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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2025/09/09 現在/As of 2025/09/09 | 
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                  開講科目名 /Course  | 
                日本近現代史Ⅰ/JAPANESE HISTORY: MODERNⅠ | 
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                  ナンバリングコード /Numbering Code  | 
                    41-1030 | 
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                  開講所属 /Course Offered by  | 
                国際教養学部言語文化学科/INTERNATIONAL LIBERAL ARTS INTERDISCIPLINARY STUDIES | 
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                  ターム・学期 /Term・Semester  | 
                2025年度/2025 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER | 
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                  曜限 /Day, Period  | 
                水2/Wed 2 | 
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                  開講区分 /semester offered  | 
                春学期/Spring | 
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                  単位数 /Credits  | 
                2.0 | 
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                  学年 /Year  | 
                1,2,3,4 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                古畑 侑亮 | 
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                  遠隔授業科目 /Online Course  | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
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| 古畑 侑亮 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES | 
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授業の目的・内容                         /Course Objectives  | 
                      
現代世界においては、大規模災害が頻発し、感染症が流行する一方、デジタル技術の進展によって、社会のあり方や人々の価値観が変わりつつあります。歴史を振り返れば、幕末から明治もまた、社会のあり方が大きく変容した時代でした。人々は転換する時代をどのように受け止め、何を考え、いかに生きようとしたのでしょうか? 本講義では、本学が位置する埼玉県域を主なフィールドとして、19世紀の歴史をたどることで、歴史学の手法を知り、歴史的なものの見方・考え方を身に着けることを目的とします。 史料としてとくに、日記や書簡、回想録といった「一人称」で書かれたエゴ・ドキュメントを活用することで、人々の意識と行動に迫りたいと思います。  | 
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授業の形式・方法と履修上の注意                         /Teaching method and Attention the course  | 
                      
パワーポイントを用いた講義形式。 講義後にはmanabaを利用してコメントシートを提出してもらい、翌週の授業の前半でフィードバックを行います。 なお、日本史B未履修者も歓迎します。  | 
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事前・事後学修の内容                         /Before After Study  | 
                      
授業前には、日本史の教科書を見直すなどして各回のテーマや対象について知っていることや知りたいことを整理しておいてください。 授業後は、配布資料を見直しながらコメントシートを作成してください。講義で興味をもった文献があれば、図書館や書店で入手してぜひ読んでみてください。  | 
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テキスト1                         /Textbooks1  | 
                      
                      
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テキスト2                         /Textbooks2  | 
                      
                      
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テキスト3                         /Textbooks3  | 
                      
                      
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参考文献等1                         /References1  | 
                      
                      
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参考文献等2                         /References2  | 
                      
                      
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参考文献等3                         /References3  | 
                      
                      
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評価方法                         /Evaluation  | 
                      
平常点30%、期末レポート70%の割合で総合的に評価します。 平常点には、授業への積極的な参加に加えて、コメントシートの内容を勘案します。 コメントシートは①授業内容を正確に理解しているか、②授業内容を踏まえて自分の意見をきちんと述べているか、③興味をもった事柄について積極的に調べる姿勢をもっているか、を評価します。 期末レポートでは、講義のなかで提示した書籍の中から関心のあるものを1冊選び、書評を書いてもらいます。レポートは、①学術的なルールに則って書いているか、②文献の内容を正確に理解しているか、③文献の内容を鵜呑みにするだけでなく自分なりの意見を叙述できているか、④授業や事後学修での学びを活かせているか、の4点から評価します。  | 
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関連科目                         /Related Subjects  | 
                      
日本近現代史Ⅱ。 本講義はあくまで日本の近代史に特化したものとなりますので、それぞれの関心に応じて、他の日本研究科目を履修し、多角的な視点を身につけ、知識を深めることが望ましいです。  | 
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備考                         /Notes  | 
                      
テキストは使用しません。 参考文献は、上記のほかにも講義のなかで毎回紹介します。  | 
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到達目標                   /Learning Goal  | 
                日本近現代史の研究作法を習得し、時代間のつながりを意識しながら諸事象を分析・批評できるようにする。 | ||||||||||
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                  DPとの関連 /Relation to DP  | 
              △:幅広い教養 △:専門知識・技能 ○:問題解決力 ○:情報分析力 ○:情報発信力 ○:協働性 ○:主体性 ○:倫理観  | 
            
| 回 /Time  | 
          授業計画(主題の設定) /Class schedule  | 
          授業の内容 /Contents of class  | 
          事前・事後学修の内容 /Before After Study  | 
              
|---|---|---|---|
| 1 | ガイダンス | 授業に関するガイダンス。近現代史を学ぶとはどういうことか、その意義や問題点をあわせて考える。 | 授業で学びたいことを整理しておく(1時間) 講義で興味をもった文献や事項について調べる(2時間)  | 
              
