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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2025/09/09 現在/As of 2025/09/09 | 
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                  開講科目名 /Course  | 
                科学技術と社会Ⅰ/SCIENCE, TECHNOLOGY, AND SOCIETY Ⅰ | 
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                  ナンバリングコード /Numbering Code  | 
                    41-1087 | 
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                  開講所属 /Course Offered by  | 
                国際教養学部言語文化学科/INTERNATIONAL LIBERAL ARTS INTERDISCIPLINARY STUDIES | 
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                  ターム・学期 /Term・Semester  | 
                2025年度/2025 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER | 
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                  曜限 /Day, Period  | 
                金2/Fri 2 | 
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                  開講区分 /semester offered  | 
                春学期/Spring | 
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                  単位数 /Credits  | 
                2.0 | 
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                  学年 /Year  | 
                1,2,3,4 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                野澤 聡 | 
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                  遠隔授業科目 /Online Course  | 
                本科目は遠隔授業科目です。/ONLINE COURSE | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
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| 野澤 聡 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES | 
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授業の目的・内容                         /Course Objectives  | 
                      
この講義では、主として生命に関する科学技術が内包する問題点と可能性を学ぶとともに、学術的な文献を精密かつ批判的に読み解く読解力を磨くことによって、科学技術との関わり方・向き合い方を深化させることを目的する。 生命に関する科学技術の進展によって、われわれの健康や生命の質は大きく改善された。一方で、科学技術が関係するジレンマも目立っている。たとえば、ゲノム編集の登場によって、生物の遺伝子を従来よりも簡単かつ精密に改変することが可能になったが、そうした技術をヒトの受精卵に適用すべきかどうかについては、さまざまな議論が続けられている。 授業では、科学技術が人間や自然などさまざまなアクターと相互作用するメカニズムを理解し、具体的事例を通して、科学技術の問題点と可能性を学ぶとともに、科学技術のあるべき姿を受講生とともに考える。 ChatGPTなどの生成AIの普及によって、文献をきちんと読まなくても、知識が簡単に得られると思われがちだが、そうではない。生成AIを使いこなすためにも、文献を精密かつ批判的に読み解く読解力の必要性は、ますます高まっているのである。 授業では、講義を聴講して内容の理解を深めるだけでなく、文献を読み解く課題に取り組むことを通じて、文献読解のスキルを能動的に高めることが求められる。  | 
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授業の形式・方法と履修上の注意                         /Teaching method and Attention the course  | 
                      
・授業は、対面、および、Zoomを利用した遠隔授業で実施される ・授業内容の確認のため、授業内に、簡単な小テストを毎回実施する ・授業動画の配信は、授業終了の1週間後を目途とする ・授業に関する告知、資料の配信、授業に関する質問の受付、授業へのフィードバック、および、期末レポートの提出などは、manabaを通じて行う ・文献読解の課題を、学期を通じて数回出題する ・いまや社会インフラであるPCやインターネットについてのリテラシーを自然に身に着け、スキル向上を図るために、Zoom、manabaなどのオンラインツールを積極的に活用した授業運営をおこなう  | 
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事前・事後学修の内容                         /Before After Study  | 
                      
・配布資料やノートを確認し、必要に応じて情報収集や文献読解をおこなう(毎回1時間程度) ・学期中に数回、文献読解の課題に取り組む(1題あたり、8-16時間程度)  | 
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テキスト1                         /Textbooks1  | 
                      
                      
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テキスト2                         /Textbooks2  | 
                      
                      
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テキスト3                         /Textbooks3  | 
                      
                      
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参考文献等1                         /References1  | 
                      
                      
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参考文献等2                         /References2  | 
                      
                      
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参考文献等3                         /References3  | 
                      
                      
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評価方法                         /Evaluation  | 
                      
小テスト(毎回)、フィードバック、文献読解の課題(学期を通じて数回)によって評価する。 配点や評価基準などの詳細は、授業内に説明する。  | 
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関連科目                         /Related Subjects  | 
                      
