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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2025/09/09 現在/As of 2025/09/09 | 
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                  開講科目名 /Course  | 
                社会科学概論-2/INTRODUCTION TO SOCIAL SCIENCES -2 | 
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                  ナンバリングコード /Numbering Code  | 
                    32-1007 | 
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                  開講所属 /Course Offered by  | 
                法学部国際関係法学科/LAW INTERNATIONAL LEGAL STUDIES | 
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                  ターム・学期 /Term・Semester  | 
                2025年度/2025 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER | 
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                  曜限 /Day, Period  | 
                金1/Fri 1 | 
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                  開講区分 /semester offered  | 
                秋学期/Fall | 
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                  単位数 /Credits  | 
                2.0 | 
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                  学年 /Year  | 
                1,2,3,4 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                野崎 亜紀子 | 
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                  遠隔授業科目 /Online Course  | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
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| 野崎 亜紀子 | 総合政策学科/POLICY STUDIES | 
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授業の目的・内容                         /Course Objectives  | 
                      
 社会科学とはなにを探究する学問分野であるのかというと、それは過去・現在・そして未来の社会を探求する、というものです。人間たち集団によって成り立つものを社会と言いますが、その社会が抱える課題がどのような課題であり、なぜその課題が生じ、またどのように生じてきたのか、そしてそこで問われ得る問いとは何か、これらの問いを引き出し検討することが、社会科学への学問的取り組みということができるでしょう。検討の対象となる社会には、その社会のルールや運営のあり方、物の生産や消費活動、社会を形づくり運営する様々な組織体制、それらの動きを支える科学技術などがあり、当然ながらそれらの活動の背景となる価値的思考、思想もまた、検討の対象となります。 現代社会は、めざましい発展を遂げ続ける生命科学・先端医療技術の発展とともにあります。現代社会における人間の生をめぐる諸問題は、私たち個々人の生の問題であると同時に、私たちの社会がこの問題をどのように位置づけ、向き合うべきかという《公共性》に関わる問いです。本講義では、いくつかの医科学技術の実践に関わる具体的問題を取り上げ、この問いに取り組みます。 なお、本講義で取り組むテーマは、現代社会に起きる諸問題となるため、社会状況に伴い各界に取り扱うテーマには若干の変動が生じる場合があります。 【講義の目標】 受講生は、現代社会に広がる様々な事象に着目し、それら事象の中から課題を見出し、問いを立て、この問題について思考し、公共的理由とともにその思考を言語によって表現することの重要性を学ぶとともに、その思考の構築するための知的道具立てを獲得するために、思想的言論を読解するという方法身につけることの必要性を学ぶこと、中でも本講義では、現代社会における医科学技術の位置づけについて、(医学的知見とは異なり)社会科学的視点から考える、という視角(パースペクティブ)を持つことを目標とします。なお、授業の内容に記す具体的テーマについては、社会状況により変更される場合があります。 以上の概要・目標の下、受講生が主体的に本講義を受講し取り組むことによって、①専門的知識を活かして多様な現代社会に貢献できる能力を得るための前提となる、現代社会が抱える問題を引き出す姿勢を醸成し、②専門的知識を活かして多様な現代社会に貢献できる能力を身に付けるための基本的素養を育むことになるよう、講義担当者は本講義を構成します。  | 
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授業の形式・方法と履修上の注意                         /Teaching method and Attention the course  | 
                      
 授業は初回以降全回、教室での対面講義の形式で行います(2025年度本学方針に基づきます)。 ★初回9月26日はオンデマンドによるガイダンスを実施します。初回講義日までにmanabaに視聴動画リンクを貼りますので必ず視聴してください。 講義内でmanaba機能を用いる場合があるので、PC, タブレット端末等を手元に置いて講義に出席してください。 出席点(あるいは逆の欠席点)というものはありません。ただし、講義内で一定の思考をすること(場合によってresponを用いる)、また講義後講義に関するコメントを求めることがあります。これらの積み重ねと共に、本講義があることについてはよく理解の上、受講生の皆さん自らの責任で対処してください。 講義における必要な情報は、manabaを通して連絡します。また講義資料等については、事前・事後にmanabaにpdfをアップします。質問やコメントは、講義前後等以外にも、manabaの「個別指導」を利用するなどして是非寄せてください。個人情報に配慮の上、講義内で共有できるものは共有の上、議論を喚起していきたいと考えます。 上記のことのために、毎週講義の事前事後には必ずmanabaにアクセスし、情報等を確認することを要します。  | 
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事前・事後学修の内容                         /Before After Study  | 
                      本講義では統一的なテキストを用いません。参考となる抜粋や論文は、都度、講義およびmanabaで紹介、あるいはアップするので、down loadして事前・事後に読んでください(2時間)。上記参考文献等を基点として、講義内で取り上げる思想家の著書等を講義内でも挙げていきます。原典に目を通してみることを勧めます。また、本講義は社会が抱える私たちの課題を検討の対象としますので、社会へのアンテナを広く持つことを求めます。これに伴い、日々社会に生じる時事的課題等について、各種ニュースソースについて各自で収集の上で目を通してください(オンラインニュース(総合)、伝統的な紙媒体の新聞等がまずはアクセスが容易)(2時間)。 | ||||||||||
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テキスト1                         /Textbooks1  | 
                      