| 2 | エゴ・ドキュメントとは何か?~19世紀編~ | 現代歴史学における最新の研究潮流を紹介しながら、〈私〉を語る史料と歴史叙述の関係について考える。 | エゴ・ドキュメントと聞いたときに浮かぶイメージについて整理しておく(2時間) 配布資料を見直しながらコメントシートを作成する。講義で興味をもった文献や事項について調べる(2時間)  | 
              
| 3 | 戯作にみる天保の改革の苛烈さ | 幕府のよる書籍統制と出版界の動向について考える。 | 教科書などに目を通しながら、自分が知っていることや知りたい事項を整理しておく(2時間) 配布資料を見直しながらコメントシートを作成する。講義で興味をもった文献や事項について調べる(2時間)  | 
              
| 4 | 風説留にみるペリー来航情報の流布 | 黒船の来航によって世間が騒然とする中、在村知識人たちの情報蒐集活動によって「公論」世界が成立していく過程を考える。 | 教科書などに目を通しながら、自分が知っていることや知りたい事項を整理しておく(2時間) 配布資料を見直しながらコメントシートを作成する。講義で興味をもった文献や事項について調べる(2時間)  | 
              
| 5 | 鯰絵にみる大震災の情報と恐怖 | 安政の大地震の際の情報統制と人々を捉えた妄想との関係について考える。 | 教科書などに目を通しながら、自分が知っていることや知りたい事項を整理しておく(2時間) 配布資料を見直しながらコメントシートを作成する。講義で興味をもった文献や事項について調べる(2時間)  | 
              
| 6 | 日記にみるパンデミックの経験 | 感染症に関する様々な風聞が飛び交う中で引き起こされた騒動と病に立ち向かった在村医の活躍について論じる。 | 教科書などに目を通しながら、自分が知っていることや知りたい事項を整理しておく(2時間) 配布資料を見直しながらコメントシートを作成する。講義で興味をもった文献や事項について調べる(2時間)  | 
              
| 7 | 戦記にみる戊辰戦争の記憶 | 武州山の根地域を中心として戊辰内乱がどのように記録され、いかに記憶が創られていったかをたどる。 | 教科書などに目を通しながら、自分が知っていることや知りたい事項を整理しておく(2時間) 配布資料を見直しながらコメントシートを作成する。講義で興味をもった文献や事項について調べる(2時間)  | 
              
| 8 | 暦にみる文明開化の実相 | 暦をはじめとした明治初期の制度や文化の諸相を見ていくことで、地域の人々にとっての「開化」を考える。 | 教科書などに目を通しながら、自分が知っていることや知りたい事項を整理しておく(2時間) 配布資料を見直しながらコメントシートを作成する。講義で興味をもった文献や事項について調べる(2時間)  | 
              
| 9 | 書簡にみる廃藩置県への困惑 | 旧幕臣や旧領民の同時代認識から廃藩置県の意義について考える。 | 教科書などに目を通しながら、自分が知っていることや知りたい事項を整理しておく(2時間) 配布資料を見直しながらコメントシートを作成する。講義で興味をもった文献や事項について調べる(2時間)  | 
              
| 10 | 新聞にみる読者共同体への期待 | 日刊新聞のはじまりと人々の新聞との関わり方について考える。 | 教科書などに目を通しながら、自分が知っていることや知りたい事項を整理しておく(2時間) 配布資料を見直しながらコメントシートを作成する。講義で興味をもった文献や事項について調べる(2時間)  | 
              
| 11 | 報道メディアにみる西南戦争のイメージ | 士族反乱をめぐる報道とメディアリテラシーについて考える。 | 教科書などに目を通しながら、自分が知っていることや知りたい事項を整理しておく(2時間) 配布資料を見直しながらコメントシートを作成する。講義で興味をもった文献や事項について調べる(2時間)  | 
              
| 12 | 予約出版にみる結社への期待 | 新しい出版形式と新たなコミュニケーションとの関係について考える。 | 教科書などに目を通しながら、自分が知っていることや知りたい事項を整理しておく(2時間) 配布資料を見直しながらコメントシートを作成する。講義で興味をもった文献や事項について調べる(2時間)  | 
              
| 13 | 日清戦争とアジアへのまなざし | 錦絵を手がかりとして、中国や朝鮮の人々へ向けられたまなざしについて考える。 | 教科書などに目を通しながら、自分が知っていることや知りたい事項を整理しておく(2時間) 配布資料を見直しながらコメントシートを作成する。講義で興味をもった文献や事項について調べる(2時間)  | 
              
| 14 | まとめ | 講義を振り返りながら、エゴ・ドキュメントや19世紀の歴史から何を学ぶことができるのかを考える。また、幕末・明治を生きた人々にとっての日常生活についても補足する。 | 配布資料を見返しながら、学ぶ以前と以後で時代のイメージが変わった点があったか整理しておく(2時間) 講義で興味をもった文献や事項について調べる(2時間)  |