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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2025/09/09 現在/As of 2025/09/09 | 
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                  開講科目名 /Course  | 
                法哲学/LEGAL PHILOSOPHY | 
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                  ナンバリングコード /Numbering Code  | 
                    33-2042 | 
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                  開講所属 /Course Offered by  | 
                法学部総合政策学科/LAW POLICY STUDIES | 
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                  ターム・学期 /Term・Semester  | 
                2025年度/2025 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER | 
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                  曜限 /Day, Period  | 
                木1/Thu 1 | 
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                  開講区分 /semester offered  | 
                秋学期/Fall | 
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                  単位数 /Credits  | 
                2.0 | 
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                  学年 /Year  | 
                2,3,4 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                野崎 亜紀子 | 
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                  遠隔授業科目 /Online Course  | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
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| 野崎 亜紀子 | 総合政策学科/POLICY STUDIES | 
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授業の目的・内容                         /Course Objectives  | 
                      
【講義の概要】 本講義は、法とは何であり、何であるべきであり、何を追求するものであるのかについて考えること、およびその際の考え方を学ぶことに取り組みます。ただしその全てを正面から扱うには時間的な限りもあるので、本講義では特に法が追求する価値としての〈正しさ〉に着目をします。 〈正しさ〉というと、何か私たちが従わなければならないもの(例えばそれは法学部生が学ぶ法律)の背景にある何か(価値)だと感じられるでしょう。〈正しさ〉に関する問題がどのような問題であるのかは、例えば、何かをすべきだ、すべきでない、という判断をする際、「それはなぜですか」と問われた際に、明らかになります。特に法律を学ぶ皆さんはまずもって「それは法がそうなっています。」という答えを正確にしなければなないでしょう。しかしさらにもう一歩、「なぜその法に従わなければならないのですか」という問いには、どのように答えられるでしょうか。本講義はこの問いに答えるための知的道具立てを学びます。言うなれば、答えとしての正しさではなく、問いとしての正しさとは何か、を問おうという試みです。 【講義の目標】 受講生は、講義内で取り組む個々の問い(基礎では7つ概念を軸に検討)について考える中で、現代正義論の議論状況とともに、正義論を取り巻く各種の思想を理解し、自ら思考する知的道具立てを獲得することが、前半の目標です。それを踏まえて、個々の具体的な課題(応用)について、前半装備した知的道具立てを駆使して思考することができることが、後半の目標です。このことによって、理論(普遍性)と実践(個別の課題解決に向けた思考)のやりとりをする(相互浸透)能力=法的思考の醸成を目標とします。 以上の概要・目標の下、受講生が主体的に本講義を受講し取り組むことによって、①専門的知識を活かして多様な現代社会に貢献できる能力を得るための前提となる、現代社会が抱える問題を引き出す姿勢を醸成し、②専門的知識を活かして多様な現代社会に貢献できる能力を身に付けるための基本的素養を育むことになるよう、講義担当者は本講義を構成します。  | 
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授業の形式・方法と履修上の注意                         /Teaching method and Attention the course  | 
                      
 授業は第2回以降全回、教室での対面講義の形式で行います(2025年度本学方針に基づきます)。 ★初回9月25日はオンデマンドによるガイダンスを実施します。初回講義日までにmanabaに視聴動画リンクを貼りますので必ず視聴してください。 講義内でmanaba機能を用いる場合があるので、PC, タブレット端末等を手元に置いて講義に出席してください。 出席点(あるいは逆の欠席点)というものはありません。ただし、講義内で一定の思考をすること(場合によってresponを用いる)、また講義後講義に関するコメントを求めることがあります。これらの積み重ねと共に、本講義があることについてはよく理解の上、受講生の皆さん自らの責任で対処してください。 講義における必要な情報は、manabaを通して連絡します。また講義資料等については、事前・事後にmanabaにpdfをアップします。質問やコメントは、講義前後等以外にも、manabaの「個別指導」を利用するなどして是非寄せてください。個人情報に配慮の上、講義内で共有できるものは共有の上、議論を喚起していきたいと考えます。 上記のことのために、毎週講義の事前事後には必ずmanabaにアクセスし、情報等を確認することを要します。  | 
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事前・事後学修の内容                         /Before After Study  | 
                      本講義ではテキストを使用します。該当する章は、事前に通読の上、講義に臨んでください(2時間)。この他、参考となる抜粋や論文はmanabaで紹介、あるいはアップするので、down loadして事後に読み、講義内で学んだ内容についてその課題を整理してください(2時間)。上記参考文献等を基点として、講義内で取り上げる思想家の著書等を講義内でも挙げていきます。原典に目を通してみることを勧めます。 | ||||||||||
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テキスト1                         /Textbooks1  | 
                      
