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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2025/08/29 現在/As of 2025/08/29

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
全学総合講座(グローバル化と世界の労働)/INTERDEPARTMENTAL LECTURES(GLOBALIZATION AND GLOBAL LABOR)
ナンバリングコード
/Numbering Code
開講所属
/Course Offered by
大学全カリ総合科目/
ターム・学期
/Term・Semester
2025年度/2025 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
月4/Mon 4
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
大重 光太郎
遠隔授業科目
/Online Course

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
大重 光太郎 ドイツ語学科/GERMAN
授業の目的・内容
/Course Objectives
経済のグローバル化とともに世界における労働のあり方が大きく変化している。先進国においては、「第四次産業革命」、規制緩和、労働力不足が就労を取り巻く環境を大きく変化させ、雇用の流動化と不安定化が進んでいる。途上国においては市場経済の広がりの一方で劣悪な労働条件が広がりつつある。さらには先進国への労働力移動の大きなうねりが見られる。労働の変容をグローバルな視点で理解することを通じて、聴講者が日本の状況を複眼的・国際的観点から認識できるようになることを授業の目標とする。

本授業では、最初に日本の労働をめぐる状況を3回の授業で扱い、その後、グローバル化のなかでの労働のあり方を、さしあたり先進国、途上国、その二つを架橋する労働力国際移動という三つの領域に分け、それぞれの領域の現状や問題、それに対する多様なアクター(政府、企業、労働組合、NGO、国際機関など)の取り組みを見ていきたい。授業は各回、それぞれの分野について外部講師を招いて行うことを予定している。

*この科目は、獨協大学の3つのポリシーのうち学位授与方針(DP)が示す「能力」、すなわち「人文科学、社会科学、自然科学などの各分野に関する深い教養」、「今後の複雑な国内および国際情勢に対処できる実践的な独立の人格」、「国際的視野に立つ教養人としての素養」を高めるために、教育課程の編成・実施方針(CP)が示す「歴史・文化・社会に関する深い教養に基礎付けられた専門知識を習得した、国際的視野に立つ教養人を育成する」ことを目的に行われるものである。
授業の形式・方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
・授業は、毎回外部講師を招いてのオムニバス形式で行う。授業の最後に15分ほどの質疑時間を設ける。
・授業は、教室での対面方式 で行われる。ただし、講師の都合によりオンラインでの授業となる場合がある。この場合の受講方法はその都度連絡する。なお授業での配慮を希望する学生は、学期始めにコーディネータ教員まで連絡をしてほしい。
・授業ツールとしては、manabaを利用する(PorTa IIは利用しない)。授業資料はmanabaに掲示する。授業中のゲストとのフィードバックに、responを用いる。
・毎回の授業後にコメントペーパーを提出してもらう。コメントペーパーは授業回によってmanabaからのオンライン提出、もしくは授業終了時の紙での提出のいずれかの方法で行う。
・詳細は初回授業で説明する。
事前・事後学修の内容
/Before After Study
参加者には時事問題に関するアンテナを広げておくことを期待する。
講義の後、配布資料や授業で紹介した文献やサイトなどを参照し、関心を持ったテーマをさらに調べてほしい。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/サイト名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
・学期末テスト、学期末レポートは行わない。授業ごとに提出してもらう毎回のコメントペーパーにより評価する。
・コメントペーパーについて
① 参加者には毎回講師から出された課題について、授業後に500字を目安としてコメントペーパーを提出してもらう。
②コメントペーパーは毎回5点満点で採点する。
③提出はmanabaの「レポート」機能を用いたオンライン提出、または授業終了時での紙での提出のどちらかで行う。オンライン提出か、紙提出かは、その都度に授業で指示する。
④オンライン提出の場合、授業翌日の火曜日(23時55分まで)を〆切とする。紙での提出は授業終了時に提出してもらう。
⑤コメントペーパーをまとめて後から提出することは認めない。
・詳細は初回授業で説明する。
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
*参加者からの質問やコメントは、教室からの直接の発言やresponを使って行う。ゲストとの活発なディスカッションを期待している。
*授業計画は、外部講師の都合により変更することがある。
到達目標
/Learning Goal
身近な難問や関心を学問に結び付け、現代社会に必要な教養を習得する動機づけとし、将来、様々な知的領域を探求できるようにする。
DPとの関連
/Relation to DP

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前・事後学修の内容
/Before After Study
1 イントロダクション
授業の問題関心、進め方
大重 光太郎(獨協大学外国語学部)
2 働くことの意味と日本の課題 北 健一(ジャーナリスト)
3 労働者のVOICEと労働条件改善の課題 北 健一(ジャーナリスト)
4 客室乗務員の仕事と空の安全
宝地戸 百合子(JAL被解雇者労働組合 副委員長)
5 グローバル経済とともに変容するフィリピン女性の労働 堀 芳枝(早稲田大学社会科学総合学術院教授)
6 ヨーロッパの働き方 ー 人材のグローバル化のなかで 金子 周平(Yamato Scale GmbH HR Manager 大和製衡 HRマネージャー)
7 アメリカ大統領選挙に労働組合はどうかかわったか? 山崎精一(明治大学国際労働研究所客員研究員)
8 韓国の労働運動の歴史と現状 金 直洙 社会公共研究院(韓国の公共運輸労組研究機関)研究員
9 中国における農民工の展開 ジェンダーの視点から 李 亜姣(宇都宮大学国際学部助教)
10 若者たちはなぜ移民するのか? ーふつうに働き、生きる未來 工藤 律子(ジャーナリスト)
11 社会的連帯経済 ー 人と環境を中心に据えた持続可能な経済を創る 工藤 律子(ジャーナリスト)
12 まっとうな移民政策を! もう始まっている多民族・多文化共生社会 鳥井 一平(NPO法人 移住者と連帯する全国ネットワーク 代表理事)
13 児童労働と子どもの権利
杉山綾香 (特定非営利活動法人ACE)
14 まとめと展望 大重光太郎(獨協大学外国語学部)

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