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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2025/09/09 現在/As of 2025/09/09 | 
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                  開講科目名 /Course  | 
                経営社会学b/MANAGEMENT SOCIOLOGY (B) | 
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                  ナンバリングコード /Numbering Code  | 
                    22-2034 | 
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                  開講所属 /Course Offered by  | 
                経済学部経営学科/ECONOMICS MANAGEMENT | 
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                  ターム・学期 /Term・Semester  | 
                2025年度/2025 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER | 
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                  曜限 /Day, Period  | 
                金3/Fri 3 | 
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                  開講区分 /semester offered  | 
                秋学期/Fall | 
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                  単位数 /Credits  | 
                2.0 | 
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                  学年 /Year  | 
                2,3,4 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                前島 賢土 | 
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                  遠隔授業科目 /Online Course  | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
|---|---|
| 前島 賢土 | 経営学科/MANAGEMENT | 
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授業の目的・内容                         /Course Objectives  | 
                      
 経営社会学は経営に関する社会学であり、社会学の一部門である。 本講義では、ホワイトカラー犯罪や働きすぎといった経営における病理の分析を通して、将来社会人となるべき学生が、日本国外のような社会的背景や文化的背景の異なる場所でもその能力を十分に発揮して、働くことができるようにするために、経営を社会学的に考察できるようにする。 ホワイトカラー犯罪や働きすぎといった経営における病理の分析を通して、学生が経営に関する社会学の概念を自分のものとする。ホワイトカラー犯罪や働きすぎといった経営における病理の分析を通して、学生が身につけた経営に関する社会学の概念を用いて、経営を社会学的に考察できるようにする。 ホワイトカラー犯罪とは、経営学で言うところの企業不祥事である。ホワイトカラー犯罪は職務犯罪と組織体犯罪との二つに分かれる。職務犯罪とは、合法的な職業についている人物が、個人的な利益を目的としてその職業上犯す犯罪である。組織体犯罪とは、合法的な職業についている人物が、組織の利益を目的としてその職業上行う行為から構成される、合法的な組織を主体とする合法的な組織自体の犯罪である。 学科専門科目として、社会学の観点から経営に関する専門知識を習得し、多様な立場や側面から経営を認識する能力を身につける。  | 
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授業の形式・方法と履修上の注意                         /Teaching method and Attention the course  | 
                      
 授業形態は講義。授業はテキストに基づいて進め、さらに、テキスト以外の文献も紹介して授業を進める。私語は厳禁。学生からの授業全体に関する質問にはメールにて回答する。 授業内で、学生に対して課題を課した場合には、翌回の授業において、課題に対する学生の論述へコメントをして、補足的な解説を行う。 当授業は対面授業で行い、ライブ配信も録画配信も行いません。  | 
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事前・事後学修の内容                         /Before After Study  | 
                      
 事前学修として、テキストの該当ページを毎回必ず読み、概念の意味等を理解しておくこと(2時間)。 事後学修として、授業後は、授業で学んだ概念を覚え、他者に説明できるようになるまで調べること(2時間)。 授業で学んだ概念を、実生活に当てはめて、概念を具体的に理解する。また、将来の仕事を想定して、授業で学んだ概念を、将来の仕事に当てはめて、概念を具体的に理解する。  | 
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テキスト1                         /Textbooks1  | 
                      
                      
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テキスト2                         /Textbooks2  | 
                      
                      
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テキスト3                         /Textbooks3  | 
                      
                      
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参考文献等1                         /References1  | 
                      
                      
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参考文献等2                         /References2  | 
                      
                      
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参考文献等3                         /References3  | 
                      
                      
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評価方法                         /Evaluation  | 
                      
