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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2025/09/09 現在/As of 2025/09/09 | 
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                  開講科目名 /Course  | 
                英語圏の文学Ⅱ/ENGLISH LITERATURE Ⅱ | 
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                  ナンバリングコード /Numbering Code  | 
                    41-1096 | 
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                  開講所属 /Course Offered by  | 
                国際教養学部言語文化学科/INTERNATIONAL LIBERAL ARTS INTERDISCIPLINARY STUDIES | 
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                  ターム・学期 /Term・Semester  | 
                2025年度/2025 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER | 
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                  曜限 /Day, Period  | 
                水4/Wed 4 | 
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                  開講区分 /semester offered  | 
                秋学期/Fall | 
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                  単位数 /Credits  | 
                2.0 | 
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                  学年 /Year  | 
                1,2,3,4 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                阿部 陽子 | 
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                  遠隔授業科目 /Online Course  | 
                - | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
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| 阿部 陽子 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES | 
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授業の目的・内容                         /Course Objectives  | 
                      大学生などの若い登場人物のイギリス文学を読む。各回にそれぞれの作品の原作を抜粋で読むが、できれば、あるいは興味がある作品は授業前、あるいは授業後に翻訳で良いので各自で作品を読んでください。期間はかかりますが原書を自分で読むこともお勧めします。この授業を通して、たくさんの作品を知ることを目標とします。そして、抜粋を読むことで原文に触れます。さらには作品の論じ方を学びます。 | ||||||||||
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授業の形式・方法と履修上の注意                         /Teaching method and Attention the course  | 
                      
本授業は対面授業方式で行ない、講義形式とディスカッション、コメントペーパーを併用して進めます。 | 
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事前・事後学修の内容                         /Before After Study  | 
                      
事前学修(2時間程度) manabaで配布する資料を読み、毎回指定される事前課題(授業内でも告知し、manabaでも知らせる)をやっておくこと。 事後学修(2時間程度) 授業の復習を行うとともに、都度紹介される翻訳・映画・参考文献などにあたり、ブック・レポートの用意をする。ブックレポートについては、以下の「評価方法」の項を参照のこと。  | 
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テキスト1                         /Textbooks1  | 
                      
                      
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テキスト2                         /Textbooks2  | 
                      
                      
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テキスト3                         /Textbooks3  | 
                      
                      
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参考文献等1                         /References1  | 
                      
                      
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参考文献等2                         /References2  | 
                      
                      
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参考文献等3                         /References3  | 
                      
                      
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評価方法                         /Evaluation  | 
                      
授業で読む原書の英文を読む力があるか、自らの見解を論理的に表現する能力を身に付けているかを重視して評価します。授業内でのコメントペーパー(30%)、ディスカッション(20%)、2本のブックレポートで評価します(50%)。欠席が5回を超えた場合は、評価の対象とはしませんので注意してください。 ブックレポート 2本のブック・レポートを書いてもらいます。講義で扱った作品から二作品を選び、指定の日時までにmanabaに提出してください。より詳しくは授業時に説明するとともに、manabaに指示書をアップします。 小テスト 予定については、授業計画詳細情報を見てください。  | 
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関連科目                         /Related Subjects  | 
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備考                         /Notes  | 
                      ハンドアウトを使用します。参考文献は授業ごとに紹介します。 | ||||||||||
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到達目標                   /Learning Goal  | 
                英語で書かれた代表的な文学(小説、詩、演劇など)を通して、その作品における様々な英語表現を理解できるようになる。また、その国や地域の文化についても理解を深める。 | ||||||||||
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                  DPとの関連 /Relation to DP  | 
              ○:幅広い教養 ○:専門知識・技能 △:問題解決力 △:情報分析力 △:情報発信力 △:協働性 △:主体性 ○:倫理観  | 
            
| 回 /Time  | 
          授業計画(主題の設定) /Class schedule  | 
          授業の内容 /Contents of class  | 
          事前・事後学修の内容 /Before After Study  | 
              