                      
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テキスト2                         /Textbooks2  | 
                      
                      
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テキスト3                         /Textbooks3  | 
                      
                      
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参考文献等1                         /References1  | 
                      
                      
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参考文献等2                         /References2  | 
                      
                      
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参考文献等3                         /References3  | 
                      
                      
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評価方法                         /Evaluation  | 
                      
講義内における取り組み(manaba機能等を用いて講義内で課題に取り組むことがあります):30% 期末試験(原則として試験期間中に実施します):70% 以上を評価の基本原則とした上で、総合的に評価します。  | 
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関連科目                         /Related Subjects  | 
                      法思想史、法哲学、社会科学概論-1 | ||||||||||
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備考                         /Notes  | 
                      
指定するテキストはありません。必要に応じて資料を配布します(manaba) また、紹介する資料等については、図書館等で自学・自習する取り組みをしてください。  | 
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到達目標                   /Learning Goal  | 
                法学、政治学の視点から現代の社会問題を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。 | ||||||||||
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                  DPとの関連 /Relation to DP  | 
              【19カリ】---------- ○:国際的な法学と政治学の専門的な知識 △:問題発見・解決実践力 △:社会貢献 △:問題解決への実践力 【24カリ】---------- ○:国際的な法学と政治学の専門的な知識 △:問題発見・解決実践力 △:社会貢献 △:問題解決への実践力 △:調査力 △:読解力 △:問題・解決策の発見力 △:文章作成力・表現力 △:プレゼンテーション力 △:コミュニケーション力  | 
            
| 回 /Time  | 
          授業計画(主題の設定) /Class schedule  | 
          授業の内容 /Contents of class  | 
          事前・事後学修の内容 /Before After Study  | 
              
|---|---|---|---|
| 1 | 社会科学概論-2(現代社会)を学ぶために ★初回はオンデマンド動画配信を行います。  | 
                本講義の概要を確認し、講義の基本方針、進め方、取り組み方を理解する。 | manaba上に情報等をアップする。 | 
| 2 | 生殖補助医療と社会⑴ | 最近の出生前診断の利用が拡大されつつある社会状況を知り、導入に当たり社会的な視点から考えるべき論点を理解する。 | 同上。 | 
| 3 | 生殖補助医療と社会⑵ | 出生に対する社会的コントロールの歴史的経緯と、それを支えたイズムとの関係を理解する | 同上。 | 
| 4 | 生殖補助医療と社会⑶ | リプロダクティブ・ヘルス・ライツという考え方の誕生とその内容について、特に人工妊娠中絶に関わる問題と関連させた上で、どのように捉えることができるのかを、国内外の議論を踏まえて理解する。 | 同上。 | 
| 5 | 終末期医療と社会⑴ | 終末期医療をめぐる社会状況を知り、社会的な視点から考えるべき論点を理解する。 | 同上。 | 
| 6 | 終末期医療と社会⑵ | 尊厳死についてのこれまでの歴史的経緯と国内外の議論・問題状況を理解する。 | 同上。 | 
| 7 | 終末期医療と社会⑶ | ⑴⑵の内容を踏まえ、改めて⑴で明示した論点への応答の可能性を知る。また、尊厳死に関するルール化の動向とそこで考えるべき論点を理解する。 | 同上。 | 
| 8 | 移植医療と社会⑴ | 臓器移植の医療化の歴史的展開を理解する。 | 同上。 | 
| 9 | 移植医療と社会⑵ | 臓器移植の医療化に向けた法制定の経緯と立法過程で検討された論点、さらに法改正の内容を理解する。 | 同上。 | 
| 10 | 移植医療と社会⑶ | ⑴⑵を踏まえ、さらに現代の臓器移植問題の状況に伴って考えるべき論点を理解する。 | 同上。 | 
| 11 | 再生医療と社会⑴ | 再生医療への臨床応用が期待される人胚性幹細胞(人ES細胞、人iPS細胞)研究について、その現状と社会的規制(レギュレーション)の現状を知り、社会的な視点から考えるべき論点を知る。 | 同上。 | 
| 12 | 再生医療と社会⑵ | ⑴で焦点化した論点および関連する問題についての国内外の議論状況を理解する。 | 同上。 | 
| 13 | 再生医療と社会⑶ | ⑴⑵の内容を踏まえ、さらに現代の再生医療が生殖に関わる局面に関わっている現状を理解し、社会がこれを受容して行くに当たって考えるべき論点を理解する。 | 同上。 | 
| 14 | 総合 | 全体を振り返る | 同上。 |