテキストには使いません。
参考文献 :講義内容を補足する参考文献を授業の中で適宜紹介します。
到達目標
/Learning Goal
国際関係に関して学際的な専門知識を習得し、歴史学、国際関係論、地域研究などについてさまざまな観点から分析を行い、見解を提示できるようにする。
DPとの関連
/Relation to DP
◎:国際教養と社会的責任
○:英語の運用能力
◎:グローバル社会に関する専門知識
○:メディア・コミュニケーションに関する専門知識
○:文学・文化・歴史に関する専門知識
○:言語に関する専門知識
○:系統的知識と表現力

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 イントロダクション:国家の領土と国境の意味 本授業の趣旨と授業計画
2 ヨーロッパの国境(1)国境(陸上、海上)の意味と国境管理の変遷 国境の定義・意味と国境管理の具体的方法など
3 ヨーロッパの国境(2)EUの結成と国境の「消滅」 「国境なき国家連合」ともいえるEUの国境の仕組みと管理について
4 ヨーロッパの国境(3)EUの国境を考えるケーススタディー:ルーマニア、ブルガリア、トルコ EU諸国と接するEU外諸国の国境の具体例
5 ヨーロッパの国境(4)旧社会主義圏(東欧、ロシア、ウクライナ)の国境とその変化 ヨーロッパの旧社会主義諸国の国境の変遷と現在、ウクライナ戦争の現場
6 アジアの国境(1)欧米諸国がアジアクライナ戦争の現場 植民地支配の影響を色濃く残すアジアの国境について
7 アジアの国境(2)朝鮮半島38度線:韓国と北朝鮮を分けるDMZ 現地の状況から考える38度線の意味を考える
8 アジアの国境(3)東南アジアの国境と国境問題:ミャンマー、タイ、カンボジア 東南アジアにおける国境の設定とその実態について
9 アジアの国境(4)東南アジアの中国国境:ベトナム、ラオス 中国との国境の現状と国境を越えるヒトとモノについて
10 アジアの国境(5)南アジアの国境と国境問題:インド、パキスタン、バングラデシュ、ネパール インド・パキスタンの分離とその後の国境紛争
11 アジアの国境(6)東南アジアの海上国境:南シナ海問題 海上国境をめぐる国際問題として南シナ海問題を考える
12 中東とアフリカの国境:砂漠の国境、国境としてのスエズ運河 砂漠地帯の国境をめぐる問題を考える
13 中央アジアの国境:カザフスタン・キルギス国境 中国の「一帯一路」構想の影響を受けて活性化するかつてのシルクロード遅滞の陸路国境の近況について
14 国家の領土と国境について改めて考える:変化と継続 授業全体の総括と今後の国境の展望

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