科学技術と社会Ⅱ、 全学総合講座(大学における教養教育)、全学総合講座(社会の中の科学)、 科学史Ⅰ、科学史Ⅱ、 人文学特殊研究(科学を読み解くa)、人文学特殊研究(科学を読み解くb)、 データサイエンス特殊研究(AI・数理データサイエンスを読み解くa)、データサイエンス特殊研究(AI・数理データサイエンスを読み解くb)  | 
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備考                         /Notes  | 
                      
授業に関する連絡は、すべてmanabaを通じてをおこなう。 授業時間外に教員に連絡する必要がある場合は、manabaの個別指導(コレクション)を用いる。 電子メールを用いた問い合わせには応じないので、注意すること。  | 
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到達目標                   /Learning Goal  | 
                科学技術と社会との関わりを示す代表的な事例を学ぶことによって、科学技術が内包する問題点と可能性を理論的に提示できるようにする。 | ||||||||||
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                  DPとの関連 /Relation to DP  | 
              △:幅広い教養 △:専門知識・技能 ○:問題解決力 ○:情報分析力 ○:情報発信力 ○:協働性 ○:主体性 ○:倫理観  | 
            
| 回 /Time  | 
          授業計画(主題の設定) /Class schedule  | 
          授業の内容 /Contents of class  | 
          事前・事後学修の内容 /Before After Study  | 
              
|---|---|---|---|
| 1 | イントロダクション、ジレンマについて | 授業全体の構成や履修する際の注意点、および、成績評価基準の概要を説明するとともに、この講義のキーワードである「ジレンマ」について考える。 | |
| 2 | 生命の誕生をめぐるジレンマ | 
                ゲノムと出生前診断などをキーワードとして、生命の誕生をめぐる問題を考える。 | |
| 3 | 生命の終末をめぐるジレンマ | 
                安楽死と治療中止をキーワードとして、生命の終末をめぐる問題を考える。 | |
| 4 | 生命への介入をめぐるジレンマ | 
                臓器移植、ゲノム医療、BMI(ブレイン・マシン・インターフェース)などを事例として、生命への介入をめぐる問題を考える。 | |
| 5 | 環境をめぐるジレンマ(1) 「環境」の発見から辿る | 
                「環境」という概念は、19世紀半ばに登場した比較的新しい考え方である。ほぼ同時期に登場した「公害」という概念とあわせて、環境に関する歴史的な事例を辿りながら、環境をめぐる問題を考える。 | |
| 6 | 環境をめぐるジレンマ(2) 地球温暖化問題 | 地球温暖化問題のコンテクストを確認するとともに、ジオエンジニアリングなど新たに提唱されている科学技術にも触れながら、この問題を考える。 | |
| 7 | 人間のあり方をめぐるジレンマ(1) 進化論と優生学 | 進化論と優生学を事例として、人間のあり方をめぐるジレンマを考える。 | |
| 8 | 人間のあり方をめぐるジレンマ(2) ヒューマニズムを考える | これまで扱った事例を用いて、トランスヒューマニズムとポストヒューマニズムのような新たな考え方も視野に入れつつ、人間のあり方をめぐる問題を考える。 | |
| 9 | セックス/ジェンダーをめぐるジレンマ(1) 歴史的背景と現状 | 
                セックス/ジェンダーの歴史的背景と現状を概観することから、問題を考える。 | |
| 10 | セックス/ジェンダーをめぐるジレンマ(2) 多様性としてのセックス/ジェンダー | 多様性という視点から、セックス/ジェンダーの問題を考える。 | |
| 11 | 感染症対策をめぐるジレンマ(1) 感染症と社会制度 | 感染症対策の制度面に注目して、感染症と人間との関わりを考える。 | |
| 12 | 感染症対策をめぐるジレンマ(2) リスクから見た感染症対策 | リスクという観点から感染症対策を再検討する。 | |
| 13 | 食品安全をめぐるジレンマ(1) 食品に関する科学技術と社会制度 | 食品に関する科学技術と社会制度について考える。 | |
| 14 | 食品安全をめぐるジレンマ(2) 食のリスクと安全 | リスクの観点から、食の安全について再検討する。 |