![]() |
| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2025/03/24 現在/As of 2025/03/24 |
|
開講科目名 /Course |
ドイツ語学特殊研究(D)/STUDIES IN GERMAN LINGUISTICS |
|---|---|
|
開講所属 /Course Offered by |
大学院/ |
|
ターム・学期 /Term・Semester |
2025年度/2025 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
|
曜限 /Day, Period |
木1/Thu 1 |
|
開講区分 /semester offered |
通年/Yearlong |
|
単位数 /Credits |
4.0 |
|
主担当教員 /Main Instructor |
境 一三 |
|
科目区分 /Course Group |
大学院科目 専攻科目 |
|
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
|
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
|---|---|
| 境 一三 | ドイツ語学科/GERMAN |
|
授業の目的・内容 /Course Objectives |
私たちGermanistが対象とするドイツ語をより深く理解するために、通時的観点からドイツ語を捉える方法論を学ぶ。具体的には、ドイツ語の通史を学ぶことを基礎に、現代語に見られるさまざまな言語現象を、歴史言語学の観点から検討・考察する。 この科目は外国語学研究科博士後期課程の学位授与方針(DP)並びに教育課程の編成・実施方針(CP)が示す、「すぐれて高度な言語運用能力と研究を通して国際社会に貢献しようとする態度」と、「語学・外国語教育分野において研究者として自立して教育・研究活動を行うために必要な能力、また教員や国際機関職員等、高度の知識を持った専門家となるのに必要な能力」、とりわけ言語研究分野におけるこれらの能力、先行研究を批判的に分析した上で独創的な問題設定をし、学術的に高度な論文を作成する能力を高めることを目的とする。 |
||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
授業の形式・方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
文献講読を主とするが、それぞれのテーマについて担当者が報告し、その内容について議論する。 報告の際は簡単なレジュメを用意してもらい、また必要に応じてパワーポイントなどのツールを用いてのプレゼンもお願いする。発表後には、受講生全員での質疑応答の時間も設ける。必要な文献は、適宜コピーを配布する。 対面授業を基本とするが、それが行えない状況では、適宜オンライン授業に切り替える。 |
||||||||||
|
事前・事後学修の内容 /Before After Study |
言語学辞典、辞書を参考にして専門用語の確認を事前にした上で文献を熟読する。 各自問題設定をどのような形で行うかを検討する。 テキストの該当ページを毎回よく読んでおくこと(2時間) 授業後は、授業中の意見交換を踏まえてもう一度テキストの該当ページを読み直し、発表が当たっ ている場合はその準備をすること(2時間) |
||||||||||
|
テキスト1 /Textbooks1 |
|
||||||||||
|
テキスト2 /Textbooks2 |
|
||||||||||
|
テキスト3 /Textbooks3 |
|
||||||||||
|
参考文献等1 /References1 |
|
||||||||||
|
参考文献等2 /References2 |
|
||||||||||
|
参考文献等3 /References3 |
|
||||||||||
|
評価方法 /Evaluation |
・毎回の授業で与えられる課題への取り組み(0〜40点) ・授業におけるディスカッションへの貢献度(0〜30点) ・自分の関心領域に応じた問題設定の適切さと、それに対する調査・研究の成果(0〜30点) |
||||||||||
|
備考 /Notes |
|||||||||||
|
関連科目 /Related Subjects |
|||||||||||
|
到達目標 /Learning Goal |
ドイツ語学の当該領域における高度な文献読解力を得られるようにする。 |
| 回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前・事後学修の内容 /Before After Study |
|---|---|---|---|
| 1 | 導入 | 本科目について概要を説明し、受講者のこれまでの学習状況、研究対象、関心領域について確認する。 | |
| 2 | インド・ヨーロッパ語とは | インド・ヨーロッパ語の親縁関係を考察する。 | |
| 3 | ゲルマン祖語と音韻変化 | ゲルマン祖語、ヴェルナーの法則、アクセント変化と音韻変化について考察する。 | |
| 4 | ゲルマン語の文法と語彙の変化 | 文法的変化と語彙の発展について考察する。 | |
| 5 | 高地ドイツ語と低地ドイツ語 | 第二次子音推移と方言、母音の変化について考察する。 | |
| 6 | 書きことばとしてのドイツ語の文法形態と造語 | ドイツ語の文献と書きことば、文法的形態と造語について考察する。 | |
| 7 | 書きことばとしてのドイツ語に対するキリスト教とラテン語の影響 | ドイツ語語彙に対するキリスト教の影響、ラテン語に対するドイツ語の関係を考察する。 | |
| 8 | 中世のドイツ語の宮廷詩人語 | 中世盛期高地ドイツ語の言語体系、宮廷詩人語を考察する。 | |
| 9 | 中世のドイツ語に対するスコラ哲学と神秘主義の影響 | 中世末期高地ドイツ語に与えた、スコラ哲学と神秘主義の影響を考察する。 | |
| 10 | 中世低地ドイツ語 | 中世低地ドイツ語の言語体系と語彙について考察する。 | |
| 11 | 中世オランダ語 | 中世オランダ語について考察する。 | |
| 12 | 中世のイディッシュ語 | イッディシュ語の成立について考察する。 | |
| 13 | 「書きことば」と「話しことば」 | メディアの発達が言語に与えた影響、「書きことば」と「話しことば」の関係について考察する。 | |
| 14 | 春学期のまとめ | 春学期に学んだ内容を振り返り、総括する。 | |
| 15 | 書きことばの統一 | 書記方言の分布を概観する。書きことばの統一プロセスに果たした官庁語の役割を考察する。 | |
| 16 | ルター訳聖書 | ルター訳聖書が書きことば統一に果たした役割を考察する。 | |
| 17 | 初期新高ドイツ語の音韻 | 初期新高ドイツ語の音韻について考察する。 | |
| 18 | 初期新高ドイツ語の形態 | 初期新高ドイツ語の形態について考察する。 | |
| 19 | 初期新高ドイツ語の統語 | 初期新高ドイツ語の統語について考察する。 | |
| 20 | 初期新高ドイツ語の語彙 | 初期新高ドイツ語の語彙の拡大と発展について考察する。 | |
| 21 | 新高ドイツ語における言語とメディアの関係 | 新高ドイツ語時代の言語・メディアの状況を考察する。 | |
| 22 | 「国語」としてのドイツ語 | 「国語」としての新高ドイツ語のあり方を考察する。 | |
| 23 | 新高ドイツ語の音韻と正書法 | 新高ドイツ語の音韻と正書法について考察する。 | |
| 24 | 新高ドイツ語の形態 | 新高ドイツ語の形態について考察する。 | |
| 25 | 新高ドイツ語の統語 | 新高ドイツ語の統語について考察する。 | |
| 26 | 新高ドイツ語の語彙 | 新高ドイツ語の語彙について考察する。 | |
| 27 | 新高ドイツ語と現代ドイツ語 | 新高ドイツ語と現代ドイツ語の関係を考察する。 | |
| 28 | 秋学期のまとめ | 秋学期に学んだ内容を振り返り、総括する。 |