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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2025/09/09 現在/As of 2025/09/09 | 
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                  開講科目名 /Course  | 
                日本文学論・中世Ⅱ/JAPANESE LITERATURE: MIDDLE AGE Ⅱ | 
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                  ナンバリングコード /Numbering Code  | 
                    41-1022 | 
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                  開講所属 /Course Offered by  | 
                国際教養学部言語文化学科/INTERNATIONAL LIBERAL ARTS INTERDISCIPLINARY STUDIES | 
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                  ターム・学期 /Term・Semester  | 
                2025年度/2025 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER | 
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                  曜限 /Day, Period  | 
                金2/Fri 2 | 
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                  開講区分 /semester offered  | 
                秋学期/Fall | 
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                  単位数 /Credits  | 
                2.0 | 
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                  学年 /Year  | 
                1,2,3,4 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                平田 彩奈惠 | 
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                  遠隔授業科目 /Online Course  | 
                - | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
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| 平田 彩奈惠 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES | 
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授業の目的・内容                         /Course Objectives  | 
                      平安時代末期の作品である『とりかへばや物語』を読み、この物語が後世でどのように受容されているのかを理解する。関連して、鎌倉時代の『無名草子』や中世王朝物語、和歌にも目を向ける。 | ||||||||||
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授業の形式・方法と履修上の注意                         /Teaching method and Attention the course  | 
                      
※本講義は原則として対面での実施を予定しているが、授業を録画した映像を配信する、オンラインで実施する回を設ける場合がある。詳細は都度、manabaの「お知らせ」にて連絡する。 ※実際の内容については受講者層を見て検討する。詳しくは初回に案内する。 1、毎回の講義後に、responを利用してリアクションペーパーの回収を行い、翌週の授業前半でフィードバックを行う。 受講者はあらかじめresponのアプリケーションをインストールし、設定を済ませておくこと。 (設定方法はPorTaⅡのダウンロードセンターに詳細が示されているので、各自確認すること) 2、古典の読解能力について 受講にあたり、品詞分解や単語などの詳細な文法知識を問うことはないが、主体的に資料を読み解こうとする姿勢が求められる。また、多くの作品を扱い、その一部を授業内でとりあげるため、関心を持って自分でも授業内で取り上げていない部分を積極的に読むなどの姿勢が求められる。  | 
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事前・事後学修の内容                         /Before After Study  | 
                      
授業前には、事前に提示する資料を読み、内容を理解した上で疑問点を整理しておく。 授業後は、講義内容を参考にしながら、疑問に対する自分なりの答えを書き出しておく。 また、「とりかへばや物語」を読む回では、事前に該当部分を読んでいることを前提として授業を進める。(現代語訳で読むことができる) 教科書・配付資料には全文が掲載されていないので、わからなかったこと、気になった箇所を別のテキストを使って自分で読み、次の授業までに解決しておくこと。 参考になる資料は初回に指示する。  | 
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テキスト1                         /Textbooks1  | 
                      
                      
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テキスト2                         /Textbooks2  | 
                      
                      
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テキスト3                         /Textbooks3  | 
                      
                      
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参考文献等1                         /References1  | 
                      
                      
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参考文献等2                         /References2  | 
                      
                      
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参考文献等3                         /References3  | 
                      
                      
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評価方法                         /Evaluation  | 
                      
