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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2025/09/09 現在/As of 2025/09/09 | 
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                  開講科目名 /Course  | 
                日本政治外交史a/JAPANESE DIPLOMATIC HISTORY a | 
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                  ナンバリングコード /Numbering Code  | 
                    32-2038 | 
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                  開講所属 /Course Offered by  | 
                法学部国際関係法学科/LAW INTERNATIONAL LEGAL STUDIES | 
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                  ターム・学期 /Term・Semester  | 
                2025年度/2025 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER | 
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                  曜限 /Day, Period  | 
                金2/Fri 2 | 
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                  開講区分 /semester offered  | 
                春学期/Spring | 
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                  単位数 /Credits  | 
                2.0 | 
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                  学年 /Year  | 
                2,3,4 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                村井 哲也 | 
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                  遠隔授業科目 /Online Course  | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
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| 村井 哲也 | 総合政策学科/POLICY STUDIES | 
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授業の目的・内容                         /Course Objectives  | 
                      
 本講義は、法学部の学位授与方針(DP)および教育課程編成・実施方針(CP)が示す「地域社会および国際社会を対象として、政治学および法学の専門的知識ならびに広くグローバルな見識と思考力を身に付ける」ことを目指します。 そのために、歴史の知識や文脈を学ぶだけでなく、近現代日本における政治家のリーダーシップに着目し、その歴史的なケース・スタディを学ぶことを通じて、現在の日本政治も直面する普遍課題をも見出すようにします。そこから客観的かつ鳥瞰的な思考力を養い、様々な問題を総合的にとらえ解決策を提示できる能力を身に付けることが本講義の最終的な目的です。 また、学生が政治家が生きた時代をイメージしやすいようドキュメンタリー映像を多用します。その時代背景や制作舞台裏などを解説し、メディア・リテラシーも考察しながら視聴していきます。 春学期は、主に戦時期から占領期に焦点を当てます。具体的には、1930年代に入り明治国家が漂流し、日中戦争から日米開戦、敗戦と占領、講和と独立を経て戦後国家が始動していった1950年代までの軌跡を論じていきます。  | 
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授業の形式・方法と履修上の注意                         /Teaching method and Attention the course  | 
                      
 対面による通常の講義形式を基本とします。 指定する参考文献に加え、毎回manabaを通じて講義前にPowerPointを基にしたPDFレジュメを配布し、これを教室のスクリーンに映し出しながら講義を進めます。紙媒体でのレジュメは配布しません。そのため講義中は、ノートPCやタブレットなど一定以上の画面サイズがあるデバイス機器、およびPDFレジュメを表示するためのAdobe Acrobat Reader(無料)などのアプリが必要となります。 ただしPDFレジュメは概要に過ぎず、これだけ見ても講義の詳細を正確に理解できません。講義中の教員による口頭説明を的確に理解してノートを取り、講義後にPDFレジュメを補って完成させることが求められます。 最後に期末リポートの提出後には、manabaにて解説などのフィードバックを行います。  | 
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事前・事後学修の内容                         /Before After Study  | 
                      講義前に、指定する参考文献の該当箇所を熟読し、事前に配布するPDFレジュメを一読しておいてください(2時間程度)。講義後には、PDFレジュメを読み返し、自分のノートと照らし合わせて要点を整理しておいてください(2時間)。 | ||||||||||
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テキスト1                         /Textbooks1  | 
                      
                      
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テキスト2                         /Textbooks2  | 
                      
                      
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テキスト3                         /Textbooks3  | 
                      
                      
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参考文献等1                         /References1  | 
                      
                      
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参考文献等2                         /References2  | 
                      
                      
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参考文献等3                         /References3  | 
                      
                      
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評価方法                         /Evaluation  | 
                      
