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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2025/09/09 現在/As of 2025/09/09 | 
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                  開講科目名 /Course  | 
                法律学特講(債権総論a)/LEGAL SCIENCE, SPECIAL LECTURE | 
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                  ナンバリングコード /Numbering Code  | 
                    31-3034 | 
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                  開講所属 /Course Offered by  | 
                法学部法律学科/LAW LAW | 
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                  ターム・学期 /Term・Semester  | 
                2025年度/2025 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER | 
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                  曜限 /Day, Period  | 
                金2/Fri 2 | 
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                  開講区分 /semester offered  | 
                春学期/Spring | 
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                  単位数 /Credits  | 
                2.0 | 
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                  学年 /Year  | 
                3,4 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                納屋 雅城 | 
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                  遠隔授業科目 /Online Course  | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
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| 納屋 雅城 | 法律学科/LAW | 
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授業の目的・内容                         /Course Objectives  | 
                      
 民法の「第三編 債権」の「第一章 総則」を対象とした、判例や学説まで含めた解釈論のことを学問上「債権総論」といいます。債権総論に関する基礎的な知識については民法Ⅲ(担保物権・債権総論)の授業で学ぶのですが、この授業では、民法Ⅲの授業では触れられない債権総論に関する更なる専門的知識を修得し、債権総論に関する条文、判例、学説を正しく理解し解釈することができるようになることを目的としています。そしてこの学修を通して、法学部の教育課程の編成・実施方針(CP)や学位授与方針(DP)で掲げられている、法学の専門的知識と法的なものの考え方(リーガル・マインド)を身に付けることを目指します。 授業の内容としては、「第一章 総則」の中から「第一節 債権の目的」(民法399条~411条)、「第二節 債権の効力」の「第一款 債務不履行の責任等」(民法412条~422条の2)、そして「第六節 債権の消滅」(民法473条~520条)について、関連する条文、判例、学説を学びます。  | 
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授業の形式・方法と履修上の注意                         /Teaching method and Attention the course  | 
                      
 教科書やレジュメなどの教材を使って、講義形式で授業を進めていきます。また補助教材として、授業の様子を録画した動画を授業後にmanabaを通じて配信します。ただし、機器の不具合などのために録画ができなかったときは、その回の動画の配信はありません。 授業に関する連絡は主にmanabaを通じて行いますので、manabaの掲示内容をこまめにチェックしてください。授業内容や後記の確認テストなどに関する質問はmanabaの掲示板で、また授業の履修などに関する質問はmanabaの個別指導コレクションで、それぞれ受け付けたうえで回答します。 なお、授業内容との関係上、先に民法Ⅲの単位を取得したうえでこの授業の履修登録をすることを強くお勧めします。  | 
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事前・事後学修の内容                         /Before After Study  | 
                      授業前は、授業計画を参考にして、教科書の該当箇所を一読しておいてください(2時間程度が目安です)。その際には、個々の条文の内容を理解することと、法律用語の意味を法律用語辞典などを使って予め調べておくことに重点を置くことをお勧めします。授業後は、授業で学修した内容をふまえて、教科書などの教材を精読してください(2時間程度が目安です)。特に後記の確認テストの結果を自ら主体的に確認して、理解が不十分な箇所があったときは、その箇所を重点的に復習することをお勧めします。なお、事前・事後学修の際には、関連する条文は六法などで必ず確認をしてください。 | ||||||||||
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テキスト1                         /Textbooks1  | 
                      
                      
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テキスト2                         /Textbooks2  | 
                      
                      
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テキスト3                         /Textbooks3  | 
                      
                      
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参考文献等1                         /References1  | 
                      
                      
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参考文献等2                         /References2  | 
                      
                      
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参考文献等3                         /References3  | 
                      
                      
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評価方法                         /Evaluation  | 
                      
 確認テストの合計点100%。毎回の授業後に、manabaの小テスト機能を使って「確認テスト」というものを実施します。授業内で取り上げた債権総論に関する専門的知識(教科書などの教材に書かれているものだけでなく、口頭で説明したものも対象となります)を問う問題を複数問出題しますので、期限までに解答を提出してください。正解や問題内容についての解説などは、テスト終了後にmanabaで確認をすることができます。 合格点を取るためには、授業をしっかりと聴き、教科書などの教材を精読することを通して、債権総論に関する専門的知識を修得し、債権総論に関する条文、判例、学説を正しく理解していることが必要とされます。質・量共に十分な勉強をしたうえで、時間に余裕をもってテストに臨んでください。  | 
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関連科目                         /Related Subjects  | 
                      この授業では民法(特に「財産法」と呼ばれる部分)を取り扱いますので、民法入門、民法Ⅰ、民法Ⅱの単位を取得済みであることが望ましいです。また民法Ⅲについては、「授業の形式・方法と履修上の注意」に明記したとおりですので、注意してください。 | ||||||||||
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備考                         /Notes  | 
                      授業を受ける際は、最新版の六法など、最新の条文を参照することのできるものを必ず手元に持っていてください。 | ||||||||||
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到達目標                   /Learning Goal  | 
                従来の開設科目では触れてこなかった法律分野について、基本かつ重要な項目を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。 | ||||||||||
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                  DPとの関連 /Relation to DP  | 
              ○:法学の専門的知識 ○:リーガル・マインド △:問題発見・解決実践力 △:社会的責任 △:社会貢献 △:問題解決への実践力  | 
            
| 回 /Time  | 
          授業計画(主題の設定) /Class schedule  | 
          授業の内容 /Contents of class  | 
          事前・事後学修の内容 /Before After Study  | 
              
|---|---|---|---|
| 1 | 債権総論とは | 授業の概要や進め方等について把握するとともに、「債権総論」とは何なのかを理解する。 | |
| 2 | 債権の目的 | 特定物債権と種類債権、金銭債権、選択債権について理解する。 | |
| 3 | 債権の一般的効力 | 自然債務や責任なき債務、第三者による債権侵害について理解する。 | |
| 4 | 履行の強制 | 履行の強制(直接強制、代替執行、間接強制)について理解する。 | |
| 5 | 債務不履行①(履行遅滞、履行不能) | 債務不履行の基礎的事項と、履行遅滞と履行不能について理解する。 | |
| 6 | 債務不履行②(不完全履行) | 不完全履行と、債務不履行の現代的課題(安全配慮義務、契約締結上の過失)について理解する。 | |
| 7 | 損害賠償①(損害賠償の共通原則) | 債務不履行の効果としての損害賠償の共通原則について理解する。 | |
| 8 | 損害賠償②(債務不履行の類型と損害賠償)、受領遅滞 | 債務不履行の類型毎の損害賠償に関する諸問題と、受領遅滞について理解する。 | |
| 9 | 弁済①(弁済の意義、弁済の提供) | 弁済の意義と、弁済の提供について理解する。 | |
| 10 | 弁済②(弁済による代位) | 第三者による弁済と、弁済による代位について理解する。 | |
| 11 | 弁済③(弁済の受領権、弁済の充当)、代物弁済 | 弁済の受領権や弁済の充当と、代物弁済について理解する。 | |
| 12 | 相殺①(相殺の意義、要件) | 相殺の意義と要件について理解する。 | |
| 13 | 相殺②(相殺の方法、効果) | 差押えと相殺、相殺の方法と効果について理解する。 | |
| 14 | 供託、更改、免除、混同 | 債権の消滅原因としての供託、更改、免除、混同について理解する。 |