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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2026/03/25 現在/As of 2026/03/25 |
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開講科目名 /Course |
コミュニケーション論特殊講義a/SPECIAL LECTURE ON COMMUNICATION(A) |
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ナンバリングコード /Numbering Code |
12-2066 |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部英語学科/FOREIGN LANGUAGES ENGLISH |
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ターム・学期 /Term・Semester |
2026年度/2026 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
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曜限 /Day, Period |
金2/Fri 2 |
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開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
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単位数 /Credits |
2.0 |
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学年 /Year |
2,3,4 |
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主担当教員 /Main Instructor |
藤巻 光浩 |
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遠隔授業科目 /Online Course |
- |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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| 藤巻 光浩 | 英語学科/ENGLISH |
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授業の目的・内容 /Course Objectives |
この授業では欧米社会において、コミュニケーションが文化を作り出す作用に着目し、批判的視点を可能にする方法論を紹介する。その結果、現在「文化」として認識されるものが、どのように人々に働きかけ、共同体に包摂されたり排除されるのかを理解できるようにする。 コミュニケーションとは社会を構成する最小限の単位である。コミュニケーションの数々は、様々な形態をとり多様なメディアの中に埋め込まれている。例えば、デパートのショーケース、ミュージアムは博覧会(その後のテーマパーク)、映画やアニメ作品、記念日やモニュメント、報道番組等々、枚挙に暇がないほどだ。これらの中で、論争にまで発展したものや問題を取り上げ、コミュニケーションと文化の間にある関係性について考察する。 今回、重点的に扱うトピックは、欧米にて市民革命を経て、誕生した国民国家における、他者像と自分(自我)像である。自分にとっての「他者」の中でも、「民族」として名指しを受けたりする人々や「~~人」と自負する人々の(国民国家への)帰属意識・アイデンティティに焦点を当ててみたい。 ここでの帰属意識・アイデンティティは、特に近代社会登場以後、徐々に特定のかたちで形成されてきた。この意味で、これらは社会的にかつ歴史的に構築されたものでしかない。現在私たちが当然のものとして受け入れている「~~人」としての帰属意識・アイデンティティなるものは、決して不変・普遍的なものではない。では、どのように、このような帰属意識・アイデンティティが生み出され、当然のごとく常識として(当たり前のものとして)振る舞うことになったのだろうか。 ここで大きな役割を果たすのが、様々なコミュニケーションや、それらが埋め込まれたメディアであり、その作用である。これらが帰属意識・アイデンティティを生み出したり育んだりしているのである。この過程で、「他者」を「~~人」として、自分とは異なる人々として認識するように至る時、「自分たち(自我)」としての意識つまりアイデンティティも同時に生まれることが多い。 このようなコミュニケーションの作用を記述・分析の対象とし、その過程がどのように生み出され、また維持されてきたのかを、様々な事例や方法論に依拠することによって、分析・批評できるようにする。つまり、他者とともに生きていくための視点と方法論を、みなさんに身に着けていただくということだ。 到達目標 1.コミュニケーションがメディアの中に埋め込まれていることを踏まえ、その作用が文化を作り出している構造を理解する。 2.欧米社会が生み出した近代社会の構造を、現在と連なるものとして理解できるようにする。 3.アイデンティティや帰属意識なるものが、社会的・歴史的な構築物であることを認識 できるようにする。その結果、縁遠い(と考えがちな)「他者」との関係性を、近しいものとして考えることができる 4.欧米社会において、コミュニケーションが文化形成に果たす役割を分析・批評する視野や方法論に精通する。 |
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授業の形式・方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
対面授業の形態で、講義形式を取る・授業終了の7,8分前に、コメントカードを書いていただく。翌週の授業では、コメントカードを何通か紹介するかたちで、みなさんへ応答を図る予定である。 授業時、グループワークを課すことがあり、みなさんの理解を深めていく予定。 |
