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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2025/09/09 現在/As of 2025/09/09 | 
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                  開講科目名 /Course  | 
                憲法入門(国関・総政用)/INTRODUCTION TO THE CONSTITUTION | 
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                  ナンバリングコード /Numbering Code  | 
                    【律】31-1002 【国】32-1002 【総】33-1003  | 
              
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                  開講所属 /Course Offered by  | 
                法学部/LAW | 
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                  ターム・学期 /Term・Semester  | 
                2025年度/2025 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER | 
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                  曜限 /Day, Period  | 
                木4/Thu 4 | 
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                  開講区分 /semester offered  | 
                春学期/Spring | 
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                  単位数 /Credits  | 
                2.0 | 
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                  学年 /Year  | 
                1,2,3,4 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                大藤 紀子 | 
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                  遠隔授業科目 /Online Course  | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
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| 大藤 紀子 | 国際関係法学科/INTERNATIONAL LEGAL STUDIES | 
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授業の目的・内容                         /Course Objectives  | 
                      
 国際社会は、国家を基本的なアクターとして成り立っている。もちろん地方の政治も、国家との関係を抜きには語れない。 憲法は、日本のような法治国家における「最高規範」として、あらゆる国内法の効力の原点になっている。また、国際関係を構築していく上で、憲法上どのような内容が定められているか、基本的人権がどのように守られているかは、国際社会における最大の関心事になっている。 したがって、国際法や国際政治、あるいは地方政治についての学習を極めるにあたって、憲法の理解は、必須と言える。 国際関係法学科、総合政策学科の学生は、是非履修してほしい。 「憲法入門」の授業では、法学部において、さまざまな法や政治について勉強をする上での「入り口」となる考え方や学説を学ぶ。 具体的には、憲法という法の特徴や役割といった基礎的な事柄を、テキストの読解を通じて習得することを目的とする。 憲法とは何か、その特質、基本的人権の保障や統治機構の基本的な問題についての考察を通じて、憲法学の思考様式を身につけることを目標とする。  | 
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授業の形式・方法と履修上の注意                         /Teaching method and Attention the course  | 
                      
  この授業は、基本的に対面形式で実施する。(出席は、レスポンを通じて確認する。) 法学には、各科目ごとに「論点」と言って、論争の対象となったり、解釈の基点となるポイントが数多く存在する。各自ノートを作り、論点を項目ごとに整理することが必要となる。 「憲法入門」の授業を通じて、必要に応じて配布された資料をうまく使いながら、工夫を凝らしてノートを作成してほしい。 授業・試験などについての連絡や、資料の配布は、Porta II や Manabaを通じて行うので、授業の度ごとに確認すること。  | 
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事前・事後学修の内容                         /Before After Study  | 
                      
 事前学修として、その週で扱われる論点の概要が理解できるよう、テキストの該当ページを毎回熟読し、鍵となる用語や概念について調べておくこと。(2時間程度) 授業の後には、授業中にとったメモやレジュメなどを参照しつつ、ノート整理を行いながら、改めてテキストを読むこと。(2時間程度) 六法を片手に、論点に関わる条文を必ず参照すること、そして判例集を手許に置いて、関連する裁判例を習得することが、学習効果を高める基本となる。  | 
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テキスト1                         /Textbooks1  | 
                      
                      
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テキスト2                         /Textbooks2  | 
                      
                      
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テキスト3                         /Textbooks3  | 
                      
                      
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参考文献等1                         /References1  | 
                      
                      
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参考文献等2                         /References2  | 
                      
                      
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参考文献等3                         /References3  | 
                      
                      
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評価方法                         /Evaluation  | 
                      