|---|---|---|---|
| 1 | Sylvia Plath, The Bell Jar(1963) | アメリカ人でイギリスに渡ったシルヴィア・プラスの作品です。アメリカの大学生の物語です。 | この小説がなぜアメリカでは出版が断られ、イギリスで最初に出版されたのか、説明してください。日本語の翻訳も出ています。授業では原作の抜粋を読み、軽く話し合います。 | 
| 2 | A Portrait of the Artist As a Young Man(1916) | ジェイムズ・ジョイス(James Joyce)の作品です。アイルランド人作家であり、この作品は著者が子供の時から青春期のことを小説として描いています。 | 文体や物語の描き方が複雑なので、各自がこの物語がどういう内容なのかを言うことによって内容を確認します。授業では原作の抜粋も読みます。 | 
| 3 | D.H. Lawrence, The Rainbow(1915) | 主人公アーシュラ(Ursula)の2つ前の世代から始まる物語で、教師になってゆくアーシュラについて。 教室では原作の抜粋を読みます。  | 
                第3回までの回で、大人になってゆく3人の主人公について読んだことになります。アメリカ、アイルランド、イングランドの社会で大人として期待されていることを書いてください。 | 
| 4 | Henry James, The Portrait of a Lady(1881) | アメリカ人であり、ヨーロッパに渡った作者のHenry Jamesは無垢(innocent)なアメリカ人がヨーロッパの貴族社会で騙される出来事を描いている。 | 授業では原作の抜粋を読みますが、長い小説なので前半と後半に分けます。授業で提示される質問に関して自分の見解を書いてください。 | 
| 5 | Henry James, The Portrait of a Lady(1881) | 前述と同じ。 | 前述と同じ。 | 
| 6 | A.N. Wilson, Aftershocks(2019) | 文芸批評家が書いた小説で、作品自体にイギリス文学のいくつかの作品の言及がある。27歳の女優が文学を勉強するために大学で学ぶという内容の小説。 | 新しい小説なので、小説の前半と後半に分け、2回分の授業で、それぞれの抜粋を読む。 | 
| 7 | A.N. Wilson, Aftershocks(2019) | イギリスで出版された小説だが、舞台はニュージーランドであり、大地震でイギリスの建築物が崩れた後に余震(aftershock)の中でイギリス文化の伝統を構築しようとする人達の話。 | 前述と同じ。 | 
| 8 | Iris Murdoch, Unicorn(1936) | 若い教師が家庭教師として赴いたのは、夫妻の妻に語学を教えるためだったが、屋敷に住む人達の葛藤を目の当たりにする。 | 授業では原作の抜粋を読みます。ここで、第4回の回からこの作品までの登場人物に関して授業で話し合います。その後に登場人物の相関図を書いてもらいます。 | 
| 9 | Ian MacEwan, Enduring Love (1997) | 数々の小説を輩出し、いくつかの小説は映画化され、ブッカー賞も受賞したイアン・マキューアンの小説を読む。 | 原作の抜粋を授業で読む。そして、愛というものが理想ではなくて困った現象になる様を授業で話し合う。その後に、各自が見解を書く。 | 
| 10 | Dorris Lessing, The Golden Notebook(1962) | Doris Lessingはノーベル文学賞を受賞した作家である。The Golden Notebookは主人公アンナの人生の4つの側面を綴った小説である。 | 原作の抜粋を授業で読み、授業の後半はディスカッション。 | 
| 11 | Dorris Lessing, The Golden Notebook(1962) | The Golden Notebookは4つの部分から成り、それらは主人公の海外での生活、共同体での生活、恋愛、そして感情や夢などの内面である。 | 原作の抜粋を授業で読み、授業の後半はディスカッション。 | 
| 12 | Muriel Spark, The Prime of Miss Jean Brodie(1961) | 独身の女性教師ブローディー先生は生徒が自身の分身であると思って熱心に学業を指導する。そして、生徒の個性を知っていて尊重する。しかし、生徒に影響を与えすぎることで問題となる。 | 原作の抜粋を授業で読み、ディスカッション。第9回と第12回のこの小説との関連である人の熱量と相手に与える影響について話し合う。さらに、この作品の中で問題になっていた教師の思想について。 | 
| 13 | David Mitchel, Number Nine Dream( 2001) | David Mitchelはイギリスで活躍している作家で、作家になる前は日本で英語を教えていた。日本を舞台にしたSF小説である。 | 原作の抜粋を授業で読む。「#9 Dreams」という同名のビートルズの歌との関わりを説明する。 | 
| 14 | まとめ | ブックレポートの作成にあたり、またこの授業のまとめとして、評論の抜粋を読みディスカッションする。 | 各自、ブックレポートを書く。 |