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使用言語 /Language used |
日本語/Japanese | ||||||||||
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採用している授業方法 /Teaching methods used |
グループワーク/Groupwork | ||||||||||
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事前・事後学修の内容 /Before After Study |
予習は、10~15分程度と思っている。復習の方が重要である。適宜、参考図書をあげるので、興味を持った領域は掘り下げてほしい。最終課題は、テクホームテストなので、その都度、復習をしておくことが大事になるだろう。 | ||||||||||
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
以下のように評価を行う。 1.毎回、コメントカードを書いてもらうのだが、ここでは授業内容の吸収度をみさせていただく。合計13回の予定(13回×4点=52点)。 2.レポート課題が二つある。一つは、教科書を読んだ上でのレポートである(課題①=10点)。もう一つは、学期末のテイクホームテストである(課題②=40点)。テイクホームテストとは、課題を1月前に発表するので、それを1月かけて解答を作成してゆくものである。授業時に、オリエンテーションを行う。 |
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関連科目 /Related Subjects |
マス・コミュニケーション論、メディア・スタディーズ、コミュニケーション論特殊講義b | ||||||||||
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備考 /Notes |
・授業に関するお知らせや資料配布はPorTa IIを使って行うので、獨協メールおよびPorTa IIをチェックする習慣をつけるように。 ・参考文献については、随時、授業時に指示する。 ・定期試験は実施しない。 |
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到達目標 /Learning Goal |
多様な視点から論じられるコミュニケーション論に関する主題とその諸理論を習得し、分析を行い、見解を提示できるようにする。 | ||||||||||
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DPとの関連 /Relation to DP |
○:国際教養と社会的責任 ○:英語の運用能力 ○:グローバル社会に関する専門知識 ◎:メディア・コミュニケーションに関する専門知識 ○:文学・文化・歴史に関する専門知識 ○:言語に関する専門知識 ○:系統的知識と表現力 |
| 回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前・事後学修の内容 /Before After Study |
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| 1 | オリエンテーション | 授業全体を概観し、授業の狙いについて説明する | 60分位をかけてシラバスに目を通す。授業後は、授業で説明した内容と関連する具体例を、日常生活の中で2時間位かけて探してみる。 |
| 2 | コミュニケーションの基本形:記念日のポリティクス | 称賛と非難というレトリックの形態について学習するのだが、1492年から始まる歴史観を事例に扱う予定。 | 前ページの詳細情報の「事前・事後学修の内容」を参照 |
| 3 | コロニアリズムとコロンブス | コロンブスの航海日誌から人食い人種なるものの存在について考察する。 | 同上 |
| 4 | 日本におけるコロニアリズム | コミック『ゴールデン・カムイ』から、多文化主義を批判的に読み解く。 | 同上 |
| 5 | トロープと言語論的転回:ケネス・バークの4つの鍵語 & コミュニケーション的転回。初回レポートのあん | トロープについて学ぶ。ケネス・バークの4つの鍵語を紹介予定。 | 同上 |
| 6 | イスラム報道とオリエンタリズム | エドワード・サイードの『イスラム報道』を紹介し、現在のメディアにおけるイスラムヘイトを考察。 | 同上 |
| 7 | 産業革命と万国博覧会:クリスタルパレスとエッフェル塔 | 近代社会が産業社会であることを踏まえ、その起源となる万博の役割を紹介する。 | 同上 |
| 8 | 博物館(ミュージアム)の誕生と発展:シカゴ博覧会とスミソニアン・ミュージアム | 万博の延長線上にミュージアムが誕生したことの理由を考える。そこにおける人種主義にも言及予定。 | 同上 |
| 9 | 国民国家とは?&課題①の解説& テイクホームテストのオリエンテーション *初回レポート締め切り | 近代において、国民国家が果たす機能について講義予定。また、課題①の解説を行う。ここまでしっかりと教科書を読んでおくこと。 | 同上 |
| 10 | 批判的人種理論:定着する人種観への反駁 | 国民国家の性質を押さえた後、人種主義について、その系譜と形態について解説。 | 同上 |
| 11 | 核の集合的記憶:エノラゲイ展示論争 (日米比較) | 集合的記憶について、エノラゲイ展示論争からアプローチする。 | 同上 |
| 12 | 核の記憶(2):ビキニ事件&アトミック・カルチャー | 続き。日本における核の記憶のコロニアリズムについて考察する。 | 同上 |
| 13 | エドワード・サイードによる知識人が代表するもの | この授業全体を俯瞰するための理論的考察を行う。 | 同上 |
| 14 | ふり返り& テイクホームテスト解説 *テイクホームテスト締め切り | 今学期に学んだ事の中から、興味を持った側面についてさらに理解を深めて効果的に発表する | 同上 |