 小テスト(30%) 学期末の授業内の試験またはレポート(70%)  | 
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関連科目                         /Related Subjects  | 
                      「憲法入門」の学習の後に、「憲法・人権」および「憲法・統治」を履修してほしい。これによって、憲法の総論・各論の全体が学習できる。最終的に、「憲法・発展」の授業に臨んでほしい。 | ||||||||||
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備考                         /Notes  | 
                      上記テキスト・参考書のほか、『小六法』、判例集を必ず手許において学習すること。シラバスに掲載したもの以外の参考文献は、授業中に指示することもある。憲法に対する理解の早道になるので、是非読むこと。 | ||||||||||
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到達目標                   /Learning Goal  | 
                憲法および公法領域の入門的知識を習得し、これらについての基礎解釈ができるようにする。 | ||||||||||
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                  DPとの関連 /Relation to DP  | 
              【律】---------- ○:法学の専門的知識 ○:リーガル・マインド △:問題発見・解決実践力 △:社会的責任 △:社会貢献 △:問題解決への実践力 【19カリ・国】---------- ○:国際的な法学と政治学の専門的な知識 △:問題発見・解決実践力 △:社会貢献 △:問題解決への実践力 【24カリ・国】---------- ○:国際的な法学と政治学の専門的な知識 △:問題発見・解決実践力 △:社会貢献 △:問題解決への実践力 △:調査力 △:読解力 △:問題・解決策の発見力 △:文章作成力・表現力 △:プレゼンテーション力 △:コミュニケーション力 【総】---------- ○:政治学と法学の専門的知識 △:問題発見・解決実践力 △:社会貢献 △:問題解決への実践力 △:調査力 △:読解力 △:問題・解決策の発見力 △:文章作成力・表現力 △:プレゼンテーション力 △:コミュニケーション力  | 
            
| 回 /Time  | 
          授業計画(主題の設定) /Class schedule  | 
          授業の内容 /Contents of class  | 
          事前・事後学修の内容 /Before After Study  | 
              
|---|---|---|---|
| 1 | はじめに | 授業の概要を解説 近代立憲主義の特質、憲法の分類について説明する  | 
                大学の売店で、テキストを事前に購入しておくこと 事前学習の範囲(以下同じ): 憲法 第一章  | 
              
| 2 | 近代憲法の論理 | 憲法の制限規範性、憲法制定権力 vs 憲法によって制定された権力など、近代憲法に特有の論理や制度について考える | 憲法 第一章、第三章 | 
| 3 | 日本国憲法の制定経緯 | 日本国憲法と明治憲法(第日本帝国憲法)の比較を行い、日本国憲法が制定された歴史的経緯について勉強する | 憲法 第二章 | 
| 4 | 天皇の地位と権限 | 国民統合の象徴としての天皇の地位および権限について勉強する | 憲法 第三章 | 
| 5 | 小テスト1 | 第2回〜第4回授業の復習 | |
| 6 | 憲法第9条と関連する憲法訴訟 | 戦争の放棄および戦力の不保持を定めた9条の解釈を政府がどのように変えていったか、また日米安保条約に基づいた駐留米軍や自衛隊に関する憲法訴訟について学ぶ | 憲法五重奏 第15章 憲法 第四章  | 
              
| 7 | 基本的人権の観念とその享有主体① | 基本的人権が保障されるとはどういうことか その観念と享有主体(誰の人権か)について考える  | 
                憲法五重奏 第1章 憲法 第五章  | 
              
| 8 | 基本的人権の観念とその享有主体②ー外国人の人権 | 日本国籍をもたない外国人は、日本国憲法の基本的人権の保障の対象となるかどうか、人権の観念との関係で考察し、日本における問題点について勉強する | 憲法五重奏 第9章 憲法 第五章  | 
              
| 9 | 小テスト2 | 第6回〜第8回授業の復習 | |
| 10 | 基本的人権の限界 | 不可侵の人権が「公共の福祉」によって制限されることとはどういうことか 私人間の争訟への憲法の人権規定の適用などについて考察する  | 
                憲法 第六章 | 
| 11 | 生命・自由・幸福追求権の保障 | 生命権や幸福追求権をめぐる論点や学説、「包括的基本権」としての日本国憲法13条について学習する | 憲法五重奏 第1章 憲法 第七章  | 
              
| 12 | 法の下の平等 | 14条の定める法の下の平等について勉強する | 憲法五重奏 第2章 憲法 第七章  | 
              
| 13 | 小テスト3 | 第10回〜第12回授業の復習 | |
| 14 | まとめ | 授業の総括 |