                      
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テキスト2                         /Textbooks2  | 
                      
                      
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テキスト3                         /Textbooks3  | 
                      
                      
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参考文献等1                         /References1  | 
                      
                      
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参考文献等2                         /References2  | 
                      
                      
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参考文献等3                         /References3  | 
                      
                      
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評価方法                         /Evaluation  | 
                      
講義内における取り組み(manaba機能等を用いて講義内で課題に取り組むことがあります):30% 期末試験(原則として試験期間中に実施します):70% 以上を評価の基本原則とした上で、総合的に評価します。  | 
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関連科目                         /Related Subjects  | 
                      法思想史、社会科学概論1、社会科学概論2 | ||||||||||
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備考                         /Notes  | 
                      
教科書は、講義内でも用いますが、講義の前後の予習・復習等受講生が自律的に学習するためのものです。 各自でテキストに示される参考図書等が示されていますので、図書館等で自学・自習する取り組みをしてください。  | 
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到達目標                   /Learning Goal  | 
                「法とは何か」について、哲学的考察の意義を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。 | ||||||||||
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                  DPとの関連 /Relation to DP  | 
              ○:政治学と法学の専門的知識 △:問題発見・解決実践力 △:社会貢献 △:問題解決への実践力 △:調査力 △:読解力 △:問題・解決策の発見力 △:文章作成力・表現力 △:プレゼンテーション力 △:コミュニケーション力 ○:国際的視野に立った素養 ○:社会人としての自律性  | 
            
| 回 /Time  | 
          授業計画(主題の設定) /Class schedule  | 
          授業の内容 /Contents of class  | 
          事前・事後学修の内容 /Before After Study  | 
              
|---|---|---|---|
| 1 | 法哲学を学ぶために(初回のみオンデマンドによる動画配信) | 本講義の概要を確認し、講義の基本方針、進め方、取り組み方を理解する。 | 教科書 はしがき | 
| 2 | 正義の意味 | 正義論で語られる正義の意味について、日常理解し通用する意味との異なりを理解し、本講義で取り組む正義への問いをどのように立て、検討を進めるかの視角を得る。 | 教科書第1章 | 
              
| 3 | 正義論・基礎⑴ | 正義にかなう社会とはどのような社会かという問いに取り組むにあたり、ジョン・ロールズが提示した『正義論』に始まる現代正義論の展開を理解する。 | 教科書第2章 | 
| 4 | 正義論・基礎⑵ | 正義にかなう社会とはどのような社会かという問いに取り組むにあたり、功利主義という考え方を学び、その魅力と限界を理解する。 | 教科書第3章 | 
| 5 | 正義論・基礎⑶ | 分配的正義に関する課題につき、代表的理論家の議論を学ぶ。 | 教科書第4章 | 
| 6 | 正義論・基礎⑷ | 分配的正義の議論の展開を踏まえ、個人の責任との関係を、運平等論の代表的理論家の議論から学ぶ。 | 教科書第5章 | 
| 7 | 正義論・基礎⑸ | 分配的正義の議論の展開に伴って提起される批判を踏まえて、いくつか平等論を類型化し、その各々の内容と論点を学ぶ。 | 教科書第6章 | 
| 8 | 正義論・基礎⑹ | 分配的正義の考え方への批判的視角を、代表的理論家ら議論を学ぶことによって獲得する。 | 教科書第7章 | 
| 9 | 正義論・応用⑴ | 前半の理論的道具立てを用いて、講義内で示す具体的な課題に取り組み、検討を進める | 教科書第2部該当(講義内で指示) | 
| 10 | 正義論・応用⑵ | 前半の理論的道具立てを用いて、講義内で示す具体的な課題に取り組み、検討を進める | 教科書第2部該当(講義内で指示) | 
| 11 | 正義論・応用⑶ | 前半の理論的道具立てを用いて、講義内で示す具体的な課題に取り組み、検討を進める | 教科書第2部該当(講義内で指示) | 
| 12 | 正義論・応用⑷ | 前半の理論的道具立てを用いて、講義内で示す具体的な課題に取り組み、検討を進める | 教科書第2部該当(講義内で指示) | 
| 13 | 正義論・応用⑸ | 前半の理論的道具立てを用いて、講義内で示す具体的な課題に取り組み、検討を進める | 教科書第2部該当(講義内で指示) | 
| 14 | 総合 | 全体の振り返り | manabaにアップします |