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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2025/09/09 現在/As of 2025/09/09 | 
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                  開講科目名 /Course  | 
                経営意思決定論b/MANAGEMENT DECISION-MAKING(B) | 
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                  ナンバリングコード /Numbering Code  | 
                    22-3024 | 
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                  開講所属 /Course Offered by  | 
                経済学部経営学科/ECONOMICS MANAGEMENT | 
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                  ターム・学期 /Term・Semester  | 
                2025年度/2025 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER | 
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                  曜限 /Day, Period  | 
                水1/Wed 1 | 
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                  開講区分 /semester offered  | 
                秋学期/Fall | 
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                  単位数 /Credits  | 
                2.0 | 
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                  学年 /Year  | 
                3,4 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                鈴木 淳 | 
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                  遠隔授業科目 /Online Course  | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
|---|---|
| 鈴木 淳 | 経営学科/MANAGEMENT | 
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授業の目的・内容                         /Course Objectives  | 
                      
経営では様々な局面で解決すべき問題が生じ、解決策を選ぶために意思決定が求められます。このとき、経営をシステムとしてとらえ、多様な価値基準を統合してシステム的なアプローチをとることで、最適性の保証はないものの効果的に意思決定を支援できる場合があります。 この授業では、階層分析法、包絡分析法、TOPSIS法、問題解決プロセス、意思決定支援のための情報システムなどを学修し、練習問題を解くことやグループ討議などで理解を深めます。また、イノベーションを起こすための組織と意思決定のあり方について参考資料を基に考察します。これらは学位授与方針にある「資本の効率的な運用を目的とする経営意思決定」と「社会にあふれる膨大なデータから意味のある情報を取り出して、プログラミングを活用して集約することにより問題解決につなげる能力」を身に付けるためでもあります。教育課程の編成・実施方針(CP)において、専門教育における学科専門科目の1つであり、経営学と数学および情報関連科目の基礎を理解した上で、コンピュータを活用した経営意思決定について学ぶ応用的な科目です。  | 
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授業の形式・方法と履修上の注意                         /Teaching method and Attention the course  | 
                      
対面授業を基本とします。PowerPointを用いた講義の後、課題が出題され、授業への取り組み状況や理解度が確認されます。課題ではExcelを使用する計算問題が出題される回があり、Word文書形式ファイルやExcelブック形式ファイルの提出が求められる場合があります。質問がある場合は授業時に質問するようにしてください。授業後になるときは担当教員へ電子メールを送ってください。計算問題などの課題について次回に解説を行うことがあります。連絡、講義資料の配布、課題の出題と提出、提出へのコメントにはmanabaを使用する予定です。提出後もmanabaと次回授業時に教員からのフィードバックがあるかどうか確認してください。 | 
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事前・事後学修の内容                         /Before After Study  | 
                      
事前に講義資料を読んで予習してください。計算問題がある場合は実際に計算してみましょう。不明な点や質問したい事項を整理しておくことが好ましいです。時間の目安は2時間です。 事後に講義資料、講義内容、授業中の練習問題などを復習してください。学んだ内容を説明できるように重要事項をまとめておくことが望ましいです。授業中に計算問題が出題されたときは、数値が違う問題が出題されても計算できるよう十分に学修してください。時間の目安は2時間です。  | 
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テキスト1                         /Textbooks1  | 
                      
                      
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テキスト2                         /Textbooks2  | 
                      
                      
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テキスト3                         /Textbooks3  | 
                      
                      
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参考文献等1                         /References1  | 
                      
                      
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参考文献等2                         /References2  | 
                      
                      
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参考文献等3                         /References3  | 
                      
                      
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評価方法                         /Evaluation  | 
                      毎回の授業で出題される課題への提出内容と水準50%(提出回数だけでなく内容も評価対象になります。計算問題では答が間違っていたり計算過程の記述が不十分であると減点対象になります。記述問題では分量や説明の前提、経緯、結論、参考文献や資料などが必要かつ十分に記述されているか、論旨の現実性があるかなどが評価対象になります)。期末試験50%。 | ||||||||||
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関連科目                         /Related Subjects  | 
                      受講要件はありませんが、コンピュータ入門、経営学、研究・開発マネジメントの事前履修が望ましいです。 | ||||||||||
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備考                         /Notes  | 
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到達目標                   /Learning Goal  | 
                経営意思決定に関する専門知識を習得し、意思決定プロセスにおける様々な問題要素を分析のうえ、個人あるいは組織にとって最も合理的な意思決定ができるようにする。 | ||||||||||
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                  DPとの関連 /Relation to DP  | 
              △:幅広い教養 △:経営分野での専門的知識 ○:情報分野における専門的知識  | 
            
| 回 /Time  | 
          授業計画(主題の設定) /Class schedule  | 
          授業の内容 /Contents of class  | 
          事前・事後学修の内容 /Before After Study  | 
              