授業時のリアクションペーパーの内容(70%) とりかへばや物語と受容に関するワークシートの内容(30%) 上記により、AA、A、B、Cの四段階で評価する。 リアクションペーパーはresponにて回収するが、提出の有無ではなく、あくまで内容を評価の対象とする。 単に授業をまとめたもの、「よくわかった」などの感想のみのもの、インターネット資料等のコピペが認められた場合は0点とする。 授業内で提示される考察ポイントについての意見、授業を通して抱いた疑問、調べたことなどを論理的に書いているかを重視する。 ワークシートについても、いかに自分で考え、書いているかを重視する。他人のものを写していることが認められた場合、写した方も写させた方も0点とする。  | 
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関連科目                         /Related Subjects  | 
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備考                         /Notes  | 
                      テキスト以外の資料については、manabaに授業コンテンツのURLと同時にアップロードする。 | ||||||||||
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到達目標                   /Learning Goal  | 
                中世日本文学の研究作法を習得し、背景を捉えながら作者・作品を分析・鑑賞、批評できるようにする。 | ||||||||||
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                  DPとの関連 /Relation to DP  | 
              【19カリ】---------- ○:幅広い教養 ○:専門知識・技能 △:問題解決力 △:情報分析力 △:情報発信力 △:協働性 △:主体性 ○:倫理観 【24カリ】---------- △:幅広い教養 △:専門知識・技能 ○:問題解決力 ○:情報分析力 ○:情報発信力 ○:協働性 ○:主体性 ○:倫理観  | 
            
| 回 /Time  | 
          授業計画(主題の設定) /Class schedule  | 
          授業の内容 /Contents of class  | 
          事前・事後学修の内容 /Before After Study  | 
              
|---|---|---|---|
| 1 | オリエンテーション | この授業の進め方、平安後期の物語についてなどの背景を理解する。 | |
| 2 | とりかへばや物語の概要 | とりかへばや物語について、概要と登場人物・研究史および着眼点を整理し、時系列にそってワークシートの作成を始める。 | |
| 3 | とりかへばや物語を読む(1)巻一 | テキストを用いて『とりかへばや物語』巻一を読む。また、平安時代の成人の儀式について知る。 | |
| 4 | とりかへばや物語を読む(2)巻二 | テキストを用いて『とりかへばや物語』巻二を読む。 | |
| 5 | とりかへばや物語を読む(3)巻三 | テキストを用いて『とりかへばや物語』巻三を読む。また、巻一終盤から登場する吉野の宮について、『源氏物語』からの影響を知る。 | |
| 6 | とりかへばや物語を読む(4)巻四 | テキストを用いて『とりかへばや物語』巻四を読む。これまで読んできた話を振り返り、疑問に思ったことや違和感をおぼえる点などを共有する。 | |
| 7 | 無名草子に語られるとりかへばや物語 | 無名草子内の「とりかへばや物語」の記述を読み、中世においてこの物語がどのように捉えられていたのかを考える。この週から、ワークシートの比較部分を作成しはじめる。 | |
| 8 | とりかへばや物語と現代の享受ー氷室冴子『ざ・ちぇんじ!』 | とりかへばや物語の現代における享受について、氷室冴子の小説作品を使いながら相違点を考える。 | |
| 9 | とりかへばや物語と漫画(1)木原敏江 | 翻案作品である木原敏江の『とりかえばや異聞』を読み、どのように置き換えられているのかを分析する。 | |
| 10 | とりかへばや物語と演劇 宝塚歌劇 | 木原敏江の漫画をもとに作られた宝塚歌劇 『紫子ーとりかへばや異聞ー』を鑑賞し、どのような変化があるのかを考える。 | |
| 11 | とりかへばや物語と漫画(2)さいとうちほ『とりかえ・ばや』 | さいとうちほ『とりかえ・ばや』について、主要な登場人物と話の流れを理解する。『とりかへばや物語』との違いについて考える。 | |
| 12 | とりかへばや物語と漫画(3)さいとうちほ『とりかえ・ばや』 | 『とりかえ・ばや』前半を読む。これまでの翻案作品で挙がってきた問題点・着眼点を振り返りながら作品を分析する。 | |
| 13 | とりかへばや物語と漫画(4)さいとうちほ『とりかえ・ばや』 | 『とりかえ・ばや』後半を読み、『とりかへばや物語』との違いについて考える。 | |
| 14 | まとめ | 授業内で読んだ作品を振り返り、ワークシートをそれぞれ完成させる。物語の受容について考える。 |