 学期末に実施する論述筆記試験で100%評価します。 (1)近現代日本の歴史的事実とその因果関係を正確に解釈し、(2)そこから見えてくる政治の普遍課題から自らの見解をどれだけ論理的に構築できているかが、評価のポイントとなります。その具体的なポイントは、時折講義で言及することがあります。 なお、追試験は「教務課が許可する」事由がある場合のみ実施します。  | 
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関連科目                         /Related Subjects  | 
                      
 必須の条件ではありませんが、以下の科目を履修していれば相互の理解が進みます。 ・日本政治史(春学期、木曜1限、村井哲也)では、本講義の前史となる幕末維新から1930年代までの時期を扱います。 ・政治過程論(秋学期、木曜1限、村井哲也)では、現在の日本を念頭に政治学の基礎知識や基礎概念を制度と実態の面から学んでいき、本講義と違った視点から政治の普遍課題について考えます。  | 
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備考                         /Notes  | 
                      
・他の学生の迷惑となるので講義中の私語は厳禁です。1回目は警告に止めますが2回目は教室から退出してもらいます。 ・学修や授業内容についての質問・相談は受け付けますが、単位認定に関わる陳情は受け付けません。 ・講義計画は、履修状況や進行具合、あるいは学生の要望によって若干の変更があります。 ・程よい緊張感と程よいリラックスを両立させるため、時折脱線することがあります。  | 
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到達目標                   /Learning Goal  | 
                歴史を「考える」意識をもって、歴史的事実とその因果関係を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。 | ||||||||||
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                  DPとの関連 /Relation to DP  | 
              【19カリ】---------- ○:国際的な法学と政治学の専門的な知識 ○:国際的な素養 △:問題発見・解決実践力 △:社会貢献 △:問題解決への実践力 ○:国際的視野に立った素養 ○:社会人としての自律性 【24カリ】---------- ○:国際的な法学と政治学の専門的な知識 ○:国際的な素養 △:問題発見・解決実践力 △:社会貢献 △:問題解決への実践力 △:調査力 △:読解力 △:問題・解決策の発見力 △:文章作成力・表現力 △:プレゼンテーション力 △:コミュニケーション力 ○:国際的視野に立った素養 ○:社会人としての自律性  | 
            
| 回 /Time  | 
          授業計画(主題の設定) /Class schedule  | 
          授業の内容 /Contents of class  | 
          事前・事後学修の内容 /Before After Study  | 
              
|---|---|---|---|
| 1 | はじめに | シラバス解説に基づいてガイダンスを行います | |
| 2 | 明治憲法体制の矛盾 | 1930年代に至る前史を憲法構造とその矛盾から論じます | |
| 3 | 近衛文麿(1) | ドキュメンタリー映像を通じてマスメディアとポピュリズムの普遍課題に迫ります | |
| 4 | 近衛文麿(2) | 運命の政治家、ポピュリズムをキーワードに近衛論を展開します | |
| 5 | 東條英機(1) | 地政学とシーレーンの視点に基づくドキュメンタリー映像から東條の時代を学びます | |
| 6 | 東條英機(2) | 憲法構造を論じつつ孤独な戦時首相をキーワードに東條論を展開します | |
| 7 | 対日占領と日本国憲法 | 敗戦と占領の実態に迫りながら憲法構造の変化を論じます | |
| 8 | マッカーサー | 対日占領をになったマッカーサーの人間像に迫ります | |
| 9 | 吉田茂(1) | 占領の負けっぷりを良くした吉田の政界デビューについて論じます | |
| 10 | 吉田茂(2) | 下野から復権を経てワンマン体制を確立していく過程を論じます | |
| 11 | 吉田茂(3) | 講和独立後における政権落日から吉田路線が再評価されていく過程を考察します | |
| 12 | 特別講義 | 過去と現在の政治を繋ぎ学生の政治関心を喚起するため参議院選挙特集を行います | |
| 13 | 日米安保の過去と現在 | ウクライナ侵攻と核抑止を題材にしたドキュメンタリー映像を通じて過去と現在を繋ぎます | |
| 14 | おわりに | 本講義のまとめ |