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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2025/09/09 現在/As of 2025/09/09 | 
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                  開講科目名 /Course  | 
                国際公共政策論b/INTERNATIONAL PUBLIC POLICY(B) | 
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                  ナンバリングコード /Numbering Code  | 
                    23-2036 | 
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                  開講所属 /Course Offered by  | 
                経済学部国際環境経済学科/ECONOMICS ECONOMICS ON SUSTAINABILITY | 
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                  ターム・学期 /Term・Semester  | 
                2025年度/2025 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER | 
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                  曜限 /Day, Period  | 
                火3/Tue 3 | 
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                  開講区分 /semester offered  | 
                秋学期/Fall | 
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                  単位数 /Credits  | 
                2.0 | 
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                  学年 /Year  | 
                2,3,4 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                古川 光明 | 
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                  遠隔授業科目 /Online Course  | 
                - | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
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| 古川 光明 | 国際環境経済学科/ECONOMICS ON SUSTAINABILITY | 
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授業の目的・内容                         /Course Objectives  | 
                      
「国際公共政策論」では、経済学部国際環境経済学科の学位授与方針(DP)及び教育課程の編成・実施方針(CP)が示す「持続可能な発展のための国際社会システムの構築を探り、国際的な相互依存関係において問題を捉える能力を身に付け」、「持続可能な社会の実現を目指して、地域社会や国際社会に貢献できる実践的な人材を育成する」ことに資するため、一国のみでは解決困難な政治経済社会問題に対して、より良い状況を生み出すために各国が広域的・地球規模で協力して行うべき政治経済ならびに社会政策とその枠組み等について学びます。 「国際公共政策論b」では、国際公共財への取り組みに関し、各国が協調して取り組むことも重要である一方で、国際的な目標を踏まえつつ、国内の政治経済への取り組みについても注意を払う必要があります。本授業では、国際開発援助や主権国家体制化での政治経済、福祉国家などに焦点をあてた講義を展開します。そのうえで、国際公共政策を考えるうえでの応用能力を習得することを目指します。また、担当教員の実務経験を踏まえた講義とします。  | 
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授業の形式・方法と履修上の注意                         /Teaching method and Attention the course  | 
                      
(1)授業の形式 本講義は教室において対面形式で実施します。ライブ配信や録画配信は行いません。講義資料は授業の前日夕方までにmanabaにアップロードしますので、各自で事前にダウンロードしてください。なお、資料の配布は行いませんので、ご注意ください。授業は、資料に沿って進めていきます。内容によっては、周囲の学生とディスカッションを行う場合もあります。 中間および期末課題問題については、manabaの小テスト機能を通じて受付け期限内及び回答制限時間内に提出してください。期限後の提出は一切受付ませんので、余裕を持って作業を進めてください。なお、中間課題問題のフィードバックについては、授業を通じて行うこととします。 (2) 授業の構成(2回目以降) 1)前回のリアクションペーパーへのフィードバック(10分) 2)当日の講義(80分) 3)リアクションペーパーの作成・提出(10分) 初回の授業で受講要領やルールを確認しますので、第1回目の授業には必ず出席してください。 <受講上の注意> 出欠およびリアクションペーパーに関する規則 毎回リスポン(位置情報はオンに、オフの場合は、欠席扱い)を用いて、リアクションペーパー(講義の論点整理・感想や質問などを150字以内で記述)を提出していただきます。出欠確認もこのリスポンを使用して行います。授業内で複数回実施することもあります。5回以上の欠席で評価対象から除外され、不合格となりますのでご注意ください。遅刻や早退は、各0.5の欠席扱いとなります。授業開始20分を過ぎての入室は認めません。初回の出欠確認以降に入室の場合には、遅刻となります。また、その後の退室は早退となります。特別な事情(忌引き、病気、コロナ感染、災害等)がある場合は、証明書を提出し、速やかに連絡してください。その場合は「公欠」とします。 私語・授業中の行動規則 私語は厳禁です。注意にも関わらず、私語を続ける場合には、学生証を確認し、2回の確認で不合格となります。授業中は、出欠の確認とリアクションペーパーの記入以外の時は、スマホとPCは使用しないでください。また、授業内の出入りも特別な事情がない限りは控えてください。 リスポンの設定について リスポンをスマホにインストールの上、活用願います。 ご理解とご協力のほど、よろしくお願いします。  | 
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事前・事後学修の内容                         /Before After Study  | 
                      講義資料(パワーポイントで作成)は講義日の前日夕方までにmanabaにアップしますので、ダウンロードして、講義に備えて予習してください(2時間程度)。講義後は、講義内容をよく復習してください(1時間程度)。国際社会の動向に注意を払うとともに、国内の政治経済に関する新聞記事等も読むように努めてください(1時間程度)。 | ||||||||||
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テキスト1                         /Textbooks1  | 
                      
                      
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テキスト2                         /Textbooks2  | 
                      
                      
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テキスト3                         /Textbooks3  | 
                      
                      
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参考文献等1                         /References1  | 
                      
                      
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参考文献等2                         /References2  | 
                      
                      
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参考文献等3                         /References3  | 
                      
                      
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評価方法                         /Evaluation  | 
                      