学生が、講義で学んだ概念を理解しているかという基礎能力と、講義で学んだ概念を適切に用いているかという応用能力を評価する。 学期末試験100%。  | 
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関連科目                         /Related Subjects  | 
                      春学期の経営社会学aを履修し、経営社会学に関する基礎的知識を有することが望ましい。 | ||||||||||
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備考                         /Notes  | 
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到達目標                   /Learning Goal  | 
                経営社会学に関する専門知識を習得し、多文化共生を視野に入れながら近代社会が抱える諸問題や日本社会が直面する課題について分析のうえ、解説できるようにする。 | ||||||||||
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                  DPとの関連 /Relation to DP  | 
              △:幅広い教養 ○:経営分野での専門的知識  | 
            
| 回 /Time  | 
          授業計画(主題の設定) /Class schedule  | 
          授業の内容 /Contents of class  | 
          事前・事後学修の内容 /Before After Study  | 
              
|---|---|---|---|
| 1 | ガイダンス | 授業全体についての説明と「経営社会学」に関する説明を行う。 | |
| 2 | ホワイトカラー犯罪とは | 日本のホワイトカラー犯罪を研究する目的、ホワイトカラー犯罪の定義、日本におけるホワイトカラー犯罪の社会学的研究について理解する。 | |
| 3 | 大手都市銀行行員の職務犯罪 | 事件のあらまし、大手都市銀行行員の職務犯罪(出資法違反)における正当化、銀行業界の業界イデオロギー、大手都市銀行行員の職務犯罪における機会について理解する。 | |
| 4 | 大手証券会社社員の職務犯罪 | 裁判の傍聴記録と事件のあらまし、大手証券会社社員の職務犯罪(業務上横領の共犯と詐欺)における正当化、証券業界の業界イデオロギー、大手証券会社社員の職務犯罪における機会について理解する。 | |
| 5 | 大手製紙会社会長の職務犯罪 | 大手製紙会社会長の職務犯罪(特別背任)における正当化、大手製紙会社のイデオロギー、創業家による大手製紙会社の支配、大手製紙会社会長の職務犯罪における機会、ワンマン主義と意志について理解する。 | |
| 6 | オリンパスの組織体犯罪 | オリンパスの組織体犯罪(有価証券報告書の虚偽記載)における正当化、現代資本主義社会のイデオロギー、「会社それ自体」が物象化された経済について理解する。 | |
| 7 | 東芝の不正会計 | 事件のあらまし、東芝の経営指示、東芝のイデオロギー、グローバル資本主義について理解する。 | |
| 8 | 日本大学アメリカンフットボール部悪質タックル事件 | 事件のあらまし、日本大学アメリカンフットボール部悪質タックル事件における正当化、日本大学アメリカンフットボール部のイデオロギー、監督の大学内における絶大な権力、独裁主義や勝利至上主義と意志を理解する。 | |
| 9 | 正当化 | 社会学における正当化の研究、ホワイトカラー犯罪における正当化の研究、 正当化の定義について理解する。 | |
| 10 | イデオロギー | マルクスのイデオロギー論、エンゲルスのイデオロギー論、マンハイムのイデオロギー論、アルチュセールのイデオロギー論、イーグルトンのイデオロギー論、イデオロギーの定義、正当化とイデオロギーについて理解する | |
| 11 | ホワイトカラー犯罪の分析のまとめと対策 | これまでのホワイトカラー犯罪の分析を振り返り、まとめを行う。また、まとめに続けて、ホワイトカラー犯罪への対策を考察する。 | |
| 12 | 住宅会社社員の働きすぎ | 働きすぎの定義、働きすぎの現状、住宅会社社員のプロフィールと働きすぎ、働きすぎの住宅会社社員の働く動機、働きすぎと「自発」「同意」、働きすぎの住宅会社社員の働く動機のよりどころ、まとめ。 | |
| 13 | 旅行会社社員の働きすぎ | 動機、旅行会社社員の働きすぎと働く動機、イデオロギーと業界イデオロギー、働きすぎの旅行会社社員の働く動機のよりどころである旅行業界の業界イデオロギー、まとめ。 | |
| 14 | まとめ | これまでの授業全体を振り返り、まとめを行う。 |