|---|---|---|---|
| 1 | ガイダンスと序論 | 授業の概要、講義資料と参考文献、授業計画、授業の進め方、成績評価について説明し、この科目では経営意思決定のためのシステム的なアプローチを学ぶことを確認する。次回以降で必要になる幾何平均を演習する。 | 意思決定とシステム的アプローチの概観を事前学修する。システム的アプローチと幾何平均について事後学修する。 | 
| 2 | 階層分析法による多基準評価 | 階層分析法を用いた意思決定について、例題を用いて与えられた価値基準から定量化する方法を学ぶ | 多基準評価と階層分析法について事前学修する。一対比較が与えらえた場合の階層分析法の計算について事後学修する。 | 
| 3 | 階層分析法とサービス選択問題 | 階層分析法を用いた意思決定について、例題を用いて個人の価値基準を感覚から定量化する方法を学ぶ | 階層分析法での一対比較と重要度、総合得点の計算について事前学修する。 自分の感覚で一対比較をした場合の重要度と総合得点の計算について事後学修する。  | 
              
| 4 | 表計算アプリを用いた階層分析法 | 表計算アプリを用いた階層分析法の計算手順を実習する | 表計算アプリでの幾何平均の計算について事前学修する。 表計算アプリを用いた階層分析法の計算手順について事後学修する。  | 
              
| 5 | 包絡分析法による多基準評価 | 包絡分析法の概要、前提、数値例を用いた説明、効率性計算のための分数計画モデルと線形計画モデル、意思決定に果たす役割について学ぶ | 多基準評価と包絡分析法、線形計画法について事前学修する。 包絡分析法と線形計画法を用いた効率性計算について事後学修する。  | 
              
| 6 | TOPSIS法による多基準評価 | TOPSIS法の概要、前提、数値例を用いた説明、意思決定に果たす役割、表計算アプリによる計算実習について学ぶ | 多基準評価とTOPSIS法について事前学修する。 TOPSISと理想解類似性計算と順位付け法について事後学修する。  | 
              
| 7 | 問題解決プロセス(1) パラダイムと問題構造 | 問題解決と意思決定の関係、問題解決の構造的分析、外部環境変化とパラダイムの役割、構造的問題と非構造的問題、今後の問題解決法の展望について学ぶ | パラダイムと問題解決、意思決定について事前学修する。 外部環境変化と問題解決の変化、構造的問題と非構造的問題について事後学修する。  | 
              
| 8 | 問題解決プロセス(2) 組織階層と解決過程 | 問題発生の組織階層レベル、問題解決過程、 問題解決と意思決定の構図、 問題解決力向上について学ぶ | 組織階層、問題解決過程について事前学修する。 問題発生の組織階層レベル、問題解決過程、 問題解決と意思決定の構図、 問題解決力向上について事後学修する。  | 
              
| 9 | 問題解決アプローチの分類 | 
                固有工学的アプローチ、行動科学的アプローチ、組織的アプローチ、情報システム的アプローチ、数理・情報工学的アプローチを学び、身近な問題解決を考える | 問題解決アプローチについて事前学修する。 現実の施設の問題解決のためのアプローチについて事後学修する。  | 
              
| 10 | 経営情報システムと組織の意思決定 | 経営情報システムとは、構造的決定と非構造的決定、組織のダイナミクス、意思決定とリーダーシッププロセス、意思決定と情報、情報システムと問題解決について学ぶ | 経営情報システムと意思決定について事前学修する。 構造的決定と非構造的決定、組織のダイナミクス、意思決定とリーダーシッププロセス、意思決定と情報について事後学修する。  | 
              
| 11 | 経営情報システムによる意思決定支援 | 意思決定支援システムの目的と基本構造、 エキスパートシステムの目的と基本構造、エキスパートシステムから機械学習への移行について学ぶ | 意思決定支援システム、エキスパートシステムについて事前学修する。 意思決定支援システム、 エキスパートシステム、機械学習への移行について事後学修する。  | 
              
| 12 | 意思決定と地域や人的なネットワーク | 地域活性化を例にとり意思決定について地域や人の関係から多面的にとらえることを考える | 指定された2つの資料を読んで比較し事前学修する。 地域活性化を例にして価値基準と意思決定の多面性について事後学修する。  | 
              
| 13 | イノベーションと多様性 | イノベーションを起こすための組織のあり方として、イノベーションの本質、多様性と創造性、リーダーシップ概念、ネットワーク密度と技術の目利きなどについて学び、考える | イノベーションと多様性について事前学修する。 イノベーションと組織のあり方について事後学修する。  | 
              
| 14 | イノベーションと意思決定プロセス | イノベーションを起こすための非線形で柔軟なプロセス、イノベーションを起こせるリーダー、イノベーティブな組織の作り方などについて学び、考える | イノベーションとステージゲート法について事前学修する。 イノベーションと意思決定プロセス、リーダーシップ、組織作りについて事後学修する。  |