 中間課題問題、期末課題問題の成績に、普段の出席・リアクションペーパーの内容などを加味して、総合的に評価します。目安としては次の割合で評価します。 出席・リアクションペーパー: 30% 中間課題問題: 30% 期末課題問題: 40% ・出席(各1点)とリアクションペーパー(各2点)を3点満点で計算した合計を30%に換算して計算します。 ・5回以上の欠席で評価対象から除外され、不合格となります。 ・ 私語は厳禁です。注意したにも関わらず、私語を続ける場合には、学生証を確認し、2回の確認で不合格となります。  | 
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関連科目                         /Related Subjects  | 
                      「マクロ経済学」、「ミクロ経済学」、「開発経済学」、「国際開発論」等の関連科目を履修することを勧めます。 | ||||||||||
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備考                         /Notes  | 
                      幅広く、国際社会や国際公共政策に関心にある人に向けて授業を行います。授業には、真面目に出席すること、並びにまわりに迷惑となるような私語を慎むことが条件となります。また、履修者のレベル等に合わせて進捗速度や課題の調整を適宜行う可能性があります。なお、授業の内容によっては、授業内で周りの人とディスカッションを行っていただく場合があります。 | ||||||||||
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到達目標                   /Learning Goal  | 
                国際公共政策に関する専門知識を習得し、各種の国際公共政策に関する問題点や将来の展望等について分析のうえ、見解を提示できるようにする。 | ||||||||||
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                  DPとの関連 /Relation to DP  | 
              △:幅広い教養 △:公共経済部門での専門的知識 ○:国際・外国経済部門での専門的知識 △:英語の運用能力  | 
            
| 回 /Time  | 
          授業計画(主題の設定) /Class schedule  | 
          授業の内容 /Contents of class  | 
          事前・事後学修の内容 /Before After Study  | 
              
|---|---|---|---|
| 1 | ガイダンス、講義の概要 | 講義全体の概要について説明する。	 授業の進め方と課題内容を理解する。  | 
                シラバスを読んで、講義について理解する。PPTを読んでおく。 | 
| 2 | 国際公共財と国際開発援助 | 国際開発援助における国際公共財と国益について | 事前学習:PPTを熟読する。事後学習:講義内容の復習並びに不明な点を確認する。 | 
| 3 | 日本の国際公益と国益の均衡 | 日本の国際開発援助における国際公共財と国益の均衡状況について概説する。 | 事前学習:PPTを熟読する。事後学習:講義内容の復習並びに不明な点を確認する。 | 
| 4 | 国際開発協調(貧困削減レジーム) | 国際公共財としての国際開発援助における国際的協調について、貧困削減レジームを中心に概説する。 | 事前学習:PPTを熟読する。事後学習:講義内容の復習並びに不明な点を確認する。 | 
| 5 | 国際開発協調(貧困削減のローカリゼーション) | 国際公共財としての国際開発援助における国際的協調について、貧困削減レジームのローカリゼーションについて紹介する。 | 事前学習:PPTを熟読する。事後学習:講義内容の復習並びに不明な点を確認する。 | 
| 6 | 国際開発援助と「人間の安全保障」 | 国際開発援助に大きな影響を与えた人間安全保障について概説する。 | 事前学習:PPTを熟読する。事後学習:講義内容の復習並びに不明な点を確認する。 | 
| 7 | スポーツを通じた平和構築支援:南スーダン | 最も新しい国連加盟国として独立後、2度にわたる紛争を経験している南スーダンを事例として、同国でのスポーツを通じた平和構築支援を紹介する。 | 事前学習:PPTを熟読する。事後学習:講義内容の復習並びに不明な点を確認する。中間課題問題を行う。 | 
| 8 | ミレニアム開発目標から持続可能な開発目標へ | MDGs、ポストMDGsからSDGsへの議論について概説する。 | 事前学習:PPTを熟読する。事後学習:講義内容の復習並びに不明な点を確認する。 | 
| 9 | 発展途上国の政治と経済 | 発展途上国の政治と経済に関連して、権威主義と民主主義、新家産姓国家、新興国の経済成長などについて概説する。 | 事前学習:PPTを熟読する。事後学習:講義内容の復習並びに不明な点を確認する。 | 
| 10 | 戦後の政治経済体制 | 自由放任主義の崩壊、戦後の政治経済体制の成立とその変容などについて概説する。 | 事前学習:PPTを熟読する。事後学習:講義内容の復習並びに不明な点を確認する。 | 
| 11 | グローバル化の政治経済学と資本主義の多様性 | グローバル化の政治経済学と資本主義の多様性について、主に、グローバル化と国内政治、グローバルガバナンスと民主主義、資本主義の多様性、労働中心のアプローチと使用者中心のアプローチについて概説する。 | 事前学習:PPTを熟読する。事後学習:講義内容の復習並びに不明な点を確認する。 | 
| 12 | 福祉国家の多様性 | 国際公共政策を考察するうえで重要な福祉国家の類型論とその展開について概説する。 | 事前学習:PPTを熟読する。事後学習:講義内容の復習並びに不明な点を確認する。 | 
| 13 | 福祉国家の政治経済学 | 戦後福祉国家の段階論、産業主義理論、権力資源動員論、経済依存性、アイディア・言説理論、党派性、理論、政治制度論について紹介する。 | 事前学習:PPTを熟読する。事後学習:講義内容の復習並びに不明な点を確認する。 | 
| 14 | 福祉国家のゆくえ | 福祉国家変容への圧力、福祉国家の構想、多元化する福祉、移民と福祉国家などについて概説する。 | 事前学習:PPTを熟読する。事後学習:講義内容の復習並びに不明な点を確認する。期末期末課題問